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2010年03月28日

簡単浅漬け、おいしい減塩梅干のつくり方                                  増子さんにインタビュー

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  【ヤーコンの梅酢漬け、唐辛子味噌のシソ巻き、庭に咲いた牡丹桜を塩漬けした、春らしい桜茶セット】

 22日、私の「こんにちは」ニュースのインタビューで増子さん宅を訪問しました。増子さんは、農民連の会員で、無農薬野菜をつくり、その新鮮な野菜でおいしい漬物や食品加工品をつくっています。

 実は、数年前まで直売所を開いていました。その後、90歳をすぎたおばあちゃんの介護や自分の足に障がいが出たなどから今は休止していますが、自宅のそばに加工所を数年かけてご夫婦でつくったので、いずれ加工食品の直売所をと準備中とのこと。

 増子さんは、小さい頃からそばでみていたお母さんの手料理の味が体に沁みこんでいるといいます。それを自分流に工夫し、簡単でしかも体によい減塩の漬物づくりに挑戦しています。お孫さんのことやご家族のことなど本物の豊かさにあふれた素敵なお話でした。

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 増子さんにチョー簡単浅漬けの作り方と、減塩梅干のつくり方を教えていただきました(それを実行できれば良いのですが・・・)。詳しくは私の毎月のニュース「こんにちは神山えつこです」の4月号をご覧下さい。

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【にんじんのへたをカップに入れ水につけておくと葉っぱも楽しめます。もちろん、食材にも】

2010年03月21日

NPT再検討会議に向け、土田弥生さんの講演・学習会

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       【代表を送る会の橋本恭司代表が主催者挨拶】

 20日、郡山原水協では、NPT再検討会議に向けて学習会を開きました。日本原水協事務局次長の土田弥生さんは、国連の会議に何度も出席されており、世界の各国の方向、提案に対する日本側の対応などリアルに報告されました。

 昨年のオバマ大統領のプラハでの核廃絶の発言は、その後の動きからいろいろ評価はあるが、日本の平核兵器廃絶の運動や和運動を励ましていること。

 今年の再検討会議は、核兵器のない世界へチャンスを実らせる大きな節目になる。核兵器禁止条約の交渉開始を求めるマレーシア案に賛成124国に加え、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イランも賛成しているのに、日本はこれにも賛成していない。

 NPTの189の加盟国のうち、184が非核兵器国出、残り5カ国が決断すれば可能になっている。NPT再検討会議を待たずとも、国連が決断すれば可能な情勢であることも強調されました。

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         【講演された土田弥生さんと】

 問題は、肝心の被曝国日本政府が、アメリカの核の傘の下にとの考えを捨てられないでいること。前向きなマレーシア案に対してもは「あんな小さな国が」などと、まともに相手にしない不遜な態度をとっているようです。1人1人の運動で、日本政府の態度を変えさせるまで頑張る必要があると思いました。

 NPT再検討会議に向けた署名活動は2008年から始まっていますが、現在540万筆に。すでに3/16には、400万筆の署名を船積みし送ったとのこと。NPT会議開催中の5月末まで集約していきますが、私たちがニューヨークへ行く直前までに多くの署名をお寄せ下さい。

2010年03月20日

国連NPT再検討会議ニューヨーク代表団が県庁内で懇談と会見                                          前日の県議会で「核兵器廃絶と恒久平和を求める意見書」が全会一致で採択

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   【県庁内で記者会見する、5月の国連NPT会議ニューヨーク派遣代表団】

 19日、今年5月にニューヨークで開かれる国連NPT再検討会議へ派遣される県内の代表団が、県庁内で知事や議長との懇談、県政記者記クラブでの会見を行ないました。全国では1,500人の代表団となりました。
 
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   【知事応接室で太田直轄理事に抱負を述べる福島医療生協代表者(折鶴は会員が折ったもの)】

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 この日は5年前の2倍となる12人の代表団のうち私も含めて10人と、県原水協の斉藤理事長など役員も参加。最初に、知事代理として太田直轄理事が応対。5人が代表して抱負や決意を述べ、太田理事からも挨拶を受けたのち、斉藤理事長へ署名が手渡されました。

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 佐藤憲保議長の代理として渡辺議会事務局長が応対。ここでも代表の5人が抱負を述べ懇談したのち、渡辺事務局長にはこの場で署名をしていただきました。

 私からは、18日の最終本会議で、「核兵器廃絶と恒久平和を求める意見書」が全会一致で採択されたことを報告。この意見書は広島・長崎市長などの平和市長会の要請を受けてのものです。

 私は初めてのニューヨーク行きとなり不安も期待もいっぱいですが、世界の人々に核廃絶を訴えてきたいと思います。出発は4/30で、5/6に帰宅の予定です。

2010年03月19日

2月県議会が閉会、新年度予算や手数料値上げなど7議案に反対し討論

 2/16~3/18までの31日間にわたった2月県議会は、18日の最終本会議を持って閉会しました。私は、県議団を代表し、新年度予算と手数料値上げなど7議案に反対し討論に立ちました。

 2010年度予算は、佐藤雄平知事が11月に就任後初めての任期満了を迎えるため、今年度に策定した5ヵ年の県総合計画が新年度からスタートさせ、新規事業を99件を盛りこみました。

 5年ぶりに9,000億円台となりましたが、国の高校授業料無償化や社会保障費の自然増分、そして個人県民税や法人税などが前年度比で約300億円も減収する見込みで、それを補てんするための地方交付税が増えたこと。

 過去の借金の借換債の増加など特殊要因を除けば、前年度を少し上回る8,600億円台です。民主党政権のもとで国の公共事業は十数%減少しましたが、経済対策のために生活関連型の県単公共事業を増したので、△7.9%程度です。

 生活関連型の公共事業頗、地元建設業などの経営や雇用維持につながるので歓迎しますが、問題は県民に不要不急の大型開発をまだ継続していることです。

 特に、雄平知事になって予算が年々倍増しているのは小名浜港東港の人工島建設で、今年度は年度途中に3回も追加補正し100億円、うち県費56億円も投入するという特殊扱いで推進。10年度は42億円、うち県費21億円を当初予算で計上しています。

 空港利活用のためにつくったあぶくま高原道路・トラハイは、新年度中に完成見込みですが、総事業費36kmに1,280億円、うち県費720億円もかけています。生活道路を後回しにしてきたゆがんだ道路行政と批判しました。

 その福島空港は、隣県の茨城空港が3月10日に開港し、ますます需要は減少するでしょう。しかし、空港利活用費として10年度は4億円5千万円を計上。管理経費や収入などを差し引いても7億円の赤字の見込みです。開港以来毎年赤字ですが、ここ10年間の赤字累計は70億円にもなるのです。

 その一方で、県民向けには予算がないなどとして、今や全会派で要望している子どもの医療費助成を小学生や中学生までに引き上げよと求めても応じません。

 高校授業料無償化は国の制度を超えず、私学の高校生は2分の1か3分の1しか無償に成らないのです。私はせめて他県のように年収350万円以下の世帯のいわゆる貧困家庭が実質無償になるよう、県の上乗せが必要だと指摘。

 ところで、県立衛生学院の歯科技工学科を廃止します。この条例案には反対しましたが、民間の学校でも同じ学科があるので県立でなくても取得できると判断したというのですが、県立の定員はほぼ埋まっているのに、民間の学校はわずか9人しかいないとのこと。(県の役割を投げ捨て、露骨な民間支援では?)学費等の格差をみても当然県立を残すべきです。

 このほか、県立病院の診断書やX線フィルム等の値上げ屋、2級建築士・木造建築士の再交付手数料の新設など3議案に反対を表明しました。

2010年03月18日

中田町の駅伝競走大会と御舘中の柳橋歌舞伎が                                                    郡山市の「まちづくりハーモニー賞」を受賞

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         【主催者挨拶をする佐々木まちづくり推進委員長】

 17日夜、このほど郡山市の2009年度「まちづくりハーモニー賞」を受賞した2団体を祝う祝賀会が、中田町ふれあいセンター和室で、120人を超える参加者で盛大に開催されました。

 今回受賞したのは、中田地区駅伝競争大会実行委員会と市立御舘中学校です。実は、前年度の中田ふるさとまつり実行委員会に続く受賞です。

 中田町駅伝大会は55回目を重ねる伝統行事で、私の生まれた頃に始まったようです。 しかし、ご多聞にもれず一時休止が危ぶまれ、中田体育協会に運営が委ねられ現在に至っています。

 体育協会では、引き継いだもののどうやって盛り上げるか意見を出し合ったところ、小学生など子どもたちに参加してもらってはどうかとなったそうです。

 当時の宮城小学校長に話すと、快諾してくれただけでなく指導もかって出てくれ、これが効を奏して毎年11月23日には区間を走る子どもたちに沿道から声援を送る両親、おじいちゃんやおばあちゃんで大いに盛り上がっています。祝賀会には、今年3月末で定年退職になる吉成校長先生も招待され挨拶されました。

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    【歌舞伎上演までのようすをビデオで紹介する御舘中学校教頭先生】

 もう1つの受賞者は、御舘中学校です。柳橋歌舞伎の地元ということで、毎年学校の文化祭で上演したり、市内のお祭りなどでも上演しています。

 柳橋歌舞伎は江戸時代から続く伝統芸能ですが、これもしばらく中断を余儀なくされていました。1980(S55)年に柳橋地区の有志の皆さんで保存会が復活され、その3年後には市の重要無形文化財に指定され、また、2004(H16)年には「全国地芝居サミット」も開催しています。

 御舘中学校では、2001年から始まった総合学習の時間をフルに使い、生徒たちによる歌舞伎にとりくんで、毎年学校文化祭や地元黒石壮の公演にも出演してきました。

 昨年9月20日の公演は、保存会復活30周年記念公演でしたが、御舘中学校の生徒たちは「義経千本桜」~伏見稲荷鳥居の場~をみごとに上演し、参加者の大きな拍手を受けました。

 祝賀会では、生徒たちの練習風景などのビデオが上映され、手づくりで舞台装置をつくる裏方の取り組みや、三味線奏者の専門家から女子生徒たちが指導を受けている練習風景や、役者に扮する生徒たちが歌舞伎の化粧を覚え、伝統の衣装をつけて保存会の方からけいこをつけてもらっているようすなどが紹介されました。

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    【会場は、中田町各種団体役員をはじめ学校関係者のみなさんまで満杯!】

 中田町は、このほか花見の季節は三春の滝桜の子孫の地蔵桜をはじめ、桜の名所がたくさんあります。秋には柳橋歌舞伎と同時期の9月に開催される伝統の海老根和紙による「秋蛍」、産直直売所、冬場の海老根凍み豆腐づくりなど、中田自慢がいっぱいです。みなさんも四季折々にどうぞお出かけ下さい。

2010年03月17日

宮川県議がいわきの医師不足問題と林業活性化で総括質問

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 17日、宮川県議が総括質問にたちました。今回から質問会場は初めて本会議場で行なわれました。
なかなか広々とした中で1問1答のやりとりもよいものです。

 宮川県議は、いわきの深刻な医師不足問題について、林業活性化についての2つのテーマで19分間の持ち持ち時間で質問しました。

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       【林業政策について答弁する佐藤知事】

 林業問題は、地球温暖化対策などで1次産業の見直しされてきていることから、新規雇用者への定着支援、産業として成り立つために、作業道などの林内路網の整備や機械挿入への支援、県内林産材を新築だけでなく住宅リフォームにも補助制度を創設するよう求めました。

2010年03月14日

佐藤昌子さんのパナソニック裁判勝利のうれしい報告集会

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      【裁判に勝利し、みごと職場復帰を果たした佐藤昌子さんへ、お祝いの花束をプレゼント】

 約1年前に松下電工がパナソニックへ社名変更と同時に、18年間も勤めた職場を解雇された派遣社員の佐藤昌子(しょうこ)さんが裁判をたたかい、みごと勝利和解を勝ち取りました。今年1月1日付けで職場復帰も果たしました。

 13日に、この裁判の報告集会と、瀧谷大学の脇田滋法学部教授による派遣労働問題の記念講演がありました。わずか1年でのスピード解決と、派遣社員が職場復帰まで勝ち取ったのはめずらしいとのこと。彼女の頑張りもさることながら、多くの支援者による共同の力の勝利です。

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 裁判について鈴木弁護士から報告があり、また支援した宮城合同労組からも報告され、また私も共産党として、高校の同級生の友人としてお祝いの挨拶をさせていただきました。

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 佐藤昌子さんが、裁判支援のお礼と、今後は派遣労働者などのたたかいを支援していく決意を述べると大きな拍手に包まれました。

 そして、18日に結成が予定されている(株)山王(市内西部工業団地)から解雇されたパート労働者の、解雇撤回を求めるたたかいを支援する会の設立よびかけ人の1人に佐藤昌子さんも名を連ねています。

2010年03月13日

お隣の茨城空港が開港                                  福島空港どうなる?

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 11日NHKテレビ朝7時の全国ニュースで、茨城空港の開港について報道していました。同時に取り上げられたのは、なんとわが県の福島空港問題。

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 福島空港は、昨年2月に日本航空が撤退し、国内線は沖縄便もなくなり大阪便と札幌便の2路線のみになり、利用者は大幅に減少。空港ビルは、今や展示ロビー会場として活用されているようすまで詳しく放映されました。


 11日に開港した茨城空港は、全国98番目の開港です。就航する航空路線は2路線で、最初から“イバラの道”のようです。自民党時代に「1県1空港」などと各県に建設をあおり、過大な需要予測のもとに次々開港してきましたが、結局儲けたのは大手ゼネコンだけで、そのツケは県民にまわされているのです。

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 ところが、自民党会派は県当局に厳しくつめよっているようすです。元はといえばこれらの議案に全て賛成し旗振りしてきたのは自民党であり、共産党以外のオール与党のみなさんです。自らは反省しないで、県当局だけを責めるのはあまりに無責任というものです。

 もちろん県当局も反省し総括が必要です。そして、以前から主張していますが、赤字の穴うめにこれ以上の県費投入はやめるべきです。茨城空港開港を契機に、真剣に閉鎖を視野に検討を始めるべきです。

2010年03月09日

県議会広報番組~FTVの取材を受けて

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 9日、県議会は、各常任委員会が始まりました。委員会が始まる前の時間に、県議会の広報番組で共産党控室のようすを紹介するコーナーがあり、FTV福島テレビの取材を受けました。

 浜中アナウンサーが、私たち3人の議員1人ずつにインタビューしながら机を回って紹介。藤川県議は、得意の絵手紙をみつけられ、宮川県議は、手作りのお弁当が話題に。私は机の上の梅干を見つけられてしまいました。
 
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 放映は、今月26日午後3時~。10分間程度収録していきましたが、放映時間はわずか2分程度のようです。30分間の放映ですので、時間がありましたらご覧下さい。

2010年03月08日

宮川県議が2月補正予算で反対討論

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 8日、2月補正予算に対する本会議採決があり、宮川県議が2議案に反対し討論を行いました。今回は、約100億円の追加補正が組まれました。この中には、生活関連の公共事業などは良いとしても、県民には不要不急の無駄な大型事業の小名浜東港の建設費として25億9,300万円が計上されています。

 小名浜東港建設事業への投資は昨年に引き続き急ピッチですすめられ、6月、9月、2月と年度途中3回も追加補正され、今年度は事業費ベースで当初の54億円から約2倍にもなる104億1,700万円の事業費(うち県費は56億1.900万円)を投入したことになります。

 県費56億円もあれば、高校授業料の軽減や、障がい者支援、そして子どもの医療費を中学卒業まで無料にするには約10億円程度あれば実現できるなどを指摘し、批判しました。

 また、県が行う建設事業に対する市町村負担についても、農林水産部関係で追加負担が計上されていたためこれにも反対しました。


 ところで、きょう3月8日は、国際婦人デーです。アメリカの女性たちがパンと平和、女性の参政権などを求めてデモ行進したのが始まりとされています。今日においてもこの問題は解決されているどころか、今も切実な課題です。貧困問題を解決し平和を守るためには、世界の女性たちと連帯してたゆまぬ行動を続けていく以外に、改善の道はなさそうです。

2010年03月06日

「僕はやっていない」と獄中から無実を訴え続ける守大助さん                                    北陵クリニック事件の真相を聞く会

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 6日、国民救援会郡山支部が開いた北陵クリニック事件の真相を聞く会がありました。主任弁護士の花島弁護士から事件の内容の講演と、守さんのお母さんからの訴えもありました。

 この事件は、2001年1月6日、北陵クリニックで準看護士をしていた守大助さん(当時29歳)が、患者に筋弛緩剤を混入し11歳の女児を植物状態にしたとして殺人未遂容疑で逮捕され、逮捕後に、この事件を含む4件の殺人未遂と1件の殺人、計5件で逮捕・起訴されたものです。

 しかし、映画「僕はやっていない!」が話題になったように、この事件も足利事件、布川事件と同じようにえん罪事件の1つといえそうです。

 鑑定は、大阪府警化学研究所で行われていますが、患者の血清、尿、点滴のボトルの全量が消費されてしまい、再鑑定できない状態になっています。

犯罪捜査規範(国家公安委員会規則)によれば、「全部を用いることなく一部をもって行い、残部は残しておく等、再鑑定のための考慮を払わなければならない」と規定されています。とすれば、大阪府警の鑑定方法は、この規定を無視しており、極めて不可解なやり方ではないでしょうか。

 その一方で、最近、宮城県警などが鑑定した結果では、大阪府警の鑑定とは違う結果が出ているとのことです。この点からの再検討は必要ないのでしょうか。

 事件当日、守大助さんは、たまたま救急で呼び出され、この11歳の患者もそのうちの1人だったそうです。すでに意識はなく、手足のけいれんが起きていたようです。ところが、県警は筋弛緩剤をうったから意識不明になったと主張し、たまたま当直でいたのはもう1人の看護師と2人だけで、状況証拠のみで守大助さんだけが逮捕されたのです。

 この北陵クリニックは経営上も、いろいろ問題があったといわれています。医療関係の事件は、素人には難しいため、マスコミで大きく報道されるとそれが事実かなと信じてしまいがちです。

 だからこそ、もう一度原点に返り科学的に再検証し直してみる必要があると思います。また、「疑わしきは罰せず」の立場で、自白にもとづく捜査のあり方を抜本的に見直すなど、「えん罪」をなくしていくことが求められます。

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                   【守大助さんのお母さんと】

 一方、大助さんのお父さんは、数年前定年で退職するまで現職の警察官でしたが、辞職に追い込まれることがなかったのは、この事件の真相に迫る点で不十分さを感じていたからではないでしょうか。

 いずれにしても、真相解明のために、郡山でも支援する会を立ち上げ支援していくことになりました。

久しぶりに街頭署名行動に参加

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 5日、駅前で憲法9条を守る郡山連絡会の署名行動に久しぶりに参加しました。この少し前には、今年ニューヨークで開かれるNPT核不拡散条約の見直しに向けて、原水禁の6・9署名行動がありましたが、それには間に合いませんでした。

 憲法署名には、今何か問題がおきて話題になっていないこともなり、なかなか応じてもらうのは難しいのですが、行きかけた若い女性がわざわざ戻って署名してくれてうれしく思いました。

2010年03月05日

来春の県議選の共産党の5人の候補者を発表

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 5日、県庁内で記者会見、し来春の県議選をたたかう党の5人の候補者を発表しました。久保田県委員長(写真右)が5人の候補者を紹介しました。

 郡山選挙区では私が4期目の挑戦で、いわき市は現職の宮川県議と元県議の長谷部あつしさん、福島選挙区は、現職の藤川県議(写真左)が健康上の理由(目の病気)で宮本しづえさんと交代します。伊達郡は元県議の阿部裕美子さん、以上5人の交渉会派入りをめざします。

2010年03月04日

県議会で質問~知事に「プルサーマル受け入れ撤回」を迫る                                            合併した2市へ流域下水道事業の移管やめよ                            私立高校生の授業料も無償化するよう県の上乗せを                      

 4日、2月定例県議会の一般質問で私が登壇しました。今回は、「原発・プルサーマル問題」、「流域下水道事業を合併2市へ移管せず、県事業で継続を」、「私立高校生の授業料を実質無料になるよう県の上乗せを」の3項目で質問。

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 まず、「原発・プルサーマル」問題については、2月県議会冒頭の16日、知事が3条件(耐震安全、老朽化、MOX燃料の品質)を付けたものの、事実上の受け入れを表明。私は、プルサーマルの危険性を指摘し「受け入れの撤回」を知事に強く求めました。

 特に、自然界には存在しないプルトニウムの危険性は、人類で初めて広島と長崎に投下された原爆による被災者をみても明らかだと指摘しました。

 内部被ばくの研究では、自らも広島で被曝し長年原爆症患者の治療にあたってきた医師の肥田舜太郎氏が指摘していますし、長崎大学の七条和子教授らの研究グループが、原爆で死亡した人体の細胞から放射能を60年間も出し続けているようすを撮影したことが昨年報道されています。

 「知事は、こうした科学的な認識を得た上での判断か」と質しました。私は、30億円の交付金と引き換えに、県民の命と未来の子どもたちの命を控えてはならない。将来に禍根を残すような判断を下すべきでないと、知事の「良心」に訴えたつもりです。

 「県民の意見を聞く懇談の場」を設けさせ、多くの県民の不安の声を届ける運動が大切になっています。

 また、原発で働く下請けの労働者が社会保険に加入させられないでいる問題については、国や東電に法令遵守を指導するよう県から要請すると答弁がありました。当然のこととはいえ、県がこの立場を明言したことは大きい。

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【流域下水道事業問題で傍聴された二本松市議の斉藤さんと平さん、田村市の木村元市議】

 2点目は、県の流域下水道事業に関わる問題で、大滝根川流域の「田村処理区」と阿武隈川流域の「二本松処理区」については、合併し要件を満たさなくなったことをもって田村市と二本松市へ移管させようとしている問題を明らかにし、引き続き県の事業で継続すべきと求めました。

 県は、合併後10年を迎える2015年までに、県がすすめてきたこの事業の建設費の残金と県自身が負担した資本費まで回収しようとしており、田村市には合計35.5億円、二本松市には15.6億円もの負担をおしつければ、合併した市の財政破綻を招きかねません。県は再考すべきです。

 3点目は、高校授業料無償化が4月から実施されますが、特に私立高校は、県立の2~3倍の授業料なのに、県立の授業料分しか無償化されないため、県が上乗せしなければ、実質無償化になりません。

 低所得者世帯には、これまでの授業料減免基準を下げないよう県が9,300万円を計上したのは一定評価しましたが、今年度当初は2億4,000万円分をとって対応していたのですから、残りの1億6,000万円も使って私立高校生全員を無償にできるよう、県が支援してもよいはず。もちろん、国も手当てすべきです。

2010年03月03日

藤川県議が、新年度予算や医療福祉の支援で質問

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 2日、藤川県議が一般質問に立ちました。30分間の持ち時間でわが会派の代表的質問を行ないました。

 新年度予算は、5年ぶりに9,000億円台となりましたが、国の高校授業料無償化に伴う補助金や、子ども手当ての補助金などが入ったことも1つの要因です。

小名浜東港建設の中止、福島空港の低迷などを指摘し、そのをお金医療福祉へ回すべき。住宅リフォームへの助成や小規模修繕事業など、中小零細業者への仕事興しなどを求めました。