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2009年03月30日

まだ雪が残る安達太良山

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 県の農業総合センターに行った際に、振り返るときれいな安達太良山がくっきりと見えていました。ここは郡山市の北のはずれ、本宮市と隣接しています。

 陽ざしは春めいて明るいのに、まだ風が冷たいのは、安達太良山の残雪をみれば納得です。

2009年03月29日

  井戸払い

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 29日は、春の恒例の井戸払いでした。今では市の水道を引いている家が多くなりましたが、共同の井戸があり今でも水が湧き出ています。 この水のお陰か、私の集落は長生きのお年寄りが多いところです。

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 一年に2度、春と夏に各戸から一人ずつ出て井戸払いをします。夫がぎっくり腰になったため、私も久しぶりの参加です。
 
 やぐらをはずしたあと、以前はみんなでバケツでくみ出していましたが、ポンプを使って吸い上げるのでだいぶ楽になりました。私の同級生の一人がはしごをかけて中に入り、たわしでこけを落としきれいに洗い流しました。

 私の祖父母の時代は天秤棒でかついできて台所や風呂水に使っていたので、昔は水が貴重でした。そういえば、私が小さい頃も水道管が故障すると私も天秤棒をかついで水汲みにきました。

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 ここの共同の洗い場の池では、よく野菜を洗いに行っていたのを思い出しました。それこそ近所のおばさんやお姉さんたちと、文字通り井戸端会議をしながら・・・。

2009年03月28日

中田の紅しだれ桜、三春の滝桜~桜の季節までもう少し。                                 結婚記念日             

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      【三春の滝桜】

 28日、赤旗読者の集金へ行ったついでに、桜の名所の状況を見てきました。地元中田町の紅しだれ桜も三春の滝桜も、まだほんのつぼみがでたばかりですが、4月半ば頃が見ごろでしょうか。

090328紅しだれ桜①~1.JPG                  【中田町の「紅しだれ桜」】

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 中田の紅しだれ桜は三春滝桜の子孫ですが、紅色が濃いのでこちらの方がきれいです。今年は、県の地域づくりの予算も活用したとかで、桃畑につながる木道が整備されていました。
 
 花見の季節には出店もでますし、三春の滝桜とともに中田の桜名所めぐりの花見ツアー客でおおにぎわいになります。みなさんもどうぞ、おいで下さい!

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 ところで、お昼によった小さなレストランでちょっと素敵な想いを味わせていただきました。レストランの隅にはエレクトーンが置かれ、ビートルズやポップス、クラシックなど素敵な曲が次々と流れてきます。よく見るとかわいいお人形のジャズバンドが、ちゃんとメロディに合わせてそれぞれ演奏するのにはびっくり。

 そのうち結婚行進曲も流れてきました。そういえばきょうは33回目の結婚記念日でした。夕べは私がたまたま買ってきたケーキで、前夜祭と称して2人でお祝いしました。

 実行委員会形式の仲間のみなさんによる心のこもった祝宴をしてもらいましたが、私たちも夜中まで準備に追われて当日を迎えたのをなつかしく思い出します。
 

須賀川一中柔道部事故の地裁判決で                    原告の主張がほぼ認められる                                

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【報告する原告のご両親と2人の弁護士】

 27日、6年前に須賀川一中柔道部事故で意識不明になっている娘さんの両親が原告となって裁判を起こした最終判決が下り、この日福島地裁郡山支部で結審しました。多数のマスコミがつめかけました。

 私も急きょかけつけ判決を聞くまではどうなることかと心配でしたが、報告集会で弁護士と原告の両親から「主張がほぼ認められた判決内容だった」と報告されてほっとしました。これまで6年間支援してきた子どもの命と人権を守る会の皆さんや関係者のみなさんにも喜びが広がりました。

 私は、05年12月県議会の本会議と委員会で県教委を質し、「学校災害時に、事故報告書が被害者やその家族から何も聞かないまま、学校側だけで記入し県教委まであげられていたことが、事故の真相を覆い隠すことになっている」と指摘し是正を求めました。

 両親が裁判に訴えたのは、「事故の真相を知りたい」という素朴な要求からでした。県と市、そして加害者の当時の生徒に対し賠償金も課せられたわけですが、今判決を真摯に受けて行政側も賢明な判断が求められます。

 そして、この事故を教訓にして学校災害を極力なくす努力と、もし事故が発生したなら速やかに対応するとともに、事故の内容を隠すことなく誠意をもって明らかにすることです。子どもの命を預かる教育の場としては当然のことではないでしょうか。

2009年03月22日

「郡山派遣村」第2弾~労働相談、生活相談続々

 22日、少し小雨模様でしたが、予定どおり西口駅前広場で2回目の「郡山派遣村」を開催しまし。私はお昼すぎからの参加でした。

 すでに、おにぎりや豚汁の炊き出しにも次々と訪れ、労働相談には数人が相談の真っ最中でした。このあと生活保護の申請をしたいと申し込んだ人は10人になったようです。

 
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 この取り組みは昨年末に初めて行なわれましたが、今回は、ぜひボランティアでお手伝いしたいとの申し込みがあり、桑野共立病院のスタッフや地方労連、弁護士、行政書士などの専門家もボランティアで参加し、のべ80人が参加。共産党からも専従スタッフや市議団、県議の私が参加。炊き出しの食材は、農民連からの提供でした。

 広場では1人ずつリレートークも行なわれ、パナソニック派遣切りの裁判をたたかっている佐藤さんも訴えました。労働者が人間らしく働ける条件をの署名活動も取り組まれ約400人の署名がよせられました。

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【岩崎市議とともに】

 終わり頃に、一度相談に来た男性が、「ぜひ、長く続けてください」とわざわざ言いに来ていきました。私たちも息の長い取り組みをしていく必要を感じています。

県農民連が20周年記念祝賀会

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 22日、お昼をはさんで県農民連が、設立20周年記念祝賀会を県農業総合センターで開き、来賓として出席しました。会場の各テーブルには、県内産と北海道から沖縄までの豊かな食材が並んでみごとです。

 力強い霊山太鼓のオープニング。亀田会長が、「農民連は、設立当初から輸入食糧とのたたかいだった」と20年間を振り返り挨拶。そのたたかいが、昨年ついにJA農協中央会も県農業会議も「米の輸入自由化反対」の決議をあげさせるまでになったのです。

 おそらく、こうした動きは全国でも早い方ではないでしょうか。県議会では9月議会で全会一致でこの意見書が採択されています。

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 福島県農民連が果してこられた大きな役割は、3つあると思います。1つは、「ものをつくってこそ農民」を掲げ、自民党農政と果敢に闘い続け、国や地方自治体の農業政策に大きな影響を与えてきたこと。

 2つは、安全・安心な農産物にこだわり、県内や大阪の新婦人と産直運動を広げ、生産農家を守り育てきたこと。全国農民連の食品分析センターが、汚染輸入米などの農薬分析で大きな役割を果たし、マスコミで取り上げられました。

 3つめは、アジアの国の農業者との交流を積極的に広げ、ビア・カンベシーナにも正式に加盟し、各国の「食料主権」を守ろうと呼びかけるなど、グローバルな活動を展開していること。

 県内では、JAとの共同で「大豆の会」をつくり、遺伝子組み換えでない大豆を提供しています。JA代表の来賓挨拶では、「農民連との共同の取り組みは福島県だけではないか。輸入米反対の決議もあげた。今年のテーマは家族経営をかかげている」と聞いて、JAも大きく変化したなーと私も驚きました。

 「農業を守る」という原点に戻れば、考えは同じ所に行きつくということでしょうか。おいしい食材を口に入れながら、互いに幸せに満ちた笑顔で交歓できる、これも農民連ならではの魅力です。 

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【先月、20周年祝賀会の案内状とふろしきをもって来室された亀田会長と根本事務局長】

2009年03月20日

正副議長選挙、常任委員会の正副委員長指名への態度

 19日の最終日の最後に常任委員会の正副委員長の指名と正副議長選挙が行なわれたため、閉会は夕方6時でした。

 私たちは、これまでも議会の民主的運営のために、正副議長については第一会派から議長、第2会派から副議長を、常任委員会や特別委員会の正副委員長についてはすべての会派からの比例配分とするよう主張してきました。

 今議会は、2年ごとの改選時期を迎え、自民党は全てのポストを独占しようとの動きがありました。結局、最終的には副議長のみ第2会派の県民連合にやり、福祉公安委員会の委員長に公明党(3人会派)に初めて就任させました。

 県民連合は他のポストを要求もせず民主的ルールづくりをしようとせず、一方の自民党は自分たちの枠の中から公明党に配分するなどという多数会派の横暴ともいえるやり方に抗議し、常任委員会の委員長・副委員長の指名については反対しました。

 ただし、正副議長についてはこちらの主張どおりだったので賛成し、新議長・新副議長は満票で当選しました。挨拶にこられた新議長は、まさか私たちの支持が得られるとは思っていないかったと感無量の様子でしたが、私たちは公平・公正な議会運営をと要望しました。

継続審査中の「私学助成の増額を求める請願」6本を他会派が全て否決                                

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【私学助成の請願に賛成し起立する3人の県議団】

19日、予算議案等へ採決後に、請願や意見書の採決が行なわれました。私たちが紹介議員になり12月県議会に提出されていた「私学助成の増額を求める請願」6本が、本会議で否決されました。

 実は、私学経営者からも自民党議員紹介で、同様の請願が継続扱いとなっていたのですが、自民党は「当初予算に反映された」などという理由で"取り下げ”ました。私は、耳を疑いました。私学経営者側も父母などから多くの署名を集めて請願を提出していたからです。

 請願者自身の意思なのか、それとも自民党の意向なのか、または、私たちの請願を一緒に採択したくないためなのかその真意はわかりませんが、取り下げをしなくとも、継続扱いになれば審議未了で採択となりません。請願者の意向をもっと大切にすべきではないでしょうか。

2月県議会最終日 宮川県議が当初予算案に反対討論

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【採決で09年度当初予算や手数料値上げなど10件に反対し、着席のままの県議団】

20日、2/17~3/19までの1ヶ月余にわたる2月県議会が閉会しました。最終日の19日は、宮川県議が県議団を代表し、当初予算など10件について討論に立ちました。

 来年度予算には、私たちが一貫して反対している小名浜東港建設費54.2億円(うち県費32.7億円)が計上されています。人工島建設は雇用対策にもならないし、完成しても国直轄部分の島の埠頭管理は民間に丸投げする予定です。

 いったい誰のために造るのか!という代物です。この東港建設は、自民党も県民連合会派もだんまりを決め込んでいますが、出来上がったら福島空港やあぶくま高原道路(トラハイ)のように、推進してきた自民党県議の総括質問にもあったように「大変な事業費をかけてつくったのに、さっぱり利用がない」などと嘆くのでしょうか。

 今議会は、かつてない雇用破壊や貧困が広がっている中で、自治体としてもセーフティネットが問われました。まだまだ、福祉・医療・教育予算も不足しています。したがって、県民の新たな負担増となる手数料の引き上げや、新たに設ける教員免許更新制度に伴う手数料等の改定条例にも反対しました。
 

総括で藤川県議へ「住居がなくても生活保護適用は可能」と答弁

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【総括質問に立つ藤川県議】

 18日、藤川県議が持ち時間19分間の総括質問に立ち、「年越し派遣村の教訓を生かした生活保護行政を」、「ホームレス支援法の計画づくりを」、「南相馬市の大甕産廃の許可取り消しを」など3点にわたり県を質しました。

 私も本会議で取り上げましたが、藤川県議も福島市の対応の実例も示し、生活保護の適用が「住居がない」ことをもって適用させないことは、生活保護法に照らしても問題と県を追及。

 当初、保健福祉部長は、「申請は受け付けるが、保護決定はできない」、「派遣村での対応は特例」と答弁していましたが、やり取りする中で、「知人・友人宅へ一時的に寄宿している状況については適用は可能」と一歩前進の見解も示しました。

 そもそも生活保護法の規定にそって指導すれば、申請拒否や適用除外はできないことになっています。わが党の国会の論戦や県議会の論戦で、これまでの生活保護行政に風穴をあけることができたと思います。

 また、産廃問題では、藤川質問で大甕産廃の業者が産廃行政を担う資格も常識も持ち合わせていないこと、それを許可取り消しをしない県の姿勢もおかしいことが誰の目にも明らかになりました。

2009年03月14日

党後援会ブロックの決起集会

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【宮本さんを交えてお昼は手づくりの豚汁や焼肉】

 14日、市内党ブロック後援会の決起集会があり、宮本しづえ東北比例予定候補もかけつけ、国会の動き、民主党の小沢代表をめぐる問題などについて訴えがありました。

 民主党の小沢代表秘書が西松建設から政治献金をもらい逮捕されましたが、この事件は自民党の国会議員にまで広がっています。

 自民も民主も"政治とカネ”にまみれていることが端的に示された事件です。これと対称的に企業・団体からの献金を1円も受け取らない、政党助成金も受け取らないという点で、私は共産党で良かったなと思っています。

 私からは、雇用問題で県政と県議会が、劇的な変化をとげていること。控室には、派遣切りにあった若者から深刻な相談があいついで寄せられ、私もその電話を受け相談中であることを報告しました。

 

2009年03月10日

県スポーツ民謡の新春のつどい

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 去る3/8、磐梯熱海温泉で、開かれた県スポーツ民謡の会の「新春のつどい」に来賓として参加しました。

 会場は、立錐の余地もなくテーブルが並べられ、それもほとんど女性たちで埋め尽くされ、それはみごとでした。

 舞台では、踊りのお師匠さんが祝舞を舞いましたが、その踊りを真剣な眼差しにでみつめる会員のみなさんに圧倒されぱっなしでした。

2009年03月09日

小名東港への追加補正に反対し討論                               藤川県議も、07年度普通会計決算に反対し討論 

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【2月補正予算への反対討論】

 9日は本会議があり、2月補正予算などの議案と、07年度決算審査議案が付託されました。私が、2月補正予算の採決に先立ち反対討論を行いました。
 
 2月補正予算は、国の経済・雇用対策を受けて基金をつくる約170億円の事業が7つ提案されました。これについては、異論がありませんが、問題は、またしてもムダな大型事業の小名浜港東港に事業費ベースで21億1,000万円の追加補正され、県負担分として約10億円が投入されます。
 
 東港へは、9月と12月にも追加され今回で3回目。3回分で11億8,000万円の追加補正です。これを年間ベースでみると約66億円強の事業費、うち県費33億5,000万円が投入され、昨年度の3.7倍にもなっています。

 県民に対しては、お金がないと言って福祉や教育予算を削減し、なかなか要望に応えないでいますが、一方でこんな必要もない大型事業でムダづかいをしているとは・・・。この点を指摘し反対しました。

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【07年度普通会計決算に反対し討論する藤川県議】

 07年度の普通会計決算については藤川県議が、同様の観点から意見を述べて反対討論しました。
 

2009年03月05日

宮川県議、県立病院と社会保険二本松病院存続問題                         温暖化対策・産廃問題で質問

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 5日、宮川県議が一般質問で登壇し、医師確保対策や双葉地方の県立大野病院を双葉厚生病院への統合をしないで充実することと、請願が提出されている社会保険二本松病院の存続を国に求めるよう県を質しました。
 
 また、県の温暖化対策についても今の目標では、とうてい達成できないことを指摘し、産業界との契約を結ぶなど提案しました。

 産廃問題では、地元いわき市につくられようとしている産廃処分場建設に対する県の姿勢や、南相馬市の大甕産廃問題への県の対応をただしました。

2009年03月03日

雇用、原発・プルサーマル、予算偏成、教育行政などで質問                                                                           知事、「構造改革」を批判

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3日、2月県議会の一般質問で登壇しました。2月県議会は予算議会なので、私たちは本会議で2人登壇できます。

 今回は、私が3日(30分)、宮川県議が5日(20分)に質問です。私は、構造改革、雇用対策、原発・プルサーマル問題、来年度予算編成について、教育行政などについて質問。

 知事に対しては、まず「構造改革」についての評価を質問。政府の「構造改革」路線があらゆる分野にもたらした政治の責任は重いことや、中谷巌氏の"懺悔の書"の出版や、品川正治氏が日本型経営で労働者とその家族を守るべきとの提言も示しながら質問。

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           【「構造改革」と「プルサーマル」について答弁する佐藤知事】

 知事は、「セーフティネットが十分に整備されないまま、早急な改革が行われた」とし、三位一体改革などで、地方財政も逼迫を招いた」とし、明確に批判しました。

 さらに、原発・プルサーマル受け入れについて、私が、02年8月の東電の検査データの記録改ざん時の県と県議会の対応をあらためて示し、さらに、02年8月以降もデータ隠しや原発震災などへの対応をみても信頼回復されたとはいえないと指摘し、

 「プルサーマル計画を受け入れるべきでない」と知事に質したところ、知事は、自民党の代表質問へと同じく「慎重の上にも慎重を、熟慮を重ねていかねばならない」と答弁。

 また、雇用問題について内部留保や配当の一部を使って雇用を守り、「企業の社会的責任」を果たすよう求め、現行の派遣法のもとでも違法があれば正規雇用にする義務が生じることなどを示し、企業へ雇用を守るよう申し入れるよう求めました。

 商工労働部長は、県内の経済にとっても大きな影響がでるとし、「機会を捉えて企業にも要請していく。会社更生法の適用申請中のスパンション・ジャパンへの今年度の補助金は見合わせる」と前向きな答弁でした。

 80年前の昭和の恐慌のときに、農村の失業や欠食児童、娘の身売り問題について超党派で討議したことを述べ、今こそ党派や立場を超えて県民の雇用とくらしを守るために力を合わせましょうと壇場から呼びかけたところ、「そのとおり」、「異議なし」と声がかかりました。

2009年03月01日

「双葉地方の病院充実を」の要請団が来室

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【双葉町長から要請を受ける県議団】

双葉地方にある県立大野病院と双葉厚生病院との統合の方向が出されています。26日、双葉郡選出の2人の県議らとともに、双葉町長はじめ7団体が、病院機能の充実を求めて、県議会の各控室を回り要請に来室しました。

 先日は、双葉地方のみなさんが、プルサーマル受け入れを求めて要請に来ましたが、今度は病院の存続問題です。私たちは、是々非々に対応していきますが、それにしても、全く違う問題で続けて要請を受けるとは・・・。

 この問題は、5日の一般質問で宮川県議も取り上げることになっています。県立大野病院は、原発立地の県立病院として、被爆治療も行なう役割を持っています。そうした意味でも県は、県立病院をむしろ存続・充実させその役割を果たすことが求められているのです。

 こうしたことが起こるのは、県自身の行革と、国もまた公立病院ガイドラインを示し公立病院の役割を縮小し国の財政支出を抑制するねらいがあるからです。

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 その計画策定の期限がこれもまた3月末に迫っているため、県は県立大野病院を双葉厚生病院に統合させようとして、地元が反発しているのです。プルサーマルや原発交付金がらみもあるのかどうか不明ですが、これまで、地元ときちんと話合ってきたのかどうかが問われます。

 いずれにしても、双葉地方の医療過疎という問題に、県がどう責任をもつかです。