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2006年07月30日

障がい者5団体が補助金カット分の支援策求め         県担当グループと懇談会開催

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 29 日、郡山市内で、障がい者5団体と県障がい者支援グループとの懇談会が開催されました。主催は、きょうされん福島支部、福島県小規模作業所連絡協議会、福島県全身性障碍者等連絡会、福島県手をつなぐ親の会連合会、福島県精神障がい者家族会連合会です。5団体が県と合同の懇談会を開いたのは初めてです。

 今年6月県議会の開会日、県が県独自の小規模作業所運営費補助金を新年度から一部削減した問題で、初めて障がい者団体がそろって県庁前で大集会を開き、県に要望書を提出。今回は、その後の国や県の動向を聞くとともに、小規模作業所を中心とした制度や施策の充実を求めて開かれたものです。

 県からは、自立支援グループの伏見参事はじめ5人が出席。障がい者団体の各代表から現状や問題点が述べられたのち、約1時間にわたって会場フロアからの発言者と県とでやり取りされました。
 
 特に、知事が7月11日の定例記者会見で「9月補正予算も視野に入れて支援する考え」との報道を受け、その中身についての質問があいつぎました。しかし、県は具体的にはこれからとして回答を避けました。

 伊達市の金沢艶子さんは、7月14日付福島民友に掲載された「国と県が補助金の廃止や削減で小規模作業所が大変になっているのに、福井日銀総裁が村上ファンドに投資して1,473万円もの利益を得たニュースを聞いてびっくりした。まじめに精一杯生活している障がい者の実状を理解していない」との自分の投書を紹介し、共感の拍手につつまれました。

 そのほか、県単補助金は人件費にあてるというしばりをはずしてほしい。せめて重度加算を。法人化要件のサービス管理責任者の研修枠をもっと広げて。市町村に格差が生まれないよう県の役割発揮をなどの要望が出され、これらは県が持ち帰り検討することになりました。
                           <えつこ通信 NO.337>

2006年07月28日

「こんにちは神山えつこです」№123

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「こんにちは神山えつこです」2006年8月号を発行しました。

○№123・表面・PDF
○№123・裏面・PDF

2006年07月26日

郡山駅前大通りシンボルロード整備事業の竣工式


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 きょうは、駅前大通り(県道)の整備事業がようやく完成し、竣工式の式典に出席しました。アーケードも建替えされ、全体としてすっきりした印象になりました。

 大通りは、これまでの6車線から片側2車線の4車線になり、人が中心のまちづくりで、歩行者がゆったり行交えます。バスやタクシーのベイ(乗降)プールと荷さばきスペースが確保されました。

 駅前大通りと中心商店街は、江戸時代に奥州街道の宿場町としてにぎわった所。
「郡山の”風”を感じる劇場通り」というコンセプトは、おそらく私の知り合いの建築設計士宗像和則さんのネーミングでしょう。

 宗像さんは、私のかつてのインタビューの中で、「歴史を今に伝える一方、周辺一帯を劇場に見立て、若者たちが集るスペースや、ヨーロッパのようにオープンカフェで楽しむなど、おしゃれで味わいのある空間にしたい」と述べていました。
 
 きょうは、他にもアーケードの立替え整備で各商店の協力をえるため、何度も粘り強い話し合いを重ねるなどして頑張った方に感想をお聞きしたら、「ここの商店主は若い人は本当に少ないですよ」と・・・。

 昨年、福島県は、郊外の大型店を規制する「県商業まちづくり推進条例」を全国で初めて制定し、今年10月に本格施行されますが、そのモデル事業は郡山市で行なわれます。

 きょうは、県のまちづくり担当の石井参事も出席していたで、記念に写真をパチリ!

2006年07月24日

党県議・市町村議員と共に、あいついで県交渉と政府交渉

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20日の県交渉で挨拶する私


 本日24日、県内の議員と共に政府交渉を行いました。また、これに先立ち20日に県交渉も行っています。高橋ちづ子衆院議員と紙とも子参院議員も合間をぬって交代で出席していただきました。


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政府交渉

 要望内容は多岐にわたり、産科・小児科の医師不足や医大定員増、医療事故の第三者機関の設置、公的病院への支援、障がい者小規模作業所と応益負担問題。

 

 さらに、全国一斉学力テスト問題、原発、農業、土木、水道料金の負担軽減などを求めました。最後は国交省でしたが、私たちのあとは四国地方の党議員団が控えていたり、河川局のロビーは豪雨災害があいついでいるせいか陳情者でごった返していました。

 それにしても国は、国庫負担を減らすために「地方でできることは地方で」という態度があらわで、回答を聞いて腹が立ちましたが、実は県もその点はそっくりでした。 

 結局は、市町村と弱いものいじめです。それでも、交渉やいろいろな機会を通じて現場の声を具体的に行政に伝えることが大切だと、あらためて感じました。       
                                    <えつこ通信NO.336>

2006年07月23日

知事実弟会社に新たな1億円疑惑

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 20日マスコミは、知事実弟の企業(有)オックスフォードに、02年9月に水谷建設から1億円が渡っていたことを報道しました。
 
 本社は、なんと赤木町にある実弟の自宅。しかもこの当時、同店舗内には佐藤知事の政治団体「栄和会」が置かれていました。この1億円は、これまでの土地売却代金の流れとは別のものといいます。

 実弟の三東スーツは、02年8月旧郡山工場跡地の売却代金8億7千万円と、03年2月契約を変更し1億円増額させ(専門家によれば、土地売買契約で下がることはあっても上がることなどありえないと)、受領。

 この土地売買に関しては、19日前田建設名誉会長や川崎副社長らが事情聴取されています。
 しかし、別の1億円というですから、これ如何に?

 「栄和会」は知事の最も古い政治団体で実弟が代表。01年までは郡山三東スーツ内にあり、02年にオ店舗内に移り03年7月にいったん解散。

 翌04年12月佐藤知事が代表になり再結成されましたが、05年12月特捜部が水谷建設本社等を家宅捜査した直後に解散したとされています。

 今後もまだまだ出てくる新事実。知事は、自ら解明に乗り出すべきです。

 それにしても郡山の原市長といい、郡山出身の佐藤知事といい、郡山の政界はまだまだ表にでていないことがあるはず。郡山選出の根本国会議員との関係は?郡山商工会議所会頭との関係は?などなど、疑問視する声がでているのですが。

2006年07月18日

水谷建設元会長逮捕                           佐藤知事の実弟会社も関与!?

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 今月12日、東京地検特捜部は、水谷建設(三重県桑名市)の元会長を逮捕しました。いわき市内の土地売買をめぐる脱税(法人税法違反)容疑です。
 
 東京地検は、脱税で得た資金の一部が裏金として政界などに流れたとみており、4つのルートから解明をすすめています。

 問題は、佐藤知事の弟が経営する「郡山三東スーツ」の土地売買にからんで、実弟宅も捜査されたこと。知事は、この会社の42%の株式を持つ筆頭株主で、数年前まで取締役をしていました。

 すでに昨年3/27付「赤旗が、三東スーツの土地売買をめぐる水谷建設とのかかわりや、知事が発注した木戸ダム建設とのかかわりなどを報道。このスクープをきっかけに他のマスコミも書きはじめました。 
 
 大手ゼネコンの前田建設工業は、ダム建設受注後の約半年から一年間のうちに、知事の実弟の会社郡山三東スーツへ郡山市内の工場跡地を担保に4億円を融資。その後三東スーツは、この土地を水谷建設に通常の倍の値段の8億円で買い取ってもらい、前田建設工業側に全額返済したとされています。 
 
 実は、水谷建設はサブコンといわれ、ゼネコンの下請けとしてダムや高速道路などの工事を請負ってきた会社です。県(佐藤知事)が発注したダム・木戸ダムでは、本体工事を前田建設工業が受注し、その第一次下請けに入っています。

 しかも、政財界に幅広い人脈を持ち、自らを「政商」と名乗るほどの水谷建設は、福島県内を地盤に業績を広げたようです。
 
 それを可能にしたのは、95年以降ゼネコンが喜ぶ大型公共事業を次々に着手してきた佐藤県政であり、国会議員を含めた政界工作が効を奏したからでしょう。

 したがって、佐藤栄佐久知事とのかかわりが注目されるのは当たり前です。いずれにしても東京地検による真相の解明は始まったばかり。徹底究明を強く求める時です。
                            <えつこ通信 NO.335>

2006年07月11日

今年の高校同窓会

 9日に私の母校郡山東高校(旧郡女)の同窓会がありました。毎年7月の第2日曜日が定例のようですが、満50歳になる学年が当番幹事で、今年は1975(S50)年卒業生でした。
 
 今年は、うれしい出会いがありました。私よりずっと後輩ですが、現代ものからオペラまで声楽家として活躍している重藤啓子(しげとうけいこ)さんです。イタリアで活躍されていましたが、今は郡山市内に戻ってきているとのこと。

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声楽家重藤啓子さんとともに

  
  

 私が初めて彼女の歌を聴いたのは、去る「いのちの電話」郡山支部設立総会時です。「エリカ」という一人芝居の中で、ドイツ語でオペラを歌われ、小柄な体なのにすばらしい声量でした。今度インタビューさせていただけることになり楽しみです。

 ところで、昨年は私たちの学年が当番で、私はもう一人の方と司会を担当しました。今年は友だちとおしゃべりしたり、なつかしい恩師と学生時代の思い出話をしたり、のんびりできました。

 ただ来年からは、当番幹事が1学年だけでは大変(女子高だったので、地元にいる人が少ない)なことや参加者の年齢層を増やすために、40歳、50歳、60歳の3学年で受け持つようにしたいとのことでした。

2006年07月08日

「こんにちは神山えつこです」№121

「こんにちは神山えつこです」2006年6月号を発行しました。

○№121・表面・PDF
○№121・裏面・PDF


2006年07月06日

「北朝鮮ミサイル発射」に抗議する意見書全会一致で採択

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 きのう5日は6月県議会の最終日でした。ところが、宿泊しているホテルでテレビをつけたら「早朝に北朝鮮がミサイル発射した」というニュースにびっくり。午前8時20分ごろには安倍官房長官の声明も出されるなど、大変な事になったと思いました。

 9時半少し前に県庁控室に着くと、自民党の橋本政調会長から緊急だが意見書を提出したい旨の打診があった、と長谷部県議から報告されました。

 結局本会議の開会が1時間半遅れましたが、「北朝鮮のミサイル発射に断固抗議し経済制裁など毅然とした対応を求める意見書」は、全会一致で採択されました。

 私たちが意見書案で危惧したのは、「経済制裁」ありきにならないかという点でした。社民党も控室に来られこの点を気にしていました。

 私たちは、文言に「経済制裁を含めて」と少し含みを持たせることを条件に、原案に賛成することにしました。その間党本部に問い合わると、11時30分に志位委員長が発表するというので、その内容をFAXしてもらいました。

 志位委員長は、「事前通告なしに行なうことは、航空機や船舶に危険を及ぼすものであり、国際ルールに違反するものである。・・・厳しく抗議する」。また「経済制裁を含む適切な措置をとることはありうることだ」とのべました。(詳しくは6日付赤旗)
 
 ところで、なかなか議運が開かれません。どうやら県民連合がもめているようす。社民党が「経済制裁」の文言にこだわっているようだというので、控室を訪ね社民党県議に私たちの見解を伝えました。
 こうした各党間のやりとりを経て、意見書がようやくまとまったのです。

 それにしても、7発も発射した北朝鮮の無法なやり方、いったい何のためでしょうか。アジアのあらたな紛争の火種になったり、日本がこれに乗じて武力行使の道へ、などという恐ろしい展開にだけはしたくないものです。
(えつこ通信 NO.334)

2006年07月04日

小規模作業所への県のさらなる支援・充実を求め     要望

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 本日、県に対し「小規模作業所への支援の充実を求める要望書」を提出しました。(要望書は県議団のHPを参照して下さい)

 きょうは、①利用者や事業所の実態把握をし、問題点や課題を明らかにすること ②人件費や家賃補助など運営費への支援 ③地域活動支援センターへ移行するかどうか選ぶことになるが、県は小規模作業所をどう位置づけていくのかを明確にすること、これら3点を要望しました。

 応対した副知事は、「知事からも早急に対応するよう指示を受けています」とのことでした。9月県議会を待たずに早い対応すること、事業所など知事自ら足を運んで実態をつかむことも求めました。
 
 

 今度の6月県議会では、県の小規模障がい者施設への補助金をカットしたことについて、全会派が支援を求める質問があいつぎました。

  これは、開会日の6/20に県庁前で、障がいの違いを越えて初めて500人もの集会を開き、県議会や県へ要望したことが大きかったと思います。(6/21のブログで紹介)
 
  県の補助金カットでは、私たち共産党県議団が4/13にいち早く県へ申し入れ懇談していますが、マスコミが翌日に補助カットの中身までふれて大きく報道したことから一気に問題が表面化。
  
  障がい者自立支援法等に関してご意見、ご要望あればメールなどでぜひお寄せ下さい。

2006年07月03日

二本松市議選の躍進が永田町で話題に

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小名浜港に730億円もかけるムダな人工島づくり計画


 福島市の党後援会が開いた「女性議員と語るつどい」で、県政報告をしました。その中で、6/4投票で行われた二本松市議選で4人が当選し、県選出の国会議員で話題になっていることを紹介。
 
 「共産党への一票は、いい加減な票ではない。国政が地方議員選挙へ影響を及ぼしている結果ではないか」といっているそうですが、まったくそのとおり。今まで気がつかなかったというのですから、こちらの方に驚きます。

  この日の弁士は、宮本福島市議(参院議員候補)、藤川市議(県議候補)と、私、そして、ただ1人の男性議員の土田市議の4人。それぞれの立場から国政・県政・市政の問題点を告発し、来年の一斉選挙と参院選挙への支援を訴えました。

  ちょうど、6月から住民税が増税となり、市役所へ問い合わせが殺到したばかりということもあり、市議団は、今後雪だるま式に増える予想グラフをパネルで示し参加者の質問にも答えていました。

 私は県政のムダづかいについて小名浜東港(人工島)のパンフレットで説明し、ここに730億円を投入する計画で、今年は県費9億円以上もつぎ込むこと。それに比べて、4月から障がい者への補助金をわずか1,700万円分カットしたことなどを報告しました。

郡山市農業委員選挙6日告示を前に励ます会

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地元の「励ます会」で決意を述べる宗像孝農業委員


 今月6日告示13日投票で郡山市農業委員選挙が行われます。私の地元中田町には党農業委員の宗像孝さんが3年前に初当選し現職となっていますが、今回も中田選挙区は、定数3に対し4人が立候補する見込みです。2日には約50人が参加し「励ます会」が開かれました。

  宗像孝さんが当選するまでは、単なる名誉職のように考えていた農業委員もいたようですが、彼が当選してからは農業委員会の雰囲気も大きく変わりました。


  

  宗像さんは、花き栽培などの専業農家として地元の誰もが認める働き者です。農業委員になってからは、農業委員会のようすをニュースでお知らせし、税金相談や農地問題など抜群の活躍をしています。

  また、郡山地方農民連の会長として米価を市場原理にまかせる米政策やBSE問題、大規模農家だけ育成する国の農業政策を批判し、国会へでかけ要請などもしています。

  とはいえ、今度は地元でもう1人、専業農家の新人が立候補するので大変厳しい戦いです。小泉政権の農業つぶしの政策から、地元の農業を本気で守るために私も宗像さんと共に頑張ります。

2006年07月01日

NTTの社会的責任を求めて県と懇談

 

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 30日夕方、NTTの情報通信ネットワークの利便性の向上とそれを支える雇用確保を求める要望書が知事あてに提出され、県商工労働部労政グループと懇談しました。
 
  提出したのは、県労連議長と通信労組の川村中央執行委員で、私も同席しました。川村さんは、桑折町に住まいがありますが、NTTの広域配転で神奈川県へ単身赴任させられ、今年で4年目です。

   これは、NTTの合理化策の1つで、就業規則にはないのに「社長通達」で、50歳になると賃下げ再雇用か、全国対象の広域配転かの二者択一をさせられのだそうです。

  こうしてベテラン社員を追い出した結果、利用者へのサービスが悪くなり、115や116などにつながりにくいなど、窓口業務に対する苦情が多くなっているようです。

  さらに、学校や公共施設の公衆電話が、利用回数が少ないと撤去されます。これでは、災害が発生した場合どうなるのでしょうか。

  電子県庁の推進という立場からも、NTTの合理化政策については、県としても物申すべきと思います。