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2008年05月23日

「今の農政では日本農業がダメになる」と異口同音に


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 今、来月22日(日)に予定している共産党福島県委員会主催の「日本農業の再生を考えるシンポジウム」のご案内をしています。

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 きのうは、宮本しづえさん、佐藤地区委員長と共に、会場をお借りする県農業騒総合センター(郡山市日和田町)で岡所長さんにお会いし懇談。また、郡山市農協でも鈴木理事に応対して頂きました。

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 今年の春、共産党が発表した「農業再生プラン」のポイントを宮本さんが説明し懇談。共産党は、農産物の価格保障と所得補償を組み合わせて農業を守ること、各国の「食料主権」を守ることを話すと、「ほおっ」といわれました。

 自民党農政の下で、食料自給率が39%まで下がっていること。世界で始まっている食料不足の問題、生産費を下回っている米の値段や減反政策などでも認識が一致。
 
 岡所長さんからは、民友新聞の農業ふくしまに、07年4月~08年3月までの1年間、所長さんが書いた連載コラム「農とくらしの風景」のコピーを頂きました。

  きょうも赤旗新聞の配達の中で、シンポの案内をしながら農業問題にふれると、みな異口同音に、「今の農政を続けていたら日本の農業はダメになる」とはっきり言われました。

 ぜひ、みなさんも参加して、ご一緒に日本の農業・食料を考えてみませんか。入場は無料です。

2008年05月20日

『九条の旗がぼろぼろにされようと、この旗は離さない』                   県内99番目の「九条の会結成のつどい」で品川正治さん

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 19日、福島市で県立学校退職教職員九条の会結成のつどいが開かれました。私は、この記念講演に参加。講師は、経済同友会終身幹事の品川正治さんでした。

 品川さんは1924年(T13)生まれの84歳、私の父と同じ年齢です。低いけれどよく通る声で、「戦争、人間、そして憲法九条」をテーマに、人間のこと、その人間をかえてしまう戦争、憲法九条への熱い思いを、会場いっぱいの参加者に向けて語られました。

 日本国憲法は「人間の目でつくられた憲法」、他国の憲法は「国家のためにつくられた憲法」で、日本のような憲法は世界に例がないといいいます。それができたのはなぜかを解き明かし、「自分はどちらに立つのか」をはっきり自覚してもらいたいと。

 外地の戦場で爆弾の破片が足にささり傷を受けた自らの体験と、戦後、新憲法の第九条に「戦争放棄」が書き込まれたのをみたときの喜び。あの時、国民は新憲法を歓呼して迎えたが、私もその1人だった。「おしつけ憲法」をいう人たちは、戦争をすすめたり、すすめたい人たち。

 講演で憲法九条への想いを話すようになったのはここ数年前からで、外務省職員を前に講演したとき、1人が「行政の立場では意にそわないこともあって苦しかったが、1つだけできることがある。それは主権者としての1票がる」と発言したら、期せずして会場から拍手が沸いたというエピソードも。

 話は経済問題にも及び、非正規雇用などを生み出している雇用問題、日本の資本主義とアメリカの資本主義、サブプライムローンなど一握りの大金融資本に左右される世界経済。経済も「人間の目でみる」ことが必要であると強調されました。 

 「教育、医療、福祉、環境、農業」は、人間の努力なくしてはできないものばかり。決して市場にまかせにしてはならない。それが政治の役目と。いろんな意味で勇気づけられた講演でした。

2008年05月18日

中国四川省の大地震と前進座の「怒る富士」

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 17日、恒例になった前進座5月国立劇場公演の観劇ツアーに郡山パルのみなさんと行ってきました。今年は、新田次郎原作の「怒る富士」(いかるふじ)で、5月11日~24日まです。

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 1707(宝永4)年に富士山が噴火し、山麓の村は壊滅状態に。折しも、今月12日に起きた中国四川省のM7.8(きょう8.0に訂正された)の大地震の被災地とダブリます。

 幕府は関東郡代伊奈半左衛門に被災地代官の兼務を任命。河川改修も命じます。しかし、幕府は「天災だから」と途中で支援を削減し、村を亡所とし見捨てようとします。

 半左衛門は、百姓たちを励まし、共に命を賭して何度も幕府に支援を求め、よういやく1日1合の米が支給されますが、それも短期間のくりかえし。将軍が代わるとこれも打ち切られます。

 ついに、村民が反撃に立ち上がろうとするのを抑え、半左衛門が幕府に直訴。半左衛門は、役人の悪事を暴きつつ、冷たく退けようとする役人の長い袴の裾をつかんでなおも粘り、声を振り絞って村民の窮状を訴えます。

 結局、要求は退けられたのですが、感動した駿府代官能勢権兵衛が、法を破って幕府の米倉を開き被災地に米5000俵を送ります。被災地のために命をかけた半左衛門の行動と言動が、「役人の良心」に灯をともし、彼に協力します。しかし、半左衛門は責任をとり自害するのです。

 主演の嵐圭史さんから「特に、忙しい議員の方にこそぜひ見てほしい」といわれましたが、政治や議員の根本は何かを考えさせるものがあるからでしょう。私も元気が出ました。

2008年05月16日

大阪老舗の「くいだおれ」が7月で閉店

kap080513-kuida.jpg                                   【シンボルの太郎ちゃんも7月でみられなくなるのでしょうか(佐藤県議と)】

 総務委員会の視察で大阪に宿泊。夕食会場はなんと大阪名物の老舗食堂「くいだおれ」でした。私も先日テレビで、シンボル人形の太郎ちゃんとおかみさんが、大勢のファンの前で閉店を決めたニュースを見たばかりでした。まさか、そこで食事をとるとは知りませんでした。

 会食中におかみさんが挨拶においでになったので、7月で閉店になるわけを尋ねたところ、「建物の老朽化です」といいながら、「創業60年、親の代からで私が2代目。私たちも老朽化しまして」などとユーモアを交えつつも「時代の変化ですね」と話されました。

 福島の農産物についても話が広がり、おかみさんからは米でも野菜やくだものでも、大阪で売れるようにするにはネーミングにひと工夫がほしいとのこと。

 ここに知恵をしぼってはとのご指摘にみな納得。でもそれが難しいところ。どなたか、福島のおいしいお米にぴったりのネーミングを考えてみては。

kap080513-kui-kami.jpg                              【「くいだおれ」代表のおかみさんと】


 余談ですが、太郎ちゃんの顔はおかみさんとそっくり。どうやらモデルはおかみさん?

2008年05月15日

総務委員会の県外視察で和歌山、大阪、滋賀県へ

kap080515-shiga.jpg         【滋賀県議会】

 13~15日の3日間は、議会総務委員会の県外視察でした。今回は、行・財政改革や公立法人大学について、和歌山県と滋賀県、滋賀県立大学などを調査。大阪の県出先事務所も調査しました。

 和歌山県では入札改革について調査。福島県のあとに知事をめぐる談合事件が発覚した同県のとりくみは興味をもって臨みましたが、今年6月から本格試行なので、わが県の方が一歩早く取り組んでいるようです。ただし、"ゆり戻し”もありましたが。

 どの県も財政運営には頭を悩ましているようですが、これは小泉構造改革による「三位一体改革」と、骨太の方針2006で示された国の「収支均衡型の地方財政」を強いているのが大きな要因です。
 
 さらには、90年代に政府誘導ですすめた対米公約によるこ大型公共事業によるツケが、地方財政を苦しめているのも共通しています。国はその反省もせず、地方にその責任をとらせようとしています。

 したがって、各県は緊縮財政にこれつとめ、事務事業の見直し、人件費削減と議員も含めた給与削減、使用料・手数料の値上げ、県民税収の収納率強化に走っています。結局、そのしわよせは、県民や市町村、職員へ向けられているのです。

 滋賀県では、今年4月から福祉予算を削減し県民への負担増を提案しようとしましたが、議会が反発。結局、元に戻す修正案が可決されたとか。

kap080514-shigaken.jpg                            【大学法人滋賀県立大学】

 しかし、国は、空前の儲けをあげている大企業には法人税減税し、軍事費を聖域扱いで、義務負担のない"思いやり予算”まで負担していますが、そこには一向にメスを入れようとしません。

 自民・公明政権の逆立ち政治を正す、この根本を見据えて、地方自治体も県民も力を合わせるときです。それをあらためて感じた3日間でした。

2008年05月12日

母の日、娘たちから花のプレゼント


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 11日の母の日、今年も娘たちから花が送られて来ました。私自身は自分の母に何もできませんでしたが。

小名浜港のガントリークレーンが突風で故障していた!

kap080512-onaha.jpg                             【手前がガントリークレーン、後方が多目的クレーン】


 いわき市小名浜のコンテナ船専用の大剣埠頭で、コンテナを荷揚げするガントリークレーンが、今年2月下旬に発生した30mの突風によって橋脚の一部が破損し、8月まで使用できなくなっていることが判明しました。

 5月の連休前に地元紙が報じたものですが、先週県議団で県土木部から聞き取りをしました。状況はわかりましたが、一番の問題は、「なぜこの情報をすみやかに議会に知らせなかったか」です。

 開会中の2月県議会で、いくらでも知らせる機会があったはず。先日のトラハイ工事のボックスカルバートのひび割れも3月中旬に判明していたのに、これも2月議会中なのに何も知らせずでした。

 県の情報提供のあり方が問われます。まさか土木部全体の体質でしょうか。県民の「安全・安心」にかかわる情報は、すみやかに公表すべきです。

  ところで、大剣ふ頭は98年に供用開始で、当時約10億円の多目的クレーンも設置されています。しかし、この多目的クレーンは少しの風でもあおられると荷物がくるくる回転して使い勝手が悪く、現場から不評だったため、2000年あたりに今回破損したガントリークレーンを設置しました。

 これは神戸港で震災被災した中古のガントリークレーンで、数億円で設置。中古とはいえ使い勝手もよく使用頻度は断然多かったようです。

 耐用年数からみてもこのままいつまで使えるのかも疑問です。この際、東港に42億円(08年度)を計上を見直し、既存の小名浜港整備にお金をかけるべきと思いますが。

2008年05月08日

国連の「子どもの権利条約」を活かした子ども観を県政でも

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 8日、県議団会議。打ち合わせが終わった午後に、子どもの権利条約を活かそうとNPOを立ちあげておられる県立医大看護学部講師の立柳先生が見えてお話を伺いました。

 県内の子どもが置かれている現状や児童虐待事件、最近の少年犯罪などにも話が及びました。

 そもそも子どもが育つ環境はどうあるべきか、これは、国連の子どもの権利条約の勧告にある4つの基準にあてはめて分析してみることが大切とのこと。

 また、子どもというと、たいがい乳幼児を対象にする人が多いが、実は18歳までが子どもであり、少年期、高校生までの子どもたちを対象に考えるべきとの指摘に、納得です。

2008年05月06日

郡山スポーツ民謡創立40周年祝賀会に招かれて

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 今年郡山スポーツ民謡協会が創立40周年を迎え、6日のきょう記念祝賀会が開かれ、私も来賓として出席させていただきました。吉田岳夫会長が最初に立ちあげた故鈴木博前会長のことに触れながら会を代表して挨拶されました。

 スポーツ民謡とは、民謡に合わせて、スポーツの要素を取り入れて踊るもので、「誰もが、どこでも、気軽に楽しめる」生涯スポーツとして市民権を得ています。

 各地域に支部があり、そのほとんどが女性たち。後期高齢者といわれる年齢も方もかなりいますが、みなさん輝いて美しい。

 私も新緑のさわやかな今の季節をチャンスに、何か一人でもできるエクササイズを始めようかと思いました。

kap080506-152430.jpg                                 【デジカメを忘れケイタイで撮ったので、私はピンボケですが芝桜はきれいでしょ】


 午後は、夫と平田村の芝桜を見にドライブ。ちょうど、今が見頃でした。この季節に見たのは初めてでしたが、蓬田岳の中腹に広がる芝桜は結構広く、遠くの山並みの眺望もすばらしい所です。

2008年05月03日

61回目の憲法記念日                                     街頭宣伝と100回目の署名行動に参加


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3日、午前中は3人の市議団とともに街頭宣伝を行い、市内を駆けめぐりました。

 そのあと、みんなで憲法を守る郡山共同センターの憲法署名行動に合流。郡山共同センターは、駅前で毎週土曜日、雨の日も風の日も続けてきょうで100回目。署名数もちょうど100筆でした。

 「継続は力なり」。全国のこうした草の根の力が、改憲を許さない大きな力になっています。アメリカの圧力に屈せず、世界の宝「憲法9条」を守ることは、人権や民主主義を守ることにもつながります。

 午後は、憲法を守るつどい参加。イラク戦争の実態を伝えるドキュメンタリー映画が上映されました。米軍が投下した劣化ウラン弾やクラスター爆弾、不発弾によって、子どもたちが苦しむ様は涙なくしては見れません。戦争がもたらすむごさと怒りを覚えます。

2008年05月02日

メーデー郡山地区集会

 5月1日メーデーは、労働者の祭典ともいわれますが、休日になっていないため平日の集会に参加するのもたたかいです。

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 郡山集会は、開成山公園内の野外音楽堂のステージで行われ、その後郡山駅まで4km近い道を元気にデモ行進しました。

 前日には国会で道路特定財源の財定税率を10年間延長する法案が、自民・公明政権によって再議決が強行されたばかり。


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 ガソリン税がまた値上げされたことや、4月からの後期高齢者医療制度がスタートし、怒り爆発という中で開かれたメーデーです。郡山市議会の政務調査費を考える会の特別報告もありました。

 デモ行進で「お年寄りいじめは許さないぞ~」とのシュプレヒコールに、沿道にいた女子中学生たちも手を振って応えていました。

 夜は、別の実行委のメーデー集会へ。ここでも共産党を代表して挨拶。、マクドナルドの店長として働いている青年が、「名ばかり管理職」問題でたたかっているようすを、管理職ユニオンの方と共に集会で訴えました。