« 2008年05月 | メイン | 2008年07月 »

2008年06月28日

「蟹工船」ブームをNHKも放映

 26日、たまたま朝のNHKテレビを見ていたら、若者に広がる「蟹工船」ブームを特集していてびっくり。今やミリオンセラーになった小林多喜二の蟹工船。

kap080629-tv1.jpg


 NHKでは、2人若者に焦点をあてて紹介しました。不正経理をやれといわれて「嫌です」と断ったら解雇された女性は、書店で見つけて読んだのがこの本だったと。今は同じように苦しんでいる若者の雇用相談にのっている労働組合の手伝いをしています。

kap080629-tv2.jpg

 もう1人は、フリーターの若い男性。生活保護者の相談にのる手伝いをしています。「「蟹工船」では人が協力し合うが、自分ではできないと思っていた。でも他人に優しくする、他人への想像力を働かせることができるようになった」と若者同士の仲間をづくりしています。

kap080629-tv3.jpg


 就職氷河期にあたって、正規の仕事がない今の青年たち。労働者派遣法ができて青年が使い捨てにされるいまの社会。「蟹工船」は、こうした若者に新しい力を与えているようです。
 
 NHKの取り上げ方もそこに丁寧に焦点をあてていて評価します。

2008年06月23日

農業・食料再生で熱いバトル、共産党主催の「農業シンポ」


kap080622-nou.jpg

 22日、県の農業総合センターで開かれた党県委員会主催の「日本農業の再生を考える」シンポジウムには、会場いっぱいの250人が参加者でうめつくされました。

 シンポジストは、JA福島中央会農業対策部長中島精一さん、県生協連会長熊谷純一さん、(有)みずほ郡山ライスセンター代表取締役柳田勝さん、そして、党参議院議員紙智子さんの4人。コーディネーターは党県国政対策委員長宮本しづえさんでした。
 
 JAの中島さんは、「減反を推進している側の中島です」などと自己紹介し、会場を沸かせながらも、農も協の現状など発言。生協の熊谷さんは中国からの輸入餃子事件の当事者だったこともあって私も興味をもって聞きました。

 柳田さんは、60haも米を作っているが、田んぼがあちこちに散らばっているので、水の管理は大変。日本は大規模農業は合わないと指摘。複合経営だからなんとかやっているが、米価下落で大変厳しいと。 紙参議院議員は、党が3月に発表した「農業再生プラン」の中身で発言しました。

 参加者からは、「減反をやれと大豆を奨励しているが、中通り地方は粘土質で合わない。適地適材を考え、飼料用米などをもっと奨励すべき」との意見に、私も「そのとおり」と思わず声をかけてしまいました。

 こんなやりとりをする中で、最後にシンポジストからも「農業・食料の再生のために頑張ります」との決意が披露されて大きな拍手に包まれました。

2008年06月21日

エネ協で原発の「維持基準」導入を多数で強行の動き

kap080620-ene.jpg
【エネ協で保安院や東電側に説明を求める宮川県議】

 20日に開いた県議会のエネルギー政策議員協議会は、原発立地町からの要請を受けて、原発の「維持基準」を導入是非について協議。

 新潟の震災を受け耐震対策について説明を求めましたが、こちらはまだ中間報告されたばかりなので、今後の推移をみていくことになりそうです。

 今回のメインは、02年8月に発覚した東電の不正事件を受けて、県議会は9月県議会で維持基準の導入見合わせや保安院を推進機関から分離することも含め、10項目の意見書を全会一致で国に提出しています。

 原発立地町が維持基準導入を求める背景には、町の財政事情が悪くなっていることがあるようですが、財政が厳しいのは原発立地町だけの問題ではないはず。

 今回、自民党は、東電と事前に説明を受けるなどして、維持基準導入の方向を決めてエネ協に臨んだようですが、エネ協ではほとんど発言はありませんでした。導入反対の立場で発言したのは、宮川議員と社民党の議員だけ。

 ところが、終了後に理事会を開き、強引に導入に持ち込む動きもありましたが、次回に持ち越しとなり、そこで何らかの意見集約をする方向です。

 維持基準は、原発の機器に多少ひび割れがあっても、検査して大丈夫と判断すれば運転を続けるというものです。03年に法改正されてわが県以外の原発では導入されています。

 しかし、福島県の原発は30年以上もたつ老朽原発が、10基のうち5基もあるのです。こういう古い原発を多少のひび割れがあっても運転させて今後さらに30年も酷使すればどうなるのか。ここが、他の原発とは全く違う点です。

 維持基準導入で県民の安全・安心を確保できるのでしょうか。私はとても責任もてません。皆さんのご意見を県議会にぜひおよせ下さい。

2008年06月18日

原発県連と「維持基準」導入は問題ありと県・議長へ                      年少者の放射線管理区域内就労で東電へ抗議

 18日は、原発の安全性を求める福島県連絡会のみなさんと、配管や制御棒などに多少のひび割れがあっても取り替えずに運転を継続できる「維持基準」を福島原発で認めよという、原発立地町からの要請を県や県議会が受けるべきでないと申し入れを行いました。

 20日に開くエネ協を前に、自民党は維持基準導入の方向を固めたとの情報が伝わっていますが、県議会各会派の態度が注目されています。

kap080618-ken.jpg


 早川代表が担当部の県生活環境部へ申し入れ書を手渡し、意見交換。このあと、遠藤議長にも同様の申し入れを行いました。

kap080618-giti.jpg

 遠藤議長は、「02年の東電の不正事件を受けて、県議会が同年10月国へ提出した10項目の意見書の立場は今日もいきていると認識しているし、維持基準導入ありきでなく、県民の安全・安心が前提なのはいうまでもない」と応じました。

kap080618-touden.jpg

 東電は、同時刻に、国の原子力保安院に対し、東芝の下請け会社が18歳未満の年少者を放射線管理区域で就労させた問題について報告したとのこと。その内容について説明を求めました。

2008年06月16日

東北を襲った震度6強の大地震

 岩手・宮城地震080613.JPG
【地震の大きさを1面トップで報じる、15日付福島民友と赤旗】

 東北地方で「2008年岩手・宮城内陸地震」と名づけられた震度6強、M7.2、震源の深さ8キロの大地震が発生。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。いわき市の海岸では、つりをしていた男性が土砂崩れに巻き込まれ1人亡くなりました。

 12日の土曜日午前8時43分は、ちょうど自宅でNHKテレビをみていた時でした。週間テレビニュースを放送中、突然「緊急地震情報」が入ってきました。アナウンサーもちょっとあわてた様子。

 私はまた訓練かな思いましたが、いつもより高い音で知らせたので、今回は本物だと思う間もなく、わが家がグラグラと横揺れが。郡山は震度4でした。震源地や周辺では、道路が大きく陥没し寸断され、孤立した集落も。温泉旅館は、土石流に呑み込まれ死者が出ました。

 これを書いている今また地震です。中国四川省の大地震からわずかな期間で、日本列島で再び地震が起きるとは。地震学者が警告しているように、日本列島が地震の活動期に入ったといって間違いないようです。

 6月県議会は24日からですが、今週20日には、地元立地町から「維持基準導入」の議論再開の要請を受けて、エネルギー政策議員協議会が開かれます。

 30年、あるいは30年以上もたつ老朽原発を5つもかかえる福島原発で、多少のひびがあっても運転を続ける「維持基準」を導入してよいのでしょうか。

 また、刈羽原発震災を受けた原発の耐震対策はどう見直しされたのか。この2項目について、東電と保安院をよんで説明を求めます。宮川議員を先頭に、県民の安全・安心確保の立場でただす予定です。

 

2008年06月13日

演鑑で「狂言」を観劇

狂言.jpg
【パンフから~「濯ぎ川」】  

 12日夜は、郡山演劇鑑賞会の例会で狂言を観劇しました。茂山千五郎家の狂言で、曲目は3つ。「蝸牛(かぎゅう)」、「附子(撫す)」、「濯ぎ川(すすぎかわ)」でした。

 始まる前に約10分間、役者の方が狂言について説明。舞台装置は、ほとんどないのは、音は全部役者が口で表しことや、役柄についても自分で名乗ります。場面が変わるときにも、せりふに入っているので、あとは観客が想像しながらみるというわけです。

 そんな説明を聞いてから観ると、とっつきにくいせりふ回しもよくわかるから不思議です。せりふばかりか、おかしなしぐさ、話の面白さに大いに笑いました。

 知り合いの元学校の先生たちが、「昔学校公演で観て以来だな」というのを聞いて、小学生のときにみた舞台公演を思い出しました。今の子どもたちは、こういう文化活動の時間は学校で保障されているのでしょうか。大人になってからもなかなかです。私も毎回観られるとは限りません。

 秋葉原で殺傷事件を起こした青年をみても、いまの青年たちがどんな環境で生きてきて、心豊かにするナマのこうした文化に触れる機会は十分あったのかどうか。バーチャルな世界でしか生きられず、就職しても派遣などの非正規雇用にしかつけなかったことも含め、いろいろ考えさせられます。
 

 

 

2008年06月11日

大玉村で農業シンポの案内

 IMGP3477.JPG

11日、大玉村の須藤軍蔵、武田悦子議員、佐藤地区委員長とともに、22日の農業シンポのお誘いで大玉村役場とJAみちのく安達大玉支所を訪問しました。

 大玉村では村長が不在のため副村長と懇談。副村長は郡山の米どころ三穂田町出身ということで、減反政策について大いに意見交換できました。

 また、党の農業再生プランを示し、自給率50%をめざすと言ったら、「ここ大玉村では70%以上じゃないと村長も怒ると思う」といわれ、なるほどです。浅和村長は、農業についての深い見識の持ち主でした。

 JAでは、渡辺支店長と懇談。ここでも自民党農政への厳しい意見もありましたが、「食料・農業の再生問題は党派を超えてやれる問題では」といわれました。

みちのく安達JAと0806011.JPG

 私たちも党の再生プランを土台にして一緒に再生のため力を合わせましょうと呼びかけ、シンポへの参加をお願いしてきました。

2008年06月08日

中田町の直売所、海老根町内球技大会

kap080606-nakata.jpg kap080606-nakata-kuma.jpg
【中田町生産物直売所は、県道小野郡山線から見える高いやぐらを目印に】     
 
 中田町の話題を2つ。
 
 きのうは、今年5月に正式オープンした中田町下枝にある直売所へよってきました。入り口で、採ってきたばかりのフキを束ねていたのは地元の熊田さん。新鮮なフキの香りでいっぱい。1束100円で売るそうです。

 店内には竹の子、地元のきゅうりやメロン、アク抜きに使う小さな銅版まであります。手作り民芸品、ブルーベリーソースなども。私は、季節感漂う菖蒲とよもぎの葉セットを求めました。定休日は月曜日で、毎日朝10時~夕方6時までオープンしています。

海老根球技大会080607.JPG
【会場の海老根小の校庭で。エビネの文字のつつじが満開でした】

 また、きょうは、海老根地区の球技大会に招かれました。今年で29回目。海老根小学校の校庭と体育館でソフトボールやバレーボール、高齢者の玉入れなどが地区対抗で行われます。

 海老根小学校は、児童数が少なく小さな小学校ですが、なんでも地域みんなで支えあいます。そうした取り組みがあってか、校長先生から今年海老根小が環境大臣表彰を受けると紹介されると、大きな拍手に包まれました。

 海老根和紙づくりを通した地域環境保全功労賞に輝いたとのこと。今年も海老根和紙を使った「秋蛍」は、橋歌舞伎と同時期の9月に開かれる予定です。皆さん、ぜひ中田町へお出かけ下さい。

 

2008年06月07日

須賀川新婦人のフリーママサークルが                            児童扶養手当について県へ要望


kap080608-suka.jpg

 5日夕方、須賀川新婦人の母子家庭の仲間でつくるフリーママサークルの代表2人が児童扶養手当の手続に関する要望書を県へ提出し、私たちも同席しました。

 この間、国の児童扶養手当を削減する動きがあり、須賀川の新婦人のみなさんも厚労省にもでかけて交渉するなど、廃止・削減撤回を求めて頑張ってきました。

 その運動が実って大幅な削減はなくなりましたが、そのかわりに毎年、就労証明書かその活動証明書をつけることが義務づけられました。この書類が面倒で、また実態ともあわないことが今回の交渉でよくわかりました。

 例えば、就職面談しても採用はまれという中で、就労活動中の証明のためには、不採用になった会社にサインをもらえというわけです。働けない場合は医師の診断書もつけよと稲生ですが、この診断料負担も大変です。

 県の担当者でさえ、この書類づくりに閉口しているとのこと。国に事務の簡素化と負担軽減を求めることと、県内中小企業などへの周知・協力を徹底するよう、私からも要望しました。

2008年06月06日

「核兵器をなくそう」と署名をよびかけて

kp080606-syomei.jpg


 郡山原水協の6・9行動で、うすいデパート前で、核兵器廃絶の署名のよびかけを行いました。きょうは、8人が参加し1時間弱で107筆でした。

 久しぶりの署名行動で、私もマイクで署名協力を訴えました。夕方になるにつれて反応も上々。私の署名板で署名してくれたサラリーマンの男性は、「長崎出身ですから」といって帰って行きました。

須賀川市内の通学路整備で今年度も県へ要望

kap080523-kennaka.jpg
【県中建設事務所長へ要望書を手渡して】
 先月23日、須賀川市内の仁井田小中学校の通学路整備について、丸本市議や地元町内の方たちと、今年も再度県へ要望。県中建設事務所では所長と、須賀川土木事務所でも所長へ要望しました。

 道路維持予算が少ないため、簡易的な方法ですが少しずつ整備がすすみました。しかし、高速道路下のガードは幅員が狭く、中学生の自転車通学はヒヤヒヤものです。

 高速道の下にもう1つ穴を開けて歩道用ガード建設を、と要望していますが、ここが最大の難関箇所。近くにある幅広いガードの方に車を誘導させることを含め、いくつか検討してみるようお願いしました。

 ところで、会の方が子どもたちの通学路風景の写真を撮っていたら、不審者と間違われたそうですが、なんと県の土木事務所の方も同じ目にあったとか。難しい世の中です。

2008年06月05日

プロレタリア作家の小林多喜二と宮本百合子が話題に                                   多喜二の「蟹工船」が大ブーム、百合子の未完原稿発見 

蟹工船」.JPG


 今、戦前の日本共産党員作家、小林多喜二の「蟹工船」が若者の間で大ブームだそうです。新潮文庫は今週新たに5万部増刷を決めたそうですが、この2ヶ月で24万部発行とか。

 大型書店でも売り切れが相次いでいるそうですが、私も先週の日曜日、夫に買ってきてもらいました。99刷版で、値段は400円+税でした。なぜ、これほどのブームが起きているのでしょうか。

 「蟹工船」は、蟹工場と化した船上での過酷な労働と凄惨な虐待から、ついに労働者がストライキに立ち上がるまでを描いたものです。この労働実態が、現在のワーキングプアとよばれる青年労働者の過酷な実態と重なるようです。

 小林多喜二は、日本共産党員作家として、貧困を生み出す社会のしくみや、たたかいの方向をリアルに描き、こうした小説を次々と発表しましたが、29歳の若さで特高警察の拷問で虐殺されました。今年は没後75周年にあたります。

kap080605-uriko.jpg
【百合子の未発表原稿発見を報じる08・4/30付赤旗】


 同じく日本共産党員作家、宮本百合子に関する話題です。宮本百合子は、郡山市の安積開拓にあたった祖父中条政恒の孫娘。

 毎年、祖母が住む郡山の開成山に来て、貧困にあえぐ開拓農民を見て、処女作「貧しき人々の群れ」を描きました。

 その百合子の未発表作品の原稿用紙2枚が、最近、市内の書店で保存されていたのが発見されました。市が買い取って「こおりやま文学の森」に収蔵され、6月1日まで展示・公開されました。

 これは、小説「伸子」の前に書いた「黄金時代」という作品だそうで、未完成に終っています。先月、私も原稿を見学してきました。

 2人のプロレタリア作家をめぐる話題、そして資本論を書いたマルクスにも注目が集まっています。今の混沌とした時代や政治とも関係しているのでしょうか。時代が求めているのか、不思議なつがりを感じます。

2008年06月04日

新潟県の竹島県議が視察に来県

kap080604-takeshima.jpg         【竹島県議(左から2人目)を囲んで~控室にて】

 3~4日に、新潟県の竹島良子県議が視察に見えました。2度も地震の被害を受け、刈羽原発被災などで懇談しました。

政調会のあり方で議長へ申し入れ

 DSC01761.JPG

3日、知事申し入れを終えたあと、議長へ政調会のあり方についての申し入れを行いました。政調会は、各会派が、定例議会前に各部局から説明を聴取するもので、もともと各会派の自主的な活動です。

 ところが、06年12月に代表者会議で、説明は、議案に関するものだけ、執行部も主要なメンバーだけでよいとする申し合わせをしたのです。

 しかし、この間政調会で議案以外について県の説明を求めると、申し合わせを理由に政調会では説明しないとか、今回は、企画調整部と教育庁の2つが説明にもこないという事態になっています。

 議会では、議員本来の活動をもっと活発にするため、「議員基本条例」を6月県議会にも条例化する予定です。それなのに、各会派の調査活動を制限するようなことでは逆行するのではないかと指摘。

 議長は、「政調会の趣旨については、県側に徹底するようにしたい」と述べました。

2008年06月03日

6月定例議会に向けて知事へ要望

kap080603-tiji.jpg          【佐藤雄平知事と農業問題でなごやかに意見交換】


 3日、6月定例議会向けて知事へ会派の要望を申し入れました。この間の中国四川省の大地震を受けて学校や病院、木造民間住宅への耐震化の財政支援をはじめ、後期高齢者医療問題や療養病床削減問題や生活保護行政への支援を要望。

 また、農業振興については、共産党の農業再生プランを示しながら懇談。減反政策については「国の朝礼暮改どころか朝礼昼改ではないか」と知事が憤慨する場面も。食料自給率の引き上げることでは、意見が一致しました。

2008年06月02日

今年も石筵で「九条田んぼ」の田植え

 6月1日、熱海町石筵の橋本整一さんの田んぼで、「九条田んぼ」の田植えが行われました。郡山地方農民連が“守ろう米と憲法”と毎年行っているもので、今年で3年目です。

 私は、午前中安積町で議会報告会があり、駆けつけても間に合わなかったのですが、会員の後藤さんのところに寄って、おいしい地竹汁と昨年この田んぼでとれた赤米のおこわおにぎり、たらの芽のお浸しなどを、お腹いっぱいごちそうになってきました。

 あたり前にあるこの緑豊かな田園風景と静かなくらし。この日常をこわす戦争は、絶対ダメです。

2008年06月01日

ふくしま女性フォーラム主催、財政問題のパネラーで発言

kap080531-forum2.jpg                                   
【20年間にわたる消費税収入が、大企業の法人税減税に消えたパネルを示して】

 31日、ふくしま女姓フォーラムが主催で「最近の日本経済と地方財政を考える」のテーマで、私もそのパネラーとして出席。コーディネーターは、会代表の栗原るみ福島大教授でした。

 当日は、県内選出の自民党と民主党の国会議員、社民党の県議会議員、共産党の私と4人でパネルディスカッションの予定でしたが、なぜか自民党の国会議員は欠席の連絡が。私もお聞きしたいことがあったのに残念!

 栗原代表からは、「国の財政赤字の原因とその対策は?」や、「今政治で力を入れるべきことは?」などのテーマが与えられ、2時間たっぷりあったのに、あっという間でした。

 私は、税金の使い方と集め方が問題で、大企業優遇や軍事費にメスを入れれば、消費税に頼らずとも財源はあること。今の政治の緊急課題は、後期高齢者医療廃止や、青年の雇用対策、環境・農業を守るなど3つの角度から意見を述べました。 

 たくさんのパネルを準備して説明しましたが、参加者のみなさんからわかりやすかったと好評をいただきました。 

 また、会場からの質問に答えて、公務の質と労働者の生活できる賃金を守るための「公契約条例」について発言したところ、終わってからもいろんな反響をいただきました。