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2009年04月27日

高橋ちづ子衆院議員を囲んで懇談会

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 26日、は終日郡山地区内で高橋ちづ子衆院議員が来郡し、懇談会が開かれました。私も地元中田町など2ヵ所同席し県政報告をしました。

 ちづ子さんは、東北で唯一の共産党の衆衆院議員として、農林水産委員・厚生労働委員として東北の声を代表し奮闘しています。海賊対処法などの憲法改悪の動き也、雇用・派遣労働法、農地法の改悪などについて国会報告をしました。

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                     【中田町の懇談会】

 この中で国の新しい動きとして、農地法改悪の動きがあります。まだマスコミで取り上げられていないので問題視されていないようですが、これは、大企業にも耕作権を与えるねらいがあります。大企業は、儲からなければ勝手に撤退してしまうことは、大型店出店問題をみても明らかです。

 戦後つくられた農地法を大きく改変するものであり、廃案する以外にありません。家族型経営で、東北の農業・食料・農地と環境を守るために力を合わせましょう。

 

2009年04月26日

郡山派遣村、路上生活者から救出された方々との                                  「お花見懇談会」

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 24日、共産党や労働組合、医療関係者、女性団体などでつくった「雇用とくらしを守る郡山ネットワーク」が、路上生活者だった方々との「お花見懇談会」を開きました。

 昨年末12/30、31に県内でいち早く「郡山派遣村」を郡山駅前広場で行ない、炊き出しと街頭労働相談を実施。1月になって路上生活者の実態をつかもうと、駅周辺や公園などの夜回りをしたらその時11人を数えました。夜回りは、その後2回ほど実施し、4月にも行なっています。

 3/22には2回目の派遣村を開催。80人のボランティアが参加する中20人が相談者に訪れました。弁護士や地方労連のスタッフが労働相談を受け、市議団も生活保護等の相談にのりました。

 こうした経過を経て、3人の党市議団の連日の奮闘で、生活保護を受けた人は現在18人になりました。そのうち、路上生活者は14人です。

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      【カレーライスとお花見団子を食べながら、時には笑いも出てなごやかに】

 24日は、こうしたみなさんが、要望もあるし懇談もしたいということでお花見懇談会を企画したところ、19人が参加しました。

 私も参加してそれぞれから、明日の食べ物にも事欠く大変な実態を聞いて、あらためて衝撃を受けました。中には駅の近くで10数年以上も暮らしていたという人も。遠くは北海道から会社がつぶれ仕事をさがしてようやくここにどり着いた人、夫の暴力から逃げて来た人も。

 そして共通して出されたのは、「アパートもみつけてもらい今は本当に幸せ、感謝しています。仕事に早くついて社会に恩返ししたい。でもハローワークに行っても40代以降はほとんど仕事がないのです」と。中には仕事を紹介してやるといわれてあり金と下着までとられたなどの詐欺にあった人もいました。

 社会の底辺でも一生懸命生きている人に、行政も企業もあるいは私たちも、見てみぬふりをしてきたことを反省し、困っている人をみたら手を差し伸べる、この人間として当たり前のことをまずやること、本人の自己責任におしつけたりしない、この立場で連帯していく必要を痛切に感じた日でした。

2009年04月24日

委員会視察の県職員随行の廃止について                          議会の民主的手続きを経ない決定は問題と議長へ申し入れ

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         【22日、瓜生副議長へ申し入れる県議団】

 21日と22日は、2月県議会で議員の委員会の所属変更があったことから各常任委員会が開かれ、執行部から新年度予算の説明を受けました。

 ところで、この勉強会中に正副委員長会(常任委員会・特別委員会)が開かれました。内容は、議員の県内外の調査に随行していた執行部職員の同行を廃止するというもの。自民党から突然提案されたもので、私たちは21日の正副委員長会で決定したとの情報を同日の夕方知りました。

 翌日の報道で詳しい内容を知った私たちは、あまりにも議会のルールを無視した一方的な決定であり、議会のことは全会派は入っている議運で決定するよう、22日昼休み時間に新議長へ申し入れました。

 そもそも、正副委員長会は、昨年改正された県議会規則120条の附則で「議会内の調整・協議の場」と位置づけられているにすぎず、決定する機関ではありません。

 すでに、4/10に第1回目が開かれ、各会派持ち帰り検討とされていたようですが、私たち共産党県議団や無所属会派などが正副委員長会に入っていないのに、何も伝えないまま勝手に決めようとしたのです。

 各常任委員会の2日目、県民連合会派も進め方について委員長を正す場面もありましたが、職員の随行の是非については、これまでの経緯もあるので、もっと時間をかけて各会派の意見をすり合わせてからでも遅くはありません。

 2月の改選で、特別委員会を除く常任委員会の正副委員長を自民党と公明党で独占し、若手の議員が就任したことがこのような失態を招いたのでしょう。それにしても、数の力による横暴は許されません。

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 議長が不在だったので、副議長(県民連合会派)が応対しましたが、「個人的には進め方に瑕疵があったと思う」と述べました。私たちは、今後このような議会ルールを無視したやり方でものごとを決定しないようにと強く要請しました。

2009年04月20日

「こんにちは神山えつこです」の編集委員会主催で                                            山形・置賜さくら回廊めぐりバスツアー

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20日は、毎月発行している私のニュースの編集委員会と党後援会の企画で、「山形・置賜のさくら回廊めぐりバスツアー」を行ないました。

 平日のバスツアーでしたが、20人近くが参加し、さくら見物を満喫してきました。天気は花曇りでしたが、桜はちょうど満開で、どこも観光バスツアー客でいっぱいでした。

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      【樹齢1200年の伊佐沢の久保桜】

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  【伊佐沢は、昭和5年の世界恐慌時、こんな看板がでたほど深刻だったといいます】

 1200年以上の伊佐沢の久保桜のような巨木の桜をはじめ7ヵ所も回り、最後に白鷹町高玉の瑞龍院を見学。さすがに少々くたびれました。こんな桜三昧は、地元中田町のさくらめぐり以外ありませんでした。

 NHK大河ドラ「天地人」のゆかりの地としても売り出していることもあり、バスの中では歴史に詳しい編集委員からの解説つきでした。

 

2009年04月19日

街頭宣伝、中田直売所オープン1周年歌謡ショー

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 きょうは、初夏を思わせる天候で、まさに街宣日より。午前中は、宣伝カーで市内北部地域を回って、街頭から訴えました。

 きょうは、くらしや雇用対策、消費税増税問題、北朝鮮の「ロケット」発射への対応、ソマリアの海賊対処に自衛隊を派遣する問題などについて党の考えを話しました。

 天気も良いので、庭いじりをしている方も多く、中には宣伝を始めると出てきて聞いてくれたおばあちゃんも。そして、演説を終わるのを待ちきれないかのようにして、定額給付金や麻生政権の景気対策と称するバラまき予算の税金の使い方に怒りの声がよせられました。

 介護をして大変な方もいて、福祉や医療、雇用問題なんとかしてほしい。こういうところの予算をもっと増やすべきと言われましたが、まったくそのとおりです。国債をどんどん発行して将来に借金を残し、足りなくなれば消費税を増税すればよいという麻生政権の無責任さにはあきれるばかりです。

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        【手づくりの衣装を着て「崖の上のポニョ」の踊りを披露する女性グループ】

 午後は、地元中田直売所オープン1周年記念で、すずらん会が歌や踊りショーを開いたので顔を出してみました。私も飛び入りで歌をどうぞといわれましたが、演歌はダメなのでというと「いつでも夢を」をみつけてくれました。

 年配の男性とコンビを組んで、橋幸夫と吉永小百合になったつもりで歌ってみました。青空の下で歌うのもなかなか気分がいいものですね。

 ところで、直売所のある同敷地内に中田町情報発信基地もありますが、ここに食堂「一心停」がオープンしました。定休日は、直売所と同じ水曜日です。どうぞ、お立ち寄り下さい。

2009年04月18日

福島市で雇用・貧困シンポ

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       【振り向こうとしているのは比例候補の宮本しづえさん】

 18日の午後、福島市内で「雇用・貧困シンポジウム」が開かれ参加しました。昨年に続き2回目のシンポジウムです。

 第一部は、4人から具体事例の報告。第二部は、報告を踏まえた今後の雇用問題と運動の方向について倉持弁護士と福大の丹波先生からの発言。第三部は、フロアーからの発言でした。

 2人の報告事例を紹介します。
 シングルマザーで高校生になる息子と暮らす女性は、息子を進学させたいが、勤め先の会社が原油高等のあおりを受け、さらに世界同時不況の影響を受け、がその度に賃金カット。今は半分以下の賃金になり、生活が苦しくなり日曜日のアルバイトを始め、休日なしの日々に。
 
 「母子家庭の子どもは進学をあきらめなけらばならないのでしょうか」と切々と訴えながら、「政治がもたらした政治災害だから、政治を変えていきたい」とも。

 もう一人は、ある大手関連の製造現場の派遣でまじめに働いていた青年。ある日、管理職に突然呼び出され、業積悪化を理由に「賃金が6割カットになるが別の仕事に移るように」と言われたが、5万円も下がったら生活できなくなると断ったら、解雇されたというもの。彼は組合に入り、その是正を求めて闘いに立ち上がっています。

 フロアからは、福島や郡山の「派遣村」の取り組みの報告や、宮本比例候補がこの間の共産党の取り組みで県政も大きく変わり全国でもすすんだ取り組みをはじめていると報告。

 閉会挨拶に立った生健会会長・元県議の江田さんは、「人的資源の有効活用」という言葉は、1938年の国家総動員法の最初に出てくる言葉で、国民を国家と企業のために強制的に活用した時と同じ思想からきているとの論評を紹介。それだけに根は深いが、連帯した力をどうつくるかにかかっていると結びました。

 私も「人材」という言葉が行政でも使用されていますが、そのたびにイヤな感じを受けていましたが、これで納得。一番困っている人に心を寄せて連帯していくことは、こんな非人間的な扱い方をやめさせる大きなたたかいであること。元気がわいたシンポでした。

2009年04月17日

県に第3回目の経済・雇用対策を申し入れ                         副知事「愛があるingで対応していきます」

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      【第三次経済・雇用対策の申し入れ書を受け取る内堀副知事】

 17日、3月末に労働局発表で6,352人(全国5番目に多い)の解雇者数の発表を受けて、共産党県委員会と県議団とで、知事に対し経済・雇用対策(第3次)を申し入れました。今回も内堀副知事に応対していただきました。

 昨年11/25、1/20に続いて3回目です。これからも続く派遣切りや、正社員のリストラを踏まえ、大きくは、雇用対策・セーフテイネット・中小企業対策の三点にわたり申し入れました。

 最上県委員長が要望の主旨を説明。知事が先頭に立って、企業に対しこれ以上の解雇を中止するよう求めるのは行政としては当然のこと。

 特に、契約途中の解雇が77%(福島労働局発表)となっているが、全国40%と比べても異常であり、これを行政として正す必要があると指摘。

 その他、解雇一時金の柔軟な対応と、生活保護などセーフテイネットについての対応については、3/18の厚労省「通知」に基づき市町村にも徹底すること。ワンストップの相談窓口が単なる行政機関を紹介するだけでは不十分なこと。中小企業の融資資金をもっと借り易くするよう求めました。

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 内堀副知事は「これを書面だけでなく、気持ちまで含めて受け止めました。県も新年度以降も雇用対策をスタートさせたが、まだ道半ば。進行形はingですが、"愛"がなければただの"ng"になってしまいますので、提案を実行に移せるよう努力して行きたい」と答弁。

 ぜひ、関係機関と連携しよく実態を調査してほしいと思います。また、生活保護にまで陥らないための予防的な対応についても行政側の知恵を絞ってほしい。労働者の命と生活がかかっているのですから。

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【きょうの申し入れに先立ち、14日には県雇用労政課より、新年度からの雇用基金事業の説明を受け懇談しています】

2009年04月16日

滝桜の子孫、紅しだれ地蔵桜もちょうど見頃

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      【中田町自慢の桜、紅しだれ地蔵桜】

14日、朝の街頭宣伝を終わってから地元に引き返し、紅しだれ地蔵桜を見てきました。まだ、午前9時くらいでしたが、すでにカメラに収める観光客が何人も来ていました。この日はあいにく曇り空。それでも午後には雨の日となったので、見に行って良かった。

 産直コーナーの店も開いていて、地元の方へ挨拶回り。ちょうどそこへ中田商工会の会長さんも顔を出しに来られました。聞けばこの日は八分咲きくらいになったとか。

 ついでに、近くにある三春滝桜が満開だと聞いたのでこちらもみてきました。少しスピードをゆるめ車中からでしたが、まさに滝が流れ落ちるかのごとくの満開の桜には圧倒されました。そんなわけで写真は残念ながら紹介できませんが。

2009年04月13日

 カタクリの群生と鬼の手伝説の里へどうぞ

 12日、私の地元中田町高倉阿ノ山(阿野山)には、昔から伝わる鬼の手伝説がありますが、この山にカタクリの花が群生していることから、地域興しとして地域のみなさんがとりくんでいます。

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              【白い二輪草の花】

 今年は私も思いきって歩いてみました。集落のそばに石の門中がありますが、これは薬師堂への入り口です。道端に白いかわいらしい花を写真に収め上っていくと薬師堂へ登る50段以上もある石段がみえてきます。これは結構きつかった。

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            【薬師堂への石段】

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            【伝説の鬼の手跡】

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       【鬼の手跡から下を見ると結構急斜面です。薬師堂の赤い屋根が見えます】

 薬師堂がある広場に立って右側の斜面を見上げると、伝説の鬼の手跡が見えます。ここも急斜面でしたしたが登ってみました。この斜面にはたくさんの石仏が置いてあるのも初めて分かりました。

 そういえば、子どもたちが小学生の頃、親子野外学習に参加して、語り継がれてきた伝説の箇所を歩いたことがあって、ここで地元のお年寄りに説明をしていただきましたが、その時は雑木林があって良くわかりませんでした。

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              【かれんなカタクリの花】

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              【カタクリの群生】

 さて、薬師堂の北側を少し下っていくと竹林の中に赤紫色の花がここあそこにみえます。これがカタクリの花でした。

 こうやってぐるりと、里山を降りてくると地元の人たちがこしらえた足湯のある小屋が見えてきます。足湯は沸かし湯です。渋湯なので茶色、タオルは用意してあります。

 この日は、観光バスツアー客もあって、地元の方が豚汁をふるまっていました。小さいですが、産直野菜コーナーや花見団子も並べられ私も買い求めました。
 

2009年04月12日

「派遣村」村長 湯浅誠さんが郡山で講演                        反貧困「すべり台社会からの脱出」

 12日(日)の午後、東京日比谷の「派遣村」村長、湯浅誠さんの講演会がありました。会場の労働福祉会館は、200人以上の参加者であふれました。主催したのは、行政書士でつくる一般社団法人権利擁護センターガーディアンズです。

 湯浅氏は、NPO法人自立サポートセンターもやい事務局長・反貧困ネットワークの事務局長としても活動され、昨年末の派遣村村長として有名になりました。

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 きょうは参加者に対し、派遣村実行委員会が編集した春の派遣村アクション第一弾企画「「あたたかな春を迎えるためのマニュアル」の冊子が配布されました。

 内容は、①解雇・雇い止めを通告されたときに ②住まいを追い出されそうになとき、追い出されてしまたっときに ③労働組合に相談しよう ④困った時にはセーフティネットの4点について、短くわかりやすく、大きな文字でふりがなつきです。
  
 その他、資料編として、○解雇通知書撤回と寮への滞在を求める通告書 ○就職安定資金融資関連 ○生活保護制度。そして、組合や生活保護支援ネットなどの相談窓口一覧もあります。詳しくは、東京荒川区にある派遣村実行委員会へお問い合わせ下さい。

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              【講演する湯浅誠さん】

 湯浅さんは、一度すべり台から落ちてしまうとなかなか抜け出せない社会はおかしい。貧困が固定化すると少子化とNOといえない労働者を生み出し、労働者の質が落ちると労働市場が掘り崩されていく。それが正社員にも及んで、雇用の質がどんどん落ちて行き、また貧困を生み出すという貧困の連鎖となっていく。

 派遣村は緊急の民間のシェルターだが、本来は行政がセーフティネットをしっかり張ることで防げるはず。貧困から脱出する階段をつくってやり、最終的にはNOといえる労働者をつくることがねらいといいます。劣悪な労働条件で働く労働者をつくらない社会になれば、行政にとっても良いはずと明快でした。

2009年04月11日

満開の開成山公園、花見客へ核兵器廃絶署名を訴え

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     【署名をして頂いた女性。その方のお孫さんに声をかけて】

 郡山原水協が、いつもの署名場所を変えて花見客に署名をお願いしてみようと、午前11時からお昼までの1時間の核兵器廃絶の宣伝・署名行動をこの日に計画。

 予想が当り、きょうは開成山公園は桜がちょうど満開。きのうときょうの暖かさで一気に咲ききったようです。

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     【署名を終えて記念スナップ】

 土曜日とあって、お昼に近づくにつれて大勢の花見客が次々と繰り出してきました。きょうの署名行動には県原水協からも応援にこられ、9人参加で244筆でした。


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【別会場の中央公民館の1Fロビーでは、原爆写真展】

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   【中央公民館へ向かうところも満開の桜でした】

 午後の駅前の憲法署名行動に30分参加し、そのあと福島に飛んで県革新懇の世話人会議。雇用・憲法・消費税・貧困問題などについて意見交換。

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 会議終了後には、窓外の桜をめでながら花見をしました。福島の方は少し散りはじめで、花びらが部屋の中にもこぼれていました。

2009年04月09日

県庁は、満開の桜です

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【おだやかに流れる阿武隈川、県庁の桜並木が映えます】

 きょうは、県庁の控室で資料の整理などをしました。福島市は郡山より北にあるのですが、桜の開花はいつも郡山より早いのです。
 
 県内のほぼ中央を流れる阿武隈川は、県南の西郷村や白河市を通って北上し、宮城県の太平洋に注いでいますが、その標高差が桜前線の動きではっきりわかります。

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【東玄関側にある河野広中の銅像が、夕日に照らされてシェルエットに】

 夕方5時過ぎに県庁の東玄関を出たら庭の桜が満開。そして、空気がとてもあたたかでした。きょうは、全国的に晴れたようですが、春うららの天気に誘われ、昼休みには花見の人でにぎわっていたようです。

 控室にも、観光名所の花見山から「きょうは一番の見ごろですよ」との連絡が届きました。

2009年04月07日

入学式シーズンです

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        【わが家にも春が来ました】

 きのうは、母校の宮城小学校の入学式でした。児童数が年々減って、今年は9人のピカピカの新入生でした。本当にかわいらしい限りです。

 そしてきょうは県立テクノアカデミー郡山の入学式でした。こちらは、旧郡山高等技術専門校が、一部短大化に伴い今年から校名が新しくなりました。職業能力開発短期大学校(専門課程)には、精密機械工学科の第1期生として20名、組技術工学科の第1期生として30名です。

 組み込めシステムとは、家電製品や機械等に組み込まれているコンピューターシステムのことをいうそうで、最新のものづくりを担う設計開発技術者をめざすとしています。

 また、これまであった職業能力開発校(普通課程)の機械制御・電気制御・情報制御システム科の3科は2011年3月で廃科となりますが、建築科だけが残り今年は21名が入学しました。短大もこちらも高卒後2年課程です。

 さらに、これとは別に在職者と離職者等への各種訓練事業があり、障がい者、母子家庭の母などの委託訓練事業も行なっています。

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          【木蓮は、まだつぼみです】

 県内には3つの県立高等技専校がありますが、短大化を強く迫ってきたのは自民党でした。しかし、ほとんど無料に近い授業料で技術を身につけられ就職率も100%と大変メリットがあったのものを、短大卒の資格を得られる代わりに、入学金と授業料の負担が生じることになったのです。

 今のような大失業時代が再び来るとは予想していなかったのでしょうが、なんだか時代と逆行となった感がします。

2009年04月05日

北朝鮮の「ロケット」発射への対応について

 5日、日曜日お昼の時間帯に県の生活環境部長から連絡を受けました。北朝鮮のロケット?ミサイル?が午前11時30分に発射され、東北地方を通過して太平洋側へ落ちたが、被害はなかったというものでした。

 落下物は、日本海側と太平洋側に2つだったとのこと。11時37分頃に、秋田県の西280kmの日本海側に1つ。11時43分頃に、日本の東1270kmの太平洋に落ちた模様。

 さらに、県庁内では12時45分には、総合安全対策会議を開き、県庁内の情報を共有するという連絡でした。実は、3日(金)午後1時過ぎに、県の直轄理事から「総合安全対策会議を設置することにした」との連絡がすでに入っていました。

 それにしても、自民・公明の麻生政権は、きのう4日、発表の5分後に北朝鮮のミサイル発射は誤発表だったとの大失態をしています。なんともお粗末な話です。

 この間、政府与党はさかんに「国連安保理決議違反」の主張を繰り返してきましたが、これには無理があります。国連安保理決議1718号違反とは、「北朝鮮が弾道ミサイルを発射すれば」というもので、つまり発射した際の対応をいうのです。

 ミサイル等の発射を自制するよう強く求めるなどの外交努力=話し合いで解決することに国際社会が最大限の力を尽くすことがまず必要です。政府がいうように、"制裁強化"で対応すれば、北東アジアに緊張をもたらすだけではないでしょうか。

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【誤発表を報じる本日5日付け福島民友1面(左下は航空自衛隊の弾道ミサイル監視用レーダー)】

 きょうの民友新聞の社説は、この件に関して「日本のミサイル防衛(MD)システムは、追尾と迎撃は日本の自前でできるが、ミサイル発射の探知は米軍の早期警戒衛星に頼らざるをえないため、独自の「眼」を持とうと開発を進めてきたのが、今回の誤発信源となったミサイル監視レーダー。

 MD整備に1兆円もかかることに批判もあり、今回の"実戦"でレーダーの性能をアピールしようと考えたのではないかと勘ぐりたくもなる」と述べていますが、なるほどです。

 この間、大騒ぎして誤発表というこんなお粗末な政府の対応に、東北地方の自治体も振り回されました。もちろん、北朝鮮も問題です。

 しかし、これ幸いに政府与党が軍事増強をもくろみ、防衛費に年間5兆円もつぎこむ一方、雇用対策をはじめそのセーフティネットとなる医療・福祉を削るのでは、何が安全・安心の政治かと思うのは私だけでしょうか。

2009年04月04日

東北最大の前方後方墳を市が復元                      きょう、郡山市「大安場史跡公園」がオープン

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 4日、阿武隈川流域の東、田村町大善寺に大安場古墳の史跡公園がオープンしました。きょうはそのオープニングセレモニーに出席しました。

 この古墳は4世紀頃のもので、18年前の1991(H3)年に発見されました。その後発掘調査が続けられた結果、前方後方墳形としては東北で最大ということで、2000年に国の指定史跡を受けました。古墳から出土した石釧(いしくしろ)という腕輪や太刀、槍などは03年に県の指定重要文化財に指定されています。

 総面積は6.5ha、ガイダンス施設は古墳内に納められていた腕輪の形をしています。午前9時~夕方5時まで開館。休館日は月曜日と年末年始。入場は無料です。大安場(おおやすば)史跡公園は、TEL(024-965-1088)。

 オープニングセレモニーで隣席だった地元の大和田県議の話によれば、小さい頃はこの山を駆け回って遊んでいたそうで、昔からここには宝物があると言い伝えられていたとのこと。

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【丘の頂上にある復元した前方後方墳】

 内覧会で公園内をぐるりと巡ると約40分程度。復元された前方後方墳は、意外にも丘の頂上にありました。5つの古墳のうち4つは円墳で、丘の上にある一番大きいのが前方後方墳でこの地方を支配していた有力者の墓らしい。住居は平地にあり、墓は丘陵地を利用して穴を掘ったものらしいとのこと。

 青森の三内丸山遺跡も見ていますが、わが地元にも古墳史跡公園ができたことで、縄文時代から人が住んでいたことがリアルに見てとれるようになり、なんだか感動さえ沸いてくるから不思議です。

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【発見からオープンまで深く関わってきた私の中学校時代の同級生、職員の柳沼さんと喜びを共に】

2009年04月02日

野党5党共同提案の「シベリア特措法案」に期待の声

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【1991(H3)年福島大会の会報。その後何人は故人になりました】

 私の父は、1946(S 21)年4月~1948(S 23)年8月まで戦後3年間シベリア抑留され、同年10月に帰国しました。このことは、いくつか収容所を変わったあと、最後の304収容所の名を取った会報「304会誌」の巻末名簿に記載されています。

 先日、この304会の福島市に住む父の戦友仲間から、新聞で野党が共同でシベリア特措法案が提出されたようだが、私にも頑張ってほしいと伝えてほしい旨の手紙が届き、父からみせてもらいました。

 調べてみたら、朝日など全国紙も報道していましたが、3/25付けの赤旗に詳しく掲載されていました。
野党5党が、24日参院で共同提出したもので、▽シベリアなどへの抑留者が戦後強制労働させれた対価として抑留期間に応じ特別給付金を支払う。

 ▽強制抑留の実態の解明、抑留者の情報収集のための調査を行なう。▽強制抑留者の関する資料の保存や平和記念事業を行なう~などが主な内容です。

 共同提案には、共産党から小池晃参院議員、山下芳生参院議員の2人が参加。小池議員は記者会見で「生存者の平均年齢は87歳であり、一刻も早くこの問題にけじめをつけるべきだ。与党も含めて法案を成立させたい」と述べています。

 この日、全抑留協も声明を出し、「元抑留者への特別給付金にとどまらず、関連資料や遺骨収集などを国の責任としたことに着目し「画期的内容」と評価しているとのこと。

 私の父も今年85歳になります。元気で農作業もしていますが、たしか銀杯1つと労働証明書と、1回限りのわずかな一時金を頂いただけでした。戦後補償問題は、この分野でも早期の解決が必要です。

2009年04月01日

4月1日、新年度スタート                         国民を苦しめている消費税の導入から20年

 4月1日、09年度がスタートしました。県庁内では、新入職員の辞令が交付されたり、また職員も新しい部署に異動したりで忙しい1日だったのではないでしょうか。

 春は別れと出会いの季節。私たちも次期県議選までちょうど折り返しの年です。常任委員会の所属も私が総務から企画環境委員に、宮川県議が土木から商労文教委員に、藤川県議が商労から農林水産委員に所属します。気持ち新たに頑張ります。

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   【おだやかな春の訪れ。近所の梅の花】

 ところで、20年前のこの日スタートしたのは天下の悪税「消費税」でした。最初は3%でしたが94年自民・社会・さきがけ村山内閣の時に5%増税を決め、97年自民・橋本内閣で実行しました。

 消費税は「社会保障の財源」といわれてきましたが、それは全く逆です。医療費はサラリーマンが1割から3割負担に、お年寄りが通院月800円から1割~3割負担へ。75歳以上の後期高齢者制度も導入されました。

 年金も、支給が60歳から65歳へ繰り延べられ、毎年保険料も上がる・給付は下がるしくみに改悪。介護も、特養ホーム待機者が全国で2万人から38万人に(県内では1万人)。障がい福祉も、無料から原則1割負担で、障がいが重い人ほど重くなる応益負担が導入されるなど、社会保障の切りすての20年間でした。

 一方で、大企業は「消費税負はゼロ」で、1円も負担していません。原料などにはかかっても全て販売価格に転嫁できることや、輸出戻し税で税が戻るからです。その金額は4兆円。

 そのため消費税収は17兆のうち13兆円しか入らず、その穴埋めは、見銭を切って消費税を転嫁できない中小零細業者や地元商店です。こんな理不尽な税制はありません。

 20年間で国民が収めた消費税は総額213兆円、法人3税は総額182兆円の減税が行なわれました。ところが、自民も民主もまたも消費税を10%以上に引き上げようとしています。

 年間5兆円もの軍事費を削り、政党助成金をなくす、大企業や大資産家には応分の税負担を求める。これをやれば、消費税の増税なしでも安心できる社会保障が実現できるのです。総選挙で共産党の議席を増やしていただき、天下の悪税・消費税増税はストップ! せめて食料品は非課税にさせましょう!