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2007年02月23日

金山町2回目の土砂崩れの現場調査

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【青柳町議の案内で】

 会津地方の金山町で今月7日午前2時すぎに発生した土砂災害は、ちょうど2週間目に、前回崩れた上の部分が崩落し、再び人家におそいかかりました。

 いずれも、住民が気づき避難したためケガ人が出なかったのは幸いでした。前回は、会津地区の原田県議予定候補を先頭に地元の青柳議員とで現地調査を行い、それを元に県へ要望書を提出しています。

 この間の復旧作業は終息の方向でしたが、おそれていたように21日午前2時20分すぎ、現地対策本部が取りつけていたセンサーが作動し崩落してしまったのです。

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【原田県議予定候補から前回のようすを聞く】

 現地ではどんなにか落胆しているだろうと思ったら、いてもたってもいられなくなり、22日朝、会津地区委員会を通して原田候補と青柳町議へ連絡をお願いし、急きょ長谷部県議とともに県庁から現地へ向かいました。

 現地では、災害復旧と対策に相当の時間がかかる見込みだそうで、あと5年くらいみる必要があるとのこと。そうなると抜本的な住宅対策も必要だと思いました。ここにも県の応援が必要です。


 青柳町議によれば、中越地震が発生したとき、このあたりの山にも亀裂ができたらしく、その影響もあるではないかとの声が出ていること。

 現場では、工事関係者がちょうど昼休みの時だったので近づくことができましたが、ドロドロのゆるい土砂が大量にあふれ、その上を沢の水がどんどん流れ出ていました。水抜き対策のため、現場に取り付けた黒いパイプなどはあちこちに散乱。 

 私たちが歩いていくと、すぐ自宅の裏側まで土砂が押し寄せたお宅では、息子さんが軽トラックに家財を運んでいました。

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【町役場で、総務課職員から聞き取り】

 近くの生活体験館「こぶし館」には、1家族が避難しているとのことで、留守番役をしていた同じ集落の方から発生したときのようすなどいろいろうかがってきました。また、役場にも出向き実情や要望などお聞きしました。

県中小企業家同友会創立30周年

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【30周年記念式典】  【創立以来のメンバーの菅家さん】


 今年、中小企業家同友会が30周年を迎えました。22日夕方開かれた式典とパーティーに参加しました。現在、新しくできた田村市の同友会を含め、会員は1,600人だそうですが、創立時はなんと46人での出発だったそうです。
 
 会場では、苦労話も含めたビデオが上映されましたが、ふつう経営者はなかなか悩みや弱音をはく場などないのでしょう。でもある会員は経営がどん底の時、同友会で話すことが支えになったといいます。胸があつくなりました。
 
 きっと、これが会員の大きな魅力になって組織が拡大してきたのだと思います。また、行政の補助金を一切受けていないのもすごい。だから遠慮なく活動でき、ものもいえるとのこと、納得です。

 ところで、昨年9月県議会で、議員提出条例の「中小企業振興条例」が制定されました。私はこの条例づくりのメンバーとなったので、高橋党市議と一緒に同友会を訪問し、安宅直前理事長ら役員の方々と懇談させていただきました。

 その時、同友会がずっとこうした条例の制定を求め運動を展開していたことを知りました。それを生かして私も積極的意見を述べ、内容的にも同友会が求める条例になったと思います。その点からみれば「全国初」(実際には埼玉県に次いで2番目)といえます。

2007年02月20日

新婦人が子育て支援の2つの請願採択求め署名提出

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 20日本会議終了後に、新婦人のみなさんが、今議会で継続となっている請願の採択を求め、議長へ署名を提出しました。

 委員会で継続となっている「県の妊産婦健診無料化」と「子どもの医療費無料化年齢の引き上げ」を求める2つの請願について、きょう5,877人分を提出しました。

 議長・副議長には時間がとれないと会えませんでしたが、議会事務局次長が応対しました。

 そのほか、請願提出を予定している医療団体のみなさんなど、議会開会日はいつもそうですが、控室は終日来客の出入りでバタバタしていました。

このままでは日本一高い水道料金に                      「県の支援をやめないで」

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 20日は、2月県議会開会日の午前9時半から、摺上川ダムを利用する福島地方広域水道用水供給企業団に対する県の補助を継続と新設を求める要望書を提出しました。

 きょうは、関係する福島市、伊達市、二本松市、伊達郡の党議員などが参加し、県に求めました。かつて県議団の提案や関係市議会殻の要望もあり、建設費の一部軽減が実現したものでした。

 ダムが完成したので、今年度で県の補助が切れてしまいます。しかし、このままでは、住民には日本一高い料金の負担となりかねません。

 最後に、新たな支援の在り方や、県営にすることも含めて検討するよう強調しました。福島県のがやっている企業団方式をやめて、お隣の栃木県などのように県営の水道事業にすべきです。 

2007年02月18日

「神山事務所」へお気軽に

 2/3に開設した私の事務所は、東部幹線沿いの昭和町にあります。元のふわふわカレー屋さんです。
 いつでもお気軽にお立ち寄り下さい。
 
 また、ご意見、ご要望などありましたら下記の連絡先へお願いします。

    住所:〒963-8822 郡山市昭和2丁目2の15 
     TEL:024-943-1117 or 024-942-1127
     FAX:024-956-1302

「議会報告会」各地で

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 このところ、毎日どこかで「県政・市政議会報告会」を開いていただいています。きょうは、大槻後援会でした。

 談合汚職事件とムダづかい、そして議員としての役割など訴えていますが、会場の参加者からも質問や意見、要望がよせられますので、私にとっても貴重な機会です。

 

中田地区市民芸能祭

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【写真左 ミヨちゃん、ああ上野駅を大正琴で】 【写真右 下枝よさこい倶楽部のみなさん。衣装は幟旗を再利用したもの】

 18日は、私の地元の芸能祭。毎年ご案内を頂き参加していますが、出演者の方々が年を重ねるごとに、衣装を含め演出効果にみがきがかかっています。

 歌、踊り、大正琴が中心ですが、踊りも日本舞踊、ダンス、よさこいなど多彩で、三春滝桜をうたった「滝桜(千年の恋)」の舞踏はなかなか良いものでした。

 今年の出演者は35人にのぼりました。きょうは、そのうちの2枚(大正琴とよさこい)の写真でお伝えします。

民商と母連が対県交渉

 16日は、2つの県交渉がありました。午前中は県商工団体連合会(民商県連)、午後は母親連絡会の県交渉でした。

 民商は、大工さんや個人商店など、ほとんど1人親方か家族でやっている中小零細の業者団体です。今回は、県政談合事件のかかわりもあり、入札制度の具体的な要望がありました。

 また、小規模修繕工事登録制度と住宅リフォーム制度の創設。さらに、本当に借りたい人が借りられるよう融資制度にと要望。

 大型店の出店問題では湯川村のジャスコ出店について、県は、「この日報道されたように東北農政局(国)が県の条例との関係で農振除外は認められないとの判断を示した」と回答。国のこういう判断は初めてとのこと。

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 もう1つの母親連絡会は、それぞれの団体の女性部のみなさんの集まりです。昨年49回目の大会が開かれ、分科会などで出されたものを要望書にまとめ、今回県へ提出しました。

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 教育、子育て支援、障がい者、憲法問題まで、時には厳しく時にはやさしく、さすが母親たちは良く学習もしていて県の担当者もタジタジでした。

2007年02月16日

金山町の地滑り事故で県へ申し入れ

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【写真:金山町で発生した地滑り事故で県へ申し入れ】

今月7日、大沼郡金山町小栗山地内で発生した地滑りは、長さ400m、幅70mにも及び、住宅2棟が全半壊しました。

 午前2時頃に発生しましたが、幸い近所で知らせ合い奇跡的にケガ人はありませんでした。10日に党会津地区委員会の原田県議候補と青柳町議が現地調査をしています。

 これをもとに15日、県議団、原田県議候補、宮本参院候補とともに県庁で緊急対策と再発防止等申し入れました。生活環境部、土木部、農林水産部の3人の担当参事が応対しました。

 危険箇所はたくさんあるといいますが、住民が安全にくらしていけるよう、ここにも予算がもっと必要です。

2007年02月15日

県道の凍結防止対策とガードレール設置を求め県へ要望

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 きょうは、めずらしく強風と雪に見舞われ、道路にも雪が積もる状態になりましたが、きのう14日、地元の党支部と私、高橋市議も参加し、中田町御舘地域の県道小野郡山線2ヶ所の凍結防止対策と田村町小川地域の県道須賀川三春線にガードレールの設置について要望しました。県中建設事務所の吉野企画管理部長が応対しました。

 御舘小学校近くの五百目坂は、地元の人や学校の先生、保育所の保育士など市内から通勤しているみなさんからも「地獄坂」と呼ばれるほど冬の交通難所です。もう1箇所の難所は小野町との境にある池の坂という地名どおりの坂道です。

 

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  【同路線の石切坂に設置されている定置式凍結抑制剤散布装置は、大いに効力を発揮】

 ここに凍結防止剤散布の徹底と、自動凍結防装置を検討するよう求めました。これは約80~100万円で設置できるそうですが、部長は予算が少ないのでというので、「トラハイに50億円に比べたら、ほんのわずか。私たちは維持補修費を増やすよう求めている」と話し検討を促しました。

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 田村町小川の県道は、カーブになっているのにガードレールがないため年に2~3台は、必ず車が落ちる場所とのこと。私も地元の人の案内で現地をみてきましたが、ちょうど数日前の日曜日、車が転落したばかりだったとかで、タイヤのあとがくっきり残っていました。

 土手を降りてみると結構高さもありましたが、幸いケガはなかったそうです。県の担当者は、さっそく現地をみてみるとの回答でした。

三穂田町で産廃処分場建設阻止の勝利報告会

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【参加者からあつい拍手を受けた原告のみなさん】

今月10日、『産廃処分場に反対し、いのちと環境を守る会』は、昨年12/19地裁郡山支部で開かれた「処分場建設差し止め訴訟」の第2回公判において、全国でも画期的な「住民側の全面勝利和解」を勝ち取り、その報告集会を開きました。

 私は岩崎市議とともに参加しましたが、会場の三穂田公民館は、地元の方々はもちろん、市内からもかけつけた約100人の参加者でいっぱいでした。

 冒頭に、「和解勝利」が成立した当日の各局のテレビニュースを収録したビデオが上映されましたが、あの瞬間の感動がよみがえりました。報告会では、原告として裁判をたたかった7人の原告団が挨拶に立つと、参加者からは大きな拍手が送られました。

 原告団長の小山田さんが、体調を崩し参加できなかったのは残念でしたが、弁護団の広田弁護士があらためて勝因など来賓挨拶。このあと私は、次の会場へ向かう用事のため中座しました。

2007年02月14日

2月定例県議会の日程決まる

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 13日開かれた議運で、2月県議会の日程が決定されました。2/20~3/16までの25日間です。今度の県議会は、佐藤雄平知事になって初めての予算となります。また、議員にとっては、任期最後の議会です。果たして自民党は、予算に賛成か反対か、これも注目です。

 私の一般質問は、3/5か6日、長谷部県議の総括質問は最終日の15か16日のいずれかになりそうです。なお、請願締め切りは、3/6正午までですので、どんどんお寄せ下さい。

 新年度予算の概要は、すでに発表されましたが、知事の目玉は、「企業誘致」への補助金の大幅アップと「子育て支援策」のようです。企業誘致については、きのう担当部に説明を求めました。

 現行の5億円から35億円へ一気に引き上げますが、地元からの正規雇用を増やすことを主眼に置いたといいます。私が委員会何度も指摘してきたことなのですが、金額の問題等評価できない部分もあります。

 子育て支援は、江藤年頭で知事が述べていた「経済的支援」に期待していたのですが、示されたのは第3子以降へ支援策で、妊産婦健診の無料化と保育料軽減でした。

 私たちが署名運動して求めている乳幼児医療費無料化の年齢拡大は全く考えていないようです。引き続き県民運動を強めるほかありません。

2007年02月13日

県議在職24年で、肖像画2枚と30万円相当の記念品

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 私たちが地域で開いている「議会報告会」で、県政の大型開発のムダづかいや政務調査費のあり方について報告したら、参加者から「みのもんたの朝ズバ!で、福島県議会のムダづかいが報道されていた」と聞かされましたが、何のことかさっぱり?!

 きょうは、取材を受けたという議会事務局担当者に説明してもらいました。驚いたのは、肖像画(写真)です。本人用と議会運営委員会室に掲げるため2つも作製。1枚7万1,000円に消費税。2枚で計14万9,000円。

 さらに、30万円相当の記念品が贈呈されます。最近は旅行券らしい。肖像画と合わせると、永年勤続功労者1人につき約45万円の支出です。

 私はこの番組を観ていなかったのですが、報道したのはこのTBSテレビとテレ朝の「スーパーモーニング」とか。 

 1977(S52)年4月1日から施行された「福島県議会議員等の表彰等に関する規定」によると、県議在職24年の「永年勤続功労者」に対し、『表彰状及び肖像画を贈呈して行なう』となっています。

 初めて知りました。こんなもの必要でしょうか。私は表彰状だけで充分だと思いますが。

 ちょうど、2月県議会中、以前から私たちが議長に対し申し入れていた海外視察や政務調査費、日当などの見直し等について、各会派の意見をまとめることになったので、この問題も提案に加えたいと思います。

2007年02月07日

帝京安積高校教師銃撃事件から9周年

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【集会で来賓挨拶する私】 【たたかう帝京安積高校組合のみなさん】

2/6は、帝京安積高校教師、組合委員長の菊田孝之先生が、夕方自転車で帰宅途中銃撃された日です。ちょうど今年で9年目、幸い一命は取りとめました。この事件は、労働組合を壊滅する目的で実行されたものでした。

 裁判は、刑事事件から民事事件へと舞台は変わっていますが、これまでの公判で、実行犯はこの高校に雇われた労務担当、つまり組合対策のために雇われた暴力団員だったのです。帝京学園からは、いまだに謝罪なし、菊田先生への治療費代も支払われていません。

 集会では、菊田先生とともに戦っている組合員が、それぞれどんな攻撃にさらされてきたのか、1人ずつ体験と心境が語られました。集会の中でこんなにリアルにそれぞれから聞いたのは初めてです。

 

 9年経ったから言えるのかもしれません。攻撃のされ方はみな違うのですが、全部合わせると経営者側の手口とねらいが逆に浮かび上がってきます。

組合つぶしの常套手段なのでしょうが、互いを疑心暗鬼させる分断攻撃によって、かつての先輩教師から裏切られた時の悔しい気持ち。

 銃撃事件後、犯人がつかまるまでは、帰宅途中も自宅にいても恐怖の毎日だったこと。生々しい話にじーんときました。「この戦いを何としても勝利させる」と、参加者の思いが一つなった集会でした。

 公判では、憲法で認められた組合の存在さえ認めないという帝京グループ学長が、裏で指示していたことが明らかになっています。私学という立場で教育を私物化し、テロ行為まで行なって組合をつぶそうとすることは、本当に驚くべきことです。

 補助金を出している県に対しては、私も同席し再三に渡り経営者への指導監督を求めてきましたが、積極的な改善策がないまま、事件当時の一年間中断しただけで、補助金は毎年支出されています。

2007年02月06日

東電のデータ改ざんがまた発覚                                           東電と県へ申し入れ

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【県への申し入れで対応した内堀副知事】

 

 東京電力が1/31に公表したところによると、77~02にかけて行なった199回の定期検査において、福島原発10基のうち9基で検査データの改ざんを行なっていたとされました。またも、県民は裏切られました。

 02年8月29日、共産党の吉井英勝衆院議員が東電の福島原発へ調査に入ったこの日、東電が、それまでの検査記録を改ざんしていたことを突然発表。その結果10基全部の原発が停止するに至りましたが、あの時の事件を県民は忘れていません。それなのに今回発覚したのも同じ時期だったのです。

 なぜあの当時、水平展開して徹底究明しなかったのか。これまでの東電のとりくみは、何だったのかといいたくなりますが、これは東電の原発に対する「安全神話」と「隠ぺい体質」が何ら変わっていないことの証左です。

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【東電福島事務所で申し入れ】

 2/5、私たち県議団は、県庁近くにある東電福島事務所へ出向いて抗議し、経営効率優先の経営者側の方にこそ問題があるのでないかと批判。徹底究明と再発防止を社長に伝えるよう申し入れました。また、知事へも申し入れました。もちろん、プルサーマルは絶対受け入れないように求めました。

2007年02月03日

私の選挙事務所開き

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【写真:選挙事務所開きにあたって挨拶する私】

 きょう2/3は節分、あすは立春です。ちょうどこの節目の日に、3期目の勝利めざす私の選挙事務所開きが行なわれました。いよいよこの事務所を拠点に本格的にスタートです。場所は東部幹線沿いで、後援会事務所(わかば会)より北になります。

 市内の各後援会、二本松・安達地区のみなさん、昨年末産廃処分場建設反対の裁判で、勝利和解を勝ち取った三穂田のみなさんも駆けつけていただきました。狭い事務所ということもありますが、立錐の余地がないほどの参加者で大変心強く思いました。

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【写真:従兄とこね取りする私とのコンビで「必勝もちつき」】


 各界の後援会のみなさんから激励のご挨拶を頂いたあと、お花や米、飲み物などの差し入れの品や檄旗2つ。必勝だるまは地区事務所の大家さんからのプレゼントです。このだるまに後援会代表委員の橋本さんと両目を入れ、選挙勝利を誓い合ってジュースで乾杯。

 あたたかい天候にも恵まれ、事務所の外ではもちつきが始まって、私もこね取りの手伝いを(なぜかいつも上手だとほめられます)。きなこもちをみんなで食べて終了。
 きょうから決意新たに頑張ります。

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2007年02月02日

とんでもない柳沢厚労大臣の女性蔑視発言

 27日柳沢伯夫厚生労働大臣が「女性は産む機械」に例えた発言は、「安倍内閣と自民党が女性蔑視の思想を根強く持っていることをまたもや露呈したものといえます。

 柳沢大臣がどんなに謝罪しても、彼の本音はここにあるのですから、大臣の資格などありません。私はきのう、本宮市の男性の方から「もっと抗議を強めなくてはダメだ」との電話を頂いています。

 それなのに、きのうのニュースでは、安倍首相が罷免するどころか大臣をかばい「職務を全うしてもらいたい」などと言う始末。公明党も「何ら問題ない」というのですから、あいた口がふさがりません。

 県議会でも2005年の中学校歴史教科書改定の年、ジェンダーフリーに対する逆流(バッグラッシュ)の動きが出て、自民党県議が2月県議会の総括質問で質問。私は翌日の質問で反論したことがありました。

 いずれにしても、安倍首相の任命責任が問われます。これをかばい続けるのであれば、安倍首相自身の辞任問題に発展するのではないでしょうか。こんな人を大臣を座らせていること事態、日本人として国際的にみても本当に恥ずかしい!!

 もっとも、この大臣はこの発言について妻からも叱られたとの報道がありました。それでも大臣をやめないというのです。

 加えるなら、この大臣は労働者の残業を野放しにするホワイトカラーエグゼンプションという労働法制の改悪をねらっています。この点からも大臣に居座らせておくわけにはいきません。