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2006年09月27日

佐藤知事がついに「辞任」

 前日は開会初日でしたが、午前10時に共産党として、知事に談合疑惑の説明とトップの責任を取ることを申し入れていることは、すでにお知らせしたとおりです。

 きょうは、議案調査のため議会は休会でしたが、朝から県庁三役の動きが慌ただしいとの情報が伝わっていました。そして、ついに知事は、午後4時に記者会見を開き「辞任」を表明しました。当然です。

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前日の9/26、共産党は、トップとして談合疑惑の説明と自ら責任をとるよう、知事へ申し入れ (受け取る今泉秘書参事)


 ちょうど、知事の記者会見前の午後3時45分、「みんなで新しい県政をつくる会」でも談合疑惑で申し入れを行いましたが、議長室前を通ったらマスコミで一杯でした。あとでわかりましたが、知事が議長へ「辞職願い」が提出された瞬間でした。

  議長は、午後3時40分に知事から辞表を受け取りましたが、これに同意する議案を、明日の本会議に提出し、29日から知事の職務代行者(川手副知事)を立てて、9月県議会を続行する予定です。

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9/27夕方「佐藤知事辞任」を受け街頭宣伝(福島駅前)~最上県委員長、長谷部県議と

 午後6時には、福島駅前で最上県委員長と私たち2人の県議団で街頭から訴えました。

  

ついに知事の実弟と元土木部長逮捕                              もはや知事の責任は免れられない

 26日から9月県議会が開会となる前日、夕方6時台のニュースの途中で、ついに佐藤知事実弟が逮捕の第一報。元県土木部長(坂本)と東急建設東北支店副支店長も同時に逮捕されました。このニュースが報道されるや一斉に私にも各マスコミから取材が相次ぎ、これが開会日の本会議終了まで続きました。

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   前日夕方の「佐藤知事実弟逮捕、元県土木部長逮捕」を受け、26日は早朝から宣伝(福島駅前)


 私たち共産党は26日朝、福島の駅前で街頭宣伝を行い、最上県委員長、藤川市議ともに私も宣伝に立ちました。出勤する県庁職員など通行人に私たちの声明文を配布。

 午前10時には、知事へ「申し入れ」したあと記者会見を行い、「談合」を起こさないための徹底した入札制度の見直しや天下り禁止、談合センターとも言われる建設技術センターの見直しを表明しました。

 実は10時の知事への申し入れでは、県民への説明と自らの責任について、知事の所信表明で明確にするように求めたのですが、自民党などは何を誤解したのか「共産党が知事に辞職勧告を申し入れた」との情報が届いたらしく、本会議前に“全員協議会”を先に開けとなったようです。

 「議員協議会」では正式な議事録に残らず、単なる協議で終わるため、私は「本会議を開会して知事の所信を聞いて対応するのがスジ」と各会派の控室を訪ねました。県民連合も同じ意見だったので、結局、自民党はこれを撤回。

 3時間半遅れで始まった本会議。知事の「談合疑惑」の部分が注目されましたが、結局自らの責任問題には触れずしまい。今度は長谷部県議と再度各会派をまわった結果、さすがの与党の自民党からも批判の声。

 私は長谷部県議と共に自民・県民連合と話し合い、28日~29日の2会派の代表質問を聞いたうえで、「辞任」の求め方を協議しようと確認しました。

 こうやって私が動くたびにマスコミから追いかけられてコメントを求められ、開会初日の激震の一日が終えて控室をあとにしたのは夜の7時すぎでした。

 「実弟」がかかわった「官製談合」がはっきりした以上、トップとしての責任を取って知事は「辞任」するしかありません。

2006年09月22日

安倍新総裁の誕生、県政疑惑

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私の今年8月号ニュースより

20日夕方の全国ニュースは、安倍自民党新総裁誕生を大々的に報道。安倍氏は戦犯だった岸信介元首相の孫であり、危険な軍国主義者だと知らない人がほとんどのようですが、早晩彼の正体は明らかになるでしょう。それにしても「教育基本法改悪」が彼の公約。26日から始まる国会が注目されます。

 一方、同日の県内ニュースのトップは、県政疑惑の渦中にある佐藤知事の定例記者会見でした。知事は、記者の質問に答え、東電から県にサッカートレーニングセンター「Jヴィレッジ」をプレゼントする窓口として、知事の弟に打診があったことを明らかにしたからです。

 26日は県議会も開会されます。こちらも地検の動き次第では知事はどうなるのか、マスコミが毎日県庁を張っています。 

 ところで、実は東電からのプレゼントは、これだけでありません。
 

 98年、原発地域でもない郡山市に、突然東電から(財)福島県青少年教育振興会を通して30億円もの寄付がポンと。

 当時、郡山市は駅前に3セクで22階のノッポビルを計画中。東電の寄付を受けて、市は最上階にプラネタリウムをのせ、22階を24階建てに変更。県内一高いビルとなりました。
 開成山公園内にあった、市の児童館とプラネタりウムは閉鎖されてしまいました。

 2001年に完成したこの駅ビルの名は「ビッグアイ」。その後、この駅ビルに突如、県が定時制・通信制の県立高校を入居させ大問題に。ビルは、大成建設と前田建設とのJVで建設されました。

 きょうまでの段階で、共産党郡山区委員会と福島県委員会が作成した相関図をご覧下さい。県政疑惑事件にみなつながっていることがわかるでしょう。

2006年09月20日

敬老の日に

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左・・「敬老会」で日本刀を使って舞う「柳橋太々神楽太刀舞」が披露 右・・娘たちから両親に届いた「敬老祝」

中田地区の敬老会が、18日に行なわれました。中田町の人口約6,000人のうち、75歳以上の高齢者は978人とか。私の地元は高齢化がどんどん進んでいます。

 この日も恒例になっている小中学生の作文発表が行なわれましたが、大変印象に残ったのが、小学6年生の男の子の作文でした。

 

 「おばあちゃんのつくる料理はおいしいけれど、しょっぱい。それなのにおじいちゃんは、もっとしょうゆをかけたり、塩をかけて食べます」とのくだりに会場が沸きました。みんな心当たりがあるからでしょう。

 ところが「おばあちゃんが病気になって、亡くなりました。おじいちゃんは1人ぼっちの部屋で泣いていました。おじいちゃんが泣く姿をみたのは初めてです」と。これには私もその姿が目に浮かび、思わず涙がぼれてしまいました。

 アトラクションの冒頭には、中田町の桜の名所を紹介するビデオが上映されました。本邦初公開です。中田町は三春滝桜の子孫がたくさんあり、毎年春になると多くの観光客でにぎわいます。このビデオは、撮影から音楽、ナレーションまですべて地元の手作りとか。プロ顔負けのできばえでした。

 午後は、議会質問の準備のため自宅にいたら、2人娘たちから私の両親あてに宅急便でお花が届きました。敬老祝いだそうで、お花は初めて。きっと、私の母が丹精込めてつくった野菜やお米を、ときどき送ってもらっているお礼でしょう。花が大好きな母は、花台まで用意し飾っています。

2006年09月19日

議員提出条例「中小企業振興基本条例」(案)           まとまる

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最終の「条例案」を審議する検討会

 今年2月定例県議会中に発足した「議員提出条例検討会」は、私もメンバーに入り検討してきましたが、ようやく19日の検討会で最終案がまとまりました。
 9/26の9月定例県議会開会日に議長に提出し、9月県議会で全会一致で採択となる見込みです。

 県議会の議員提出条例は、これで3本目です。これまで「農業・農村振興条例」(01年2月県議会)、「過疎・中山間地域振興条例」(05年2月県議会)を制定してきました。

 検討会では、自民党の原案をたたき台に、ワーキンググループで内容を検討してきました。私はここに入れないため、盛り込むべき点について3月末に文書提案し、また検討会の場でも積極的に意見をのべてきました。

 当初は6月県議会で結論を出すというもくろみもありましたが、中小企業団体との意見交換の場も設定されましたし、丁寧な議論と検討を重ねてきたと思います。

 また、内容についても私が提案した「子育てしながら働きつづけられる環境」と「雇用を守るルール」、「県商業まちづくり条例」を十分生かすことも盛り込まれました。
 
 途中の審議で私の意見に反論もありましたが、最終的には私の提案が盛り込まれたので、「大いに評価できる条例になったと思います。問題は、今後どう具体化させていくのかが問わわれてくるでしょう」といったら、橋本会長が「それは私のセリフですね」といわれました。

 

2006年09月18日

福島県母親大会が郡山で開催                  講演は、「100人村」の池田香代子さん

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左)フルートを演奏する後藤宣代さん 右)講演された「100人村」の池田香代子さんと

   17日、第49回県歯母親大会・第30回郡山市母親大会が郡山市安積第一小学校で開かれました。午前中は分科会、午後は全体会が行なわれ、吉成校長先生、県9条の会代表の伊藤宏之さんに続き私も挨拶させていただきました。

 講演は池田香代子さんの「100人村から憲法がみえた」です。期待どおりのすばらしいお話でした。村木洋子さんのピアノ伴奏と後藤宣代さんのフルート演奏にうっとり。しばし、ゆったりとした時間が会場に流れました。

 ところで、第1回日本母親大会が開かれたのは、1955年。私は母親大会と同じ年の生まれです。まず、このことから挨拶しました。

 母親大会の「生命(いのち)を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガン(実はきょう、ちょっと間違えてしまいましたが)は、母親としての原点をいつも思い起こしてくれる言葉で、私も大好きです。

  <母親大会とは・・・>
 1954年アメリカのビキニ環礁で行なった水爆実験で、マグロ漁船員の久保山愛吉さんが死の灰を浴びて亡くなりました。
 
 広島、長崎に続く3度目の被爆に「原水爆なくせ」と母親たちが署名運動に立ち上がり、全国に広がりました。
 
 翌年の1955年、日本の母親の声は平塚らうてうさんたちによって国際民婦連に届けられ、「原水爆から子どもを守ろう」と世界母親大会が決まりました。

 それに先立ち、6月に第1回日本母親大会が東京で開かれ2千人が参加。7月にスイスのローザンヌで世界母親大会が開かれたのです。でも、その後欠かさず続けているのは日本だけです。

2006年09月17日

地元の「柳橋歌舞伎」観劇

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御舘中学校の男子生徒による「白波五人男」、女子生徒による三味線の演奏

 心配していた雨は、なんとか舞台が終了するまでもってくれて、本降りになったのは家に着いてからでした。さぞ関係者もホッとしたことでしょう。

 今年の演目は、「仮名手本忠臣蔵~五段目」と「菅原伝授手習鏡~寺子屋の場」。このほか、「寿三番叟」、「白波五人男」を上演。

 今年は、演目のせいか、例年より多くの子どもたちが活躍。地元の御舘中学校の男子(2年生)は「白波五人男」を演じ、女子は舞台そでで三味線を演奏。小学生も数人が子役を演じました。

 柳橋歌舞伎を復活させようと、同保存会が発足したのは今から23年前(1983年・S58年)。これを地元の子どもたちにも引き継ごうと指導を続けてきました。その努力が、今実りつつあります。

2006年09月16日

海老根手漉き和紙で 「海老根長月宵あかり~秋蛍~」開催

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夜になると灯りがまるで蛍のように見え、幻想的です。

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暮れなずむ田んぼのあぜ道に、地元の小中学生や参加者が作ったやさしい灯りがゆれます。

午後に少し雨模様だったので、今晩の「秋蛍」の開催は本当に心配でした。でもなんとか天気も味方してくれたようで、オープニング第1日目は無事終わったようです。

 海老根和紙は、少し黒っぽいのですが丈夫です。後継者が少なくなり途絶えていたものを、保存会を立ち上げ復活させました。以来、海老根小学校の卒業証書は、この和紙を使うようになり、今では毎年子どもたちも一緒に作っています。
 

 海老根は、私の住むすぐ東隣の地域で、昔はどの農家でも農閑期は手仕事をしていたものですが、昔から海老根地区は和紙、凍み豆腐、わらぞうり、竹かごづくりなど盛んなところです。

 4年前に、市内に住むグラフィックデザイナーの奈良さんが、田んぼのあぜ道に和紙で作ったあかりを並べてみようと地元のみなさんと始めたのが「秋蛍」です。

  きょうは、市内西部にお住まいの知人が、「初めて作品を出したので」と声をかけられびっくりしました。このイベントは明日の晩も開かれます。明日は柳橋歌舞伎の上演もあります。どうぞ中田町へおいで下さい。

2006年09月15日

各団体から来年度予算に向けた要望を聴取

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14日~15の2日間に渡り、来年度予算に向けた各団体からの要望をお聴きしました。毎年、9月県議会前に県議会の各会派で行なわれます。

 県の来年度の予算編成は、9月県議会を経て、12月県議会に新年度予算に向けた方向性が示され、2月県議会に予算案が提出されます。

 私たち共産党県議団には、年金者組合、各障がい者団体、民商、保険医協会、農業団体、社会福祉協議会、私学団体のみなさんなどがこられました。少しの時間ですが、ふだんあまり話す機会のない団体の代表の方にもお会いできる貴重な機会です。
 
 毎回感じることですが、具体的な要望内容をお聴きするのはとても参考になりますし、各分野に関する私たちの考えや議会等で取り上げてきたことを述べたりしながら、たった2人の県議団でも、期待に応えるべく頑張らなければと決意新たになります。

2006年09月13日

中田町の柳橋歌舞伎と海老根手漉和紙                    2つの伝統イベントがもうすぐです

 今度の土~日は、私の地元中田町で伝統の2つのイベントが行なわれます。どちらもしばらく途切れていたものを、地元の有志の方々で保存会を結成し復活させたものです。毎年県内外から多数こられますが、まだの方は今年こそおでかけ下さい。

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「秋蛍」こんな灯りが、田んぼのあぜ道に今年は384個も並ぶそうです。(昨年、私が撮ったスナップ)

 16~17日は、中田町海老根町内で夕方6時~夜9時まで、海老根の手漉和紙を使った手づくりの灯が田んぼのあぜ道を飾ります。幻想的な雰囲気を醸し出す「海老根長月宵あかり~秋蛍」へどうぞおでかけ下さい。

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演目を終えて舞台に勢ぞろいした役者とスタッフのみなさん。 (昨年、私が撮ったスナップ)


 もう一つは、柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)で、17日(日)夕方4時30分~夜9時頃まで、伝統の柳橋歌舞伎が上演されます。

 今年の演目は、1、寿三番そう、2、仮名手本忠臣蔵 五段目、3、白浪五人男、4、菅原伝授手習鑑(寺小屋の場)の4つです。

 どちらも夕方から夜に行なわれます。寒いですから、どうぞ暖かい格好と敷物など持ってお出かけ下さい。なお、詳しいお問い合わせは、郡山市観光協会中田支部(℡024-973-2211)へお願いします。

2006年09月10日

県議会商労文教委員会が県の上海チャレンジショップ視察

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【写真左】「福島ギャラリー」の事務所のみなさんと(私の右は、県の現地営業職員趙(チョウ)さん、その隣は県上海事務所の安達所長)
【写真右】今年10月グーペ地区にオープンするチャレンジショップ「福島ギャラリー」の事務所内(日系ヤマト運輸に管理運営を委託)

 県議会商労文教委員会が7日~10日までの3泊4日の日程で、今年10月にオープンする上海のチャレンジショップ「福島ギャラリー」を視察しました。上海にアンテナショップをオープンするのは、都道府県としては全国で初めてです。

 04年7月に県の上海事務所を開設した時も委員会で視察。今年はアンテナショップのオープンが、果たして県産品の販路拡大につながるのかどうか、見通しはどうか、そのあたりをさぐるのが視察の目的でした。私は、上海視察は2度目です。

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高層マンションが立ち並ぶ上海市内

 今回、様々な企業や経済界の方々にお会いし懇談しましたが、新たに認識したことがいくつかあります。1つは、何と言っても昔から「上海を制すことは中国を制すこと」といわれるだけあって、上海で商売することの意義と難しさです。

  

 中国は、人と人とのつながりを大切にする国柄。すぐに結果を期待するのは無理であり、少なくとも2年以上の活動期間が必要というのが経営者の共通した意見でした。
 
 もう一つは、上海の富裕層が求めているのが、品質の良さと本物です。日本の食料品にもハニーズの若い女性向け衣料品にも、客の厳しい目が注いでいるとか。健康志向から日本食ブームとも。

 ジェトロ上海所長は「企業の社会的責任」を強調したので、大いに共感の意を表明してきました。

 ところで視察出発時、知事周辺疑惑問題で緊迫した動きも伝えられましたが、8日に佐藤工業の会長(佐藤勝三)が逮捕となったほかは、これからです。来週以降、どんな展開になるのでしょうか。  


 

2006年09月09日

「こんにちは神山えつこです」№124

「こんにちは神山えつこです」2006年9月号を発行しました。

№124・表面・PDF
№124・裏面・PDF

2006年09月07日

「県男女平等推進条制定とその後にかかわって」        のテーマで発言

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 2日、ふくしま女性フォーラム(栗原るみ福大教授代表=私も会員)主催の、県や市町村の「男女共同参画条例」にかかわって、制定までの過程や制定後の議会等での取り組み、課題等について県内女性議員に発言募集があり、私も4人の女性議員の1人として参加。

 私は、県の条例制定とプランの推進状況、私が課題と考えていることについて発言。
 「仕事と家庭の両立支援」が大切なテーマであり、特に雇用の場での男女差別や男女ともに子育てできるような職場環境を自治体も支援すべきなどを強調しました。

 発言者は、私のほか、会津若松市議の岩橋議員、土屋議員、郡山の八重樫議員でした。

2006年09月06日

県の公共事業をめぐる「談合」疑惑で2人の逮捕者                佐藤知事の政治的・道義的責任は逃れられない!

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川手晃副知事へ9月県議会への知事要望書を手渡す神山・長谷部

 6日は、9月県議会へ向けて「知事申し入れ」を行ないました。要望事項のメインは、もちろん知事周辺の疑惑問題です。

 このほか、児童虐待への対応、子育て支援策、障がい者、介護保険、医師不足、後期高齢者医療制度などについても要望。(要望書は県議団HPでご覧下さい)

 
 佐藤知事周辺の疑惑問題では、東急建設東北支店長が地検の取り調べ後の8/15に自殺、とうとう犠牲者がでました。

 水谷建設事件から始まった”福島疑惑”が、今週はじめから急展開。9/4日には2人の逮捕者。県北流域下水道事業の受注にかかわって、郡山の辻正雄設備会社社長と県内最大手佐藤工業の八巻恵一社員が、東京地検に談合疑惑で逮捕されました。

 5日~6日には、佐藤工業会長、江花元県土木部長、そして知事実弟も地検から事情聴取され、まもなく佐藤知事か・・・?

 ところで、こうした事態を招いた原因は、知事が2期目半ば(95年)から推進してきたムダな大規模事業優先の県政運営にあるのですが、県議会でこれを一貫して追及してきたのは、共産党県議団だけ。

 いよいよ知事の政治的、道義的責任は免れられない事態になっています。

2006年09月04日

江戸川区葛西にオープンした県のアンテナショップ視察

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8/21 イトーヨーカドー葛西店の県アンテナショップ「ふくしま市場」前で

   今年8/10東京江戸川区のイトーヨーカドー葛西店内に、福島県のアンテナショップ「ふくしま市場」がオープンしました。この地域は若い世代が多い住宅街で、イトーヨーカードーとしては4番目に大きい店舗だとか。

 8/21、商労文教委員会で首都圏にある各県のアンテナショップを視察。葛西店で県出先職員やイトーヨーカドー関係者と懇談したあと、銀座に移動し岩手、北海道、沖縄の各店舗を見学しました。

 
 


 葛西店の「ふくしま市場」は、約80㎡の広さで、以前は回転すしのコーナーだったところ。店の中央奥にあり、思っていたより狭い感じです。

 県内の農産物、海産物、加工品、米、酒、牛乳、野菜、果物など約400種類の品目を扱っているとか。会津出身の男性がカップルで来店し、”こづゆ”に使う小粒の麩をさがしていました。麩は人気があるとかで、ちょうど品切れでした。

 ところで、04年7月県に上海事務所を開設し、ここを拠点に今年10月に全国で初めて上海にチャレンジショップをオープンします。当初予算で7,800万円を計上。委員会では9/7~10の日程で上海視察を行なうことになりました。内容は帰ってから報告します。

2006年09月03日

運動会とつどい

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中田町運動会場で

 真夏のような強い陽射しの中、きょう3日は地元中田町の運動会でした。参加者をみても高齢者、女性が大きな比重を占めつつあるのが歴然です。きょうは第50回目、節目の大会でした。

 午後は、大東銀行従業員組合の「感謝のつどい」に招かれました。ついに今年、最後の退職者を迎え、闘い続けた59年間の組合に幕を閉じました。

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大東従組感謝のつどいでフルート演奏 斉藤由香さん(二本松市出身)

 大東従組のみなさんは、厳しい闘いをくぐりぬけてきた経験と智恵を生かし、各地域の要求運動に大きな役割を発揮しています。私も大変お世話になっています。

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大東従組感謝のつどいで 舞踏 前進座の横澤寛美さん(いわき市出身)

2006年09月01日

北海道・東北6県議会議員研究交流大会に参加

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 31日~9/1は、北海道で北海道・東北6県の県議会議員の研究交流会がありました。福島県からは16人で、私も参加してきました。

 全体講演会のあと、①移住・定住促進 ②中心市街地活性化 ③地域経済と雇用創出 の3つの分科会に別れ私は②に参加。

 福島県の塩田県議(自民)の発表は最後の順番でした。他県では、大型店の進出に苦慮し、なかなか決め手がない状況が共通して述べられた中で、県が昨年9月県議会で「6,000㎡以上の大型店を規制する」全国初の県条例を制定させた福島県の発表は、ひときわ光っていたと思います。

 

 ところで、他県の議員から「大型店の進出はやむを得ない。それよりも中心市街地の活性化について考えるべきではないか」と意見が出されたので、私は発言を求め「福島県も同じ問題をかかえいろいろやってきたが既存の商店街がダメになるばかり。県も検討を重ね、これ以上大型店はいらないと全国初の条例制定となった」とこの間の経過を説明。

  一方、県が昨年3月に公表した条例案の店舗舗面積は15,000㎡以上の規制だったので、議会側と意見が食い違っていたこと。05年9月県議会の商労文教委員会でのリアルなやり取りを説明し、「6,000㎡以上」の数字がでるまでの議会が果たした役割も強調しました。

 県条例の中身や反応について、何人かから質問がよせられるなど関心をよびました。最後の方が、「福島県は、首長がその気になったことが大きいが、議会も全会一致で条例をつくった。これを評価すべきでないか」との発言に励まされました。