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2008年11月30日

安積黎明高校合唱団 連続29年(30回)金賞受賞                                                       郡山ソフトボール協会50周年記念祝賀会

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 27日は、県立安積黎明高校合唱団が、全国合唱コンクールで29年連続金賞受賞祝賀会がありました。すばらしい歌声を目の前で聞かせていただきました。

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 また、去る24日には、郡山ソフトボール協会の創立50周年記念祝賀会に招待を受けました。前日は、北京オリンピックで優勝した宇津木監督と、上野投手と乾保守の両選手が子どもたちに練習の手ほどきに訪れたようです。

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 祝賀会のオープニングでは、うねめ太鼓保存会小若組が力強く「安積山(あさかやま)」を演奏。小若組は、小1~中学生まで1人だけ男の子でほとんど女の子ばかりですが、みごと県大会で優勝したとのこと。

 祝賀会では、ソフトボール協会に尽力された方々が、大勢表彰されました。

2008年11月28日

母親連絡会が県交渉

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 26日、母親連絡会が、今年須賀川市で開かれた県母親大会での要望項目をまとめ、県と交渉しました。

 女性をめぐるさまざまな問題のテーマ別に開かれた分科会の要望は、多方面にわたりますが、この日の要望事項では、特に母子家庭への児童扶養手当てが改悪され、その申請事務手続きが複雑になったことから、現状がどうなっているのか質問があり、その資料があとで届きました。

 県の調査によれば、今年8月までの再申請をまだ行っていない家庭が県内で108人いることがわかりました。県も申請手続きの簡素化を国に要望しているとのことでしたが、それにしても2つも3つも仕事を掛け持ちして働きづめ状態の母子世帯が、こうした手続きを見逃すことは少し考えれば予想できるはず。

 行政側としても申請待ちでなく、きめ細やかな対応で制度の活用を図れるようにすべきです。

2008年11月25日

「緊急雇用対策本部の設置」など知事へ申し入れ

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 25日夕方、党県委員会と県議団とで、県内に表れている企業のリストラ問題で、県に緊急の雇用対策を取るよう申し入れました。内堀副知事が応対しました。

 最上県委員長と宮本しづえさん、山田ゆたかさんも同席。最上委員長が、県内の大手関連企業各社が、アメリカのばくち経済による金融危機を受けて、非正規雇用の労働者を年末に向かって首切りしようとしているなどの調査結果を報告。

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 知事が先頭に立ち、企業に雇用を守るよう働きかけることや、県に雇用対策本部を設置し対策を取るよう要請。私もかつて行なったような国の緊急雇用対策を、県が率先してやってはどうかと提案しました。

 要請を受けて、副知事は「できることからは始めたい」と述べましたが、雇用対策はこれからのようです。マスコミ各社も関心をよせ、夕方のTVでも放映されたようです。

県職員給与問題について反対討論

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 25日は、職員給与等の条例改正議案を審議する臨時県議会が開かれました。県人事委員会は、民間との較差分を埋めるため、月例給を0.18%引き上げる一方、ボーナス分を0.02月分引き下げようとする勧告を提出し、県は職員組合との協議を経て、勧告どおりの条例改正案を提案。

 所要額は、月例給の引き上げで3億8千万円の増額、ボーナス分で2億5千万円の減額、差引き1億3千万円の増額となりますが、以下の問題点を指摘し反対しました。私が反対討論を行ないました。

 私は、2つの角度から問題を指摘。1つは、人事院が行なっている民間事業所との比較ですが、06年度から政府の人件費総抑制政策に従い、対象規模をそれまでの「100人以上」から「50以上」まで広げた問題。

 歴史的には1964年に「官民一体」のたたかいで、「50人以上」を「100人以上」にかえせてきたものを、人事院が逆戻りせたわけです。そのため、06年以降は、削減された中で比較しているに過ぎません。

 さらに、県職員の給与引き下げは、市町村職員給与や中小企業へも影響を及ぼすことや、ひいては地域経済を冷え込ませることにつながることも指摘。

 もう1つは、「県の財政が厳しいから」との理由についても2つの要因があることを指摘。国の「三位一体」改革による地方交付税の削減と、県自身がつくってきた大型開発による借金増大です。

 そのツケを県民や職員にしわよせするのをやめて、小名浜東港、トラハイ、大規模林道など不要不急の大型事業にこそメスを入れ、これらの事業を中止すべきではないかと意見を述べました。

 公務・公共サービスの質の確保や人材確保、専門性の拡充のためにも、地域のモデルとなるような給与水準にすべきと述べ、条例案4件に反対を表明。採決では、共産党のみの反対で可決となりました。

2008年11月23日

県の「福祉灯油」補助~生活保護世帯へ拡大実現                           しかし、豪雪地域限定はそのまま

 13日に県の12月補正予算の内容が発表されましたが、市町村への県「福祉灯油」(県2/1)補助制度が一部拡大され、「生活保護世帯」も対象に加わりました。ただし、「豪雪地域に限定」は変えていません。県は、12月県議会で議決後、県の要綱も見直し、市町村に示す方針です。

 これは、市町村などからも要望が寄せられていたからというのが理由ですが、「生活と健康を守る会」が何度も県と交渉し改善を求めてきたことも大きかったと思います。ようやく実現できました。

 「豪雪地帯」限定のため、県内19市町村が対象ですが、県内で冬季間灯油を炊かなくてよい地域などないのですから、この地域枠をはずすよう、引き続き県へ求めていきましょう。

 

2008年11月20日

郡山九条の会 品川正治さん講演会に300人

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 15日は、郡山九条の会3周年記念・郡山医療生協9条の会4周年記念として、品川正治さんを招いて講演会を開きました。会場はイスが足りなくなるほどの盛況で、約300人が集いました。

 品川さんは、経済同友会の終身幹事です。「戦争、人間、そして憲法九条」のテーマで1時間半以上にわたり、前半はご自分の戦争体験と憲法9条への思い、後半は、アメリカ型の雇用・経済政策から日本型の雇用・経済へなどの経済政策について話をされました。

 印象的だったのは、「人間の目」で物事をみることの大切さを強調されたこと。世界で起きているさまざまな問題も、紛争や経済問題も、“人間の目”でみれば、どうすべきかが自ずと見えてくるはずだと。

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【講演を終えた品川正治さんとともに】

 品川さんは、最初に『新憲法』草案を目にした時の感激を、次のように話されました。
「大学生の時に招集され、中国で終戦を迎えようやく日本の港に帰国。上陸するまで2日間船に留め置かれたが、その船内で見つけた3月8日付けの新聞に、憲法草案が発表されていた。

 それをみなの前で読むようにいわれ読んだが、第九条のところで涙で読めなくなった。みんなで号泣した」といいます。これで、本当に日本は戦争を二度としない、武器も持たない。当時の国民の偽らざる気持ちがちゃんと書いてあったからだと・・・。ぜひ、このことを忘れないてほしいと呼びかけました。

 それを「“押しつけ憲法”という人たちはどういう立場の人なのか、誰なのか、よく見てほしい」とも。実は、品川さんが戦争体験を話すようになったのは、70代後半になってからといいます。現在、私の父と同じ84歳です。

2008年11月16日

県立ろう学校100周年記念式典

 15日は、県立聾学校の100周年記念式典に来賓として出席しました。1905年(明治38年)に、荒川氏ら5人で発足した安積訓盲会が設立され、そこから郡山訓盲学校などさまざまな変遷をたどって今年でちょうど100周年。

 少し肌寒い日でしたが、体育館には昨年度設置されたばかりの暖房機があったので大丈夫でしたが、校舎も体育館も決して新しいとはいえず、県の教育予算のあり方がやはり問われていることを実感。

 式典には、幼児部の子どもさんも出席していたので、にぎやかな子どもの声に驚きもしましたが、普通高校との違いを知りました。

 先生たちは全て手話で話しをされ、また、生徒を代表して挨拶された高校生も手話を使いながらですが、来賓席の前にはあいさつ文がスクリーンに映し出されたのでよくわかり、その内容も素晴らしいものでした。

2008年11月12日

「いのち育む~里山は萌え」                                   三穂田町の産廃処分場を阻止した住民のたたかいの記録

 郡山市三穂田町に建設しようとした産廃処分場をめぐる住民のたたかいの要になって事務局長を務めた吉川一男さんが、笑いと涙と感動の記録を物語風にまとめた本が、今年10/25に八朔社から出版されました。

 産廃処分場の建設を阻止させたケースは、全国でもマレだそうで、全国ゴミ弁連副会長の広田次男弁護士が推薦文を寄せていますが、全国の住民運動を大きく励ます内容です。ぜひ、書店などでお求め頂きたいと思います。

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 郡山市三穂田町は、安積平野の西南部にあります。安積平野は、米どころ郡山市(全国の市でトップ)の中心をなす広大な水田地帯で、その水源地にあたる西山の山林に、突然ゴミ最処分場を建設する計画を吉川さんが知ったのは、2004年2月でした。

 郡山の奥座敷とよばれるこの山里は、この会が調査した結果、猛禽類のノスリや絶滅が危惧されるモリアオガエルが生息する自然の宝庫であることがわかりました。これが地元のマスコミを通じて報道されると、市民や県民の関心が高まりました。05年の春、私が現地を案内してもらっている最中に頭上高いところでピィーと鳥の鳴き声。それがノスリでした。

 しかし、運動が始まるといわゆる「アカ攻撃」があり、吉川さんらは一旦運動の役員からはずされます。その後、紆余曲折を経て、「里山の環境を守ろう」の一点で住民が団結していく様は、まるでドラマをみているようですが、すべて実際に繰り広げられた出来事です。
 
 処分場予定地のすぐ脇には20戸ほどの分譲住宅があり、その住民が飲み水に使っている井戸まで30メートルという近さ。そこが汚染されることになるとわかり、建設指し止めの裁判に打ってでたのが2006年6月。

 大変な決意とたたかいを広げ、半年後の2006年12月19日、ついに、第2回公判で当該業者が永久にこの場所に産廃処分場を建設しないとの「全面勝利」和解判決を勝ち取りました。私も裁判所にかけつけ、会のみなさんと一緒涙を流したこと、生涯忘れません。
 

2008年11月11日

12月県議会に向けて「知事申し入れ」                                保険証がない子どもが全国で3.3万人、県内で667人も

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 12月2日から始まる12月県議会に向けた知事申し入れを行い、12月補正予算要望と来年度の第一次予算要望の2点について、党県議団の考え方を説明しました。

 今回は、年末に向けた原油高騰対策と、特にアメリカ発の金融危機の影響で、派遣労働者のリストラや中小企業への下請単価の切り下げが出ていることから、県の緊急対策を求めました。

 特に、『子どもの貧困問題』を取り上げ、保険証を持たない子どもは中学生以下が全国で3万3千人、本県で667人いることを示し、一律に国保証の取り上げ(資格証明書の発行)を行なわないようにという国からの文書も示し、県の対応を求めました。

 予算のあり方については、ナショナルミニマム(国の責任で、最低限の生活の水準)を保障するため国の財政支援は必要なこと。そのために国の交付税削減撤回を強く求めるよう指摘。

 同時に、県も大型公共事業を見直し、医療・福祉・教育の予算を削減せず、子どもの医療費助成の年齢引き上げや30人学級の継続、障がい者や行高齢者への支援を行うよう要望。

 さらに、MA米中止や農産物の自給率を上げること。温暖化対策のためには、事業所とCO2削減協定を結ぶことや、老朽原発の廃炉と原発増設・プルサーマルを認めないよう求めました。

2008年11月09日

中田ふるさとまつり/街頭宣伝

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 9日は、直売所がある場所で中田ふるさとまつり。大勢の参加者でにぎわいました。各テントには、地元産の野菜やゆず、豆類、くだもの(りんご、ラフランスなど)の他、手打ちそば、味ご飯、米粉団子など。
私もにおいに誘われてついつい食べてばかり。すっかりおなかが膨れてしまいました。

 今年は、この場所に中田情報発信基地(一部県の予算で)がつくられました。中田の有名なしだれ桜の名所をDVDで見ることができます。また、柳橋歌舞伎や海老根和紙の「秋蛍」などの案内もしています。
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 中田建築組合が建て前を再現し、もちやお菓子、お金がまかれ、こちらも大賑わい。そして、子どもたちは、ミニSLに乗って大喜び。なんと地元の自動車整備工場の社長さんが、レールまで全て手づくりしたものです。大人も楽しみました。

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 午後は、市内を宣伝カー走らせ、総選挙の支持などを4ヵ所から訴えました。ところで、私もとうとうメガネデビューです。老眼ではなく、乱視のため!ですよ。

2008年11月08日

中田町の文化祭きょうから

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【柳橋保育所の子どもたちのちぎり絵】

 きょう8日は文化祭、9日はふるさと祭り、23日は駅伝大会と中田町の秋の行事が始まりました。きょうは、屋内で文化行事です。みごとな手づくりの作品が並べられている会場で、花いっぱいコンクールの表彰式、少年の主張、アトラクションとしてマリンバの演奏もありました。

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【「少年の主張」で発表を終えたみなさん】

 いつもは、2月の「少年の主張」を、大勢の人に聞いてもらえるようにと今年から一緒に開催。
 小中学生や高校生、養護学校高等部の子どもたちが、家族のこと、自分のこと、犯罪事件のニュースについてなど、なかなか大人自身が問われる中身でした。
 
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 最後に、アトラクションとして、あぶくま養護学校の高等部2年生、柳沼輝君のマリンバ演奏でした。リズミカルな曲から始まって、森の水車、千の風になって、崖の上のポニョ、もみじなど秋の曲メドレーなど、合間に自分で曲目を紹介しながらの演奏です。

 クラシックからいろんなジャンルの見事な演奏に、私もうっとり。会場からも、演奏が終わるたびに歓声と大きな拍手が沸きました。

 輝君は、小さい頃からリズム感や音感が良かったそうです。本格的に音楽の先生と練習を始めたのは中学生からで、まだ始めて3年ぐらいだそうです。ぜひ、その才能を伸なし、花開かせていってほしいと思います。

御舘地区の幼・小・中・高PTA合同交流会

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 7日夜、毎年恒例となった中田町の御舘地区小中高PTA合同交流会がありました。今年からは保育所も参加することになりました。伝統の柳橋歌舞伎の舞台があるところが会場で、地域のPTAの方々を中心に学校関係者や町内会や同窓会など地域の方々も参加。

 小中高校の校長先生が学校の取り組みが紹介され、当番のPTA会長さんからは家庭学習のアンケート結果の報告。「メディアと子どもの脳について」のビデオは、大変考えさせられる内容でした。

 また、私が挨拶で教育予算が12月で増額補正されることを述べたことから、あとで話題に。「要はお金の使い方ではないか。将来の子どもたちにはもっと投資してほしい」という方が何人もおりました。

2008年11月06日

県下農業者大会~MA米輸入中止などの議案採択

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【受賞者を代表して、農業を守る決意を述べる郡山市農業委員会の川崎委員長】

6日、今年も福島市のパルセいいざかで県農業委員の大会が開かれ、来賓として出席しました。郡山市農業委員会は、団体の部で最優秀の表彰を受けました。
 
 今年の討議議題は、大きく2つ。その1つに、MA米の輸入中止を求める項目がありました。会場からの発言でも、二本松の農業委員(共産党推薦)が、「これを高く評価する」と発言。

 「99年の国会で、中林議員(共産)にMA米は義務ではないと大臣が認めた」ことも紹介し、「全国農業会議所会長でもある太田豊秋会長には、MA米中止で引き続き頑張ってほしい」とエールを送りました。

 太田会長も「国際的な約束ごとなので難しい面もあるが」としながら、「自民党が政権に入っていない細川内閣で決めた」(昨年まで太田会長は、自民党参院議員だった)ものと述べ、発言に答えました。

 さらに、西郷村の農業委員は、農産物の価格保障について発言。わが党の農業政策と一致する提案です。

 その一方で、来賓挨拶に立った県内選出の自民党、民主党国会議員の挨拶は総選挙を意識してか、自民党の参院議員は「食の安全に関する提案に民主党が賛成してくれない」とこぼし、民主党衆院議員は「太田会長には、県議時代には自民党県議として大変お世話になりました」などとお礼を述べたり?

 マルチ商法の企業の監査役をしていた問題が取りざたされている民主党参院議員には、会場からざわめきと拍手が入り混じっていました。

 農業政策においてもそうですが、かつては自民党だった民主党議員を眼前でみていると、自民、民主にほとんど違いがないことをあらためて実感します。

2008年11月05日

教員旅費・暖房費など、12月に増額補正~政調会で明らかに

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【県庁も秋色に彩られて】
4日に開かれた12月県議会に向けた政調会で、教育庁は教育予算を一部増額補正すると説明。増額するのは、県立学校の暖房費と教員旅費などで、約2億3千万円を要求中とのこと。

 暖房費は、当初で例年より3割増で計上したものの、この半年間で原油が急騰し、さらなる追加が必要と判断したとのこと。もう1つは、教員旅費の不足を補てんするというものです。

 9月県議会では、藤川県議が増額補正を求め、自民党からも問題にされた教育費不足。最終日に私も反対討論で「小名浜東港に1億2,600万円も増額補正するなら、そのお金を不足している教育に回すべき」と指摘しました。

 何よりも、学校現場から「生徒の引率旅費がない」、「校長会に出る旅費もない」など、深刻な影響が出ていることを無視できなくなったからでしょう。知事部局の旅費と教育現場の旅費は内容が違うのですから。

 『県の財政は厳しい』という宣伝に負けず、おかしいことはおかしい、と声を上げることが大切ですね。