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2006年10月30日

郡山相談センターが児童相談所へ昇格へ

 泉崎村の幼児虐待問題の専門家からなる検証委員会は、11/1これまでの意見をまとめ県へ提言します。その中に、私が今年9月県議会で改めて求めた郡山相談センターを、児童相談所として昇格すべきとの提言がもりこまれ、ようやく私が長い間求めてきたことが実現される見込みです。

 費用は、新築移転されて間もない会津児童相談所が約3億円、備品を含めても3億5千万円でしたので、小名浜東港のケーソン2つ分です。大型船がくる見込みがないムダな人工島づくりを中止すれば、財源はすぐにできます。

●福島県児童相談所地図・PDFファイル

 

 私は、初当選した99年12月県議会で、まだここが郡山分室扱いで、しかも民間の2階建てのテナントビルにあったのを問題だと指摘。01年2月と9月県議会でも取り上げ、ついに02年9月に一部格上げし、郡山合同庁舎の敷地内に移転され郡山相談センターとなったのです。

 しかし、一時保護施設が併設されていないため独立できず、子どもの最終判定は福島市の中央児童相談所で行なってきました。そして今年7月、泉崎村まで80キロもの遠距離が判断の遅れにつながったことが誰の目にも明らかになったのです。

 検証委員会の提言は当然ですが、これまで談合でムダづかいをしておきながら、お金がないといってこうした予算を抑えてきた県の姿勢が問われています。

2006年10月25日

「県政汚職」の出直し知事選あす告示

 前県知事が今月23日に逮捕され、急展開の中で迎える県知事選挙は、いよいよ明日告示日を迎えます。共産党推薦の小川さんを含む新人5人が立候補する見込みです。しかし、11/12の投票日まで、実質は小川候補対与党推薦の新人(2人)との争いです。

 小川英雄候補の第一声は、明日朝9時、JR福島駅東の中合デパート前で行われます。私も5分間の応援演説を行う予定です。

 

 そもそも今回知事選になったのは、佐藤栄佐久前知事周辺をめぐる県政汚職事件です。その知事を「辞任」に追い込む大きな役割を果たしたのが共産党と県政つくる会でした。

 2年前の04年県知事選では、自民、公明、民主、社民のオール与党会派がそろって佐藤陣営に入っていました。この時選挙資金裏金資金として1億円以上がばらまかれたのです。しかもその一部が県会議員に渡っていたというのに、各党は誰も受け取っていないとしてたたかうのです。

 自民・公明、民主社民が推す2人の候補者は、今度の知事選で、少なくとも建設業界から支援を受けないというくらいのことを県民に示すべきです。そうでなければ、県政談合汚職問題を本気でなくすとは思えないですが。

 ところで、私のブログは公選法の関係もあり、また選挙選に入って忙しくなりますので、明日から投票日までしばらく中断させていただきます。ご了承下さい。

意気高く小川候補の出陣式

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 24日夜、福島市で開かれた小川英雄候補の出陣式で、私も挨拶。
共産党の大門みきし参院議員もかけつけてお笑いたっぷりの話に会場がわき、小川候補も元気に決意表明しました。

 ところで、前知事与党がおす2人の新人候補、その人物像が明らかになりました。
 自民党が推す森雅子候補は、大門議員が「サラ金問題で金融庁の広告塔にされたが、今度は県政汚職政治をすすめてきた自民党を覆い隠す広告塔として出る」とズバリ指摘。

 一方、佐藤前知事の娘婿が県連代表の民主党と社民党が推薦する佐藤雄平前参院議員は、今回逮捕された水谷建設と佐藤工業の関係者から政治資金を受けています。

 ところが、それを報道した記者に脅しをかけたそうで、これが事実なら柔和な笑顔は表向きの顔ということでしょうか。

 建設業界とのつながりをきっぱり断ち切れるかどうか、これも知事になる試金石です。

2006年10月24日

再び県庁に地検の捜査が

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左・2階総務部長室に地検が入ったのを見届けて戻るマスコミ関係者   右・総務部長室に外部者が入れないよう通路にバリケード

 24日午前10時、控室にいたところ、地検が来たというので県庁正面玄関にかけつけると、ちょうど入ってくるところで目の前を通り過ぎていきました。全部で約20人だったとのこと。9/30に続き2度目です。

 残念ながらカメラを持っていかずシャッターチャンスを逃してしまいましたが、そのままマスコミといっしょについていくと総務部長室に入ったきり出てきません。
 
 そのうち、通路をふさぐため防火シャッターを両側から下ろしてしまい、マスコミなどを一切入れずシャットアウトして捜査中。

 きょうは、同時刻に郡山の前知事の自宅、前知事後援会の事務所にも入ったようで、昼のニュースでわかりました。前知事逮捕後の一斉捜査です。

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24日夕方5:10すぎ、捜査を終えて県庁を出る東京地検特捜部

 いったい何のためなのか、いずれ明らかになると思います。それにしても県議や県庁職員の疑惑については捜査しないつもりでしょうか。

とうとう佐藤前知事が逮捕   公選法違反の立件見送りは不当です。徹底解明を!

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23日夕方5時台「佐藤前知事地検に事情聴取」を報道する福島テレビ

 23日午後3時すぎ、東京地検の事情聴取のため自宅を出た佐藤前知事。夜のNHKニュースでは、「逮捕された」と報道。郡山三東スーツの土地売買問題にからみ、木戸ダムを受注した前田建設や水谷建設からの資金提供は、“ワイロ”とみなされたものです。

 またしても、地検は今週26日の知事選告示の直前をねらった逮捕です。
 昨年3月に、赤旗がこの間題を報道してから1年半。ついにトップが逮捕されたのです。

 今年7月に東京地検の捜査が本格的に入ってから、共産党は私たち県議団も含め、捜査で新しい事実が判明する度に知事へ申し入れるなど、徹底解明を求め続けてきました。
 9月県議会でも他党にさきがけ議会内をリードし、知事辞任に追い込んだことが、逮捕に導いたと思います。

 しかし、私もマスコミにコメントしましたが、「前知事逮捕で幕引きさせてはならない。04年知事選で裏金受け取った県議が数十人と報道されたのに、誰もおとがめなしのままではないか。官製談合の疑いの報道されたのにこちらもどうなったのか。真相の徹底解明はむしろこれから」と。

2006年10月23日

小川知事候補と握手

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 23日午前中は、県議会の第2回目の“談合問題”特別委員会があり傍聴。誰かの質問に総務部長は、「ある学者が談合はなくならないといっている。できるだけ談合しにくいしくみをつくっていきたい」と答弁したのにはびっくり。

 さすがに、あとで、他の委員会から「部長の認識はとんでもない」と厳しく批判を受け、部長は「談合は犯罪行為です。言葉足らずで誤解を与えた」と訂正しました。やはり、まだ談合はなくせないという本音がでてしまったのでしょう。

 ところで、お昼には、青年会議所の方が25日夜の福島市で開く、「知事選立候補者公開討論会」のお知らせのチラシをもって挨拶にきました。

 続いて、小川候補が記者クラブで立候補者の合同記者会見があるとかで、県政つくる会の亀田会長と一緒に控室にきました。知事選をたたかう決意を込めて長谷部県議と4人でかたい握手。

水不足の御舘小学校・中学校へ上水道をと市教育委へ要望

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 23日午後、先日学校を訪問し実情を聞いた水不足問題で、党市議団の高橋・橋本両市議団と地元の元PTA会長の七海さんとともに、郡山市の教育委員会へ要望しました。

 橋本次長さんらが応対。教育委員会は、水道局と話し合いを始めたところであり、来年度何らかの予算化できるよう前向きに努力しているとの回答でした。

 また、七海元会長からの話で、小学校の体育館にはトイレがないことも初めてわかりました。水道管敷設とあわせ、整備できるようになればと要望しました。

2006年10月22日

「地産地消」と「長期政権」が談合の温床なのですか?

 22日、駒崎市議などの市民グループが開いた「県政談合問題を受けて~講演会と意見交換会」の集会が市内で開かれました。

 知事選に立候補予定の小川さんへの案内でしたが、政見放送の収録日と重なったため私が代理で出席しました。
 
 ところで、庫山さんの講演の中で気になったことが1つ。「地産地消が談合の温床」といわれたからです。私は、これに反論。地元企業に発注を増やすことが悪いのではなく、「談合」していたことが悪いのですから。

 これとは別に、自民党や民主、社民も「長期政権が談合を招いた」といいますが、これも正しくありません。

 逆に、短い政権でも建設業者等から支援を受けたり、裏金や献金を受け業者と癒着し談合することが悪いのですから。この体質にどっぷりつかっている自分たちを、覆い隠すための言い訳でしょうか。
 
全く記事と関係ないのですが、きょうは私の誕生日。51歳になりました。娘たちからも電話が届きました。夫からはきのう一足早く祝ってもらいました。

2006年10月21日

県知事候補に小川英雄県労連議長

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 15日に記者会見し、正式に県知事選に立候補を表明した県労連議長の小川英雄さん(57歳)。前回の04年の知事選も前佐藤知事と一揆うちで闘い、12万票を獲得しています。

 小川さんは、みんなで新しい県政をつくる会の副会長でもあります。つくる会は、各民主団体と政党では日本共産党が入っています。小川さんは、共産党推薦の無所属候補です。

 談合汚職問題で辞職した佐藤知事の辞任にともなう知事選なので、談合再発防止とムダな大型開発をやめて、県民の暮らし、医療・福祉・教育優先の県政へ刷新するため、私も頑張ります。

 自民党は、森雅子弁護士(42歳)、民主党は、同じく森氏を推薦しようとしましたが、混迷の末、佐藤雄平参院議員(58歳)を擁立することを決め、2人とも19日の同日、県庁で記者会見し正式に発表しました。

 しかし、どちらも建設業界と深いつながりを持っている政党ですし、森氏などは裏金をもらった黒い手で押し上げられている可能性大だと思うのですが。

2006年10月20日

「子育て支援」で県政つくる会が県交渉

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10/20、「子育て支援」の県交渉で挨拶する小川県知事候補

 20日、「みんなで新しい県政をつくる会」は、小川英雄副会長(県知事候補)を先頭に、県が秋にまとめる今年の重点施策「子育て支援」について、要望書を提出し県と交渉しました。

 この県交渉は、9月県議会前に設定したものでしたが、ちょうど佐藤前知事が辞任し、県知事選告示直前の絶妙の日程となりました。知事候補の小川さんが交渉の先頭に立ったので、マスコミも多数かけつけました。

 小川さんは、特に、女性・若者の雇用環境、産科・小児科の医師不足、子どもの医療費助成、泉崎で発生した児童虐待問題などについてふれ、

 今度の「談合問題」で明らかになったように、税金の使い方を変えれば医療・福祉・教育へまわすことができ、子育て支援もできる県政をと強調しました。

 この交渉でも、子どもの医療費年齢拡大と妊婦の医療費助成と妊産婦健診「助成制度の創設」には、明確に「考えていない」と冷たい答弁でしたが、小川候補が「試算はしているか」との質問に対し、

 子どもの医療費を中学卒業まで無料にすると現在の5歳児の医療費助成から推計すると約118億円(実際には、これより少なくてすむはず)、妊産婦健診は、15回分として約17億円とのこと。

 いずれにしても、県独自の子育て支援策は11月末までにまとめるようです。新知事の意向次第で来年度予算にどれだけ反映されるのか不透明ですが、知事選では、談合問題の改善とともに、重要な争点の一つといえます。
  

「福島絵の会展」鑑賞

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矢吹町ふるさとの森芸術村、池の向こう側の建物が会場

 きょうは、午後から県政つくる会の県交渉がありましたが、その合間をぬって、ご案内頂いた第17回「福島絵の会」(代表君島主一さん)主催の絵画展を鑑賞してきました。

 実は、今週月曜日、大越の小松祝正さんの絵画展とハシゴするつもりだったのですが、こちらがあいにく休館日で、きょうになってしまいました。

 元美術教師だった29人の方の作品展で、あさって22日(日)の午後3:00までです。なじみの先生たち、頑張っているのですね。場所は矢吹町のふるさとの森芸術村(町営)。

 私は初めてだったので少し迷いましたが、矢吹駅より北側、国道4号線から二本東側の道路沿いにあります。こじんまりとした会場で、借り手も入場者も無料です。そのため、新人の発表の場として喜ばれているそうです.


 

2006年10月19日

学校の水源不足問題

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この夏水不足になった御舘小プール

 この夏、中田町内の御舘小学校と中学校でプールの水が不足し大変だったとの話を聞き、18日高橋善治市議と共に学校を訪ね実情をお聞きしました。

 事の発端は、雑用水の貯水タンクの水が不足し、プールの授業が大変だったようです。飲料水で補ったのですが、これは柳橋地区の簡易水道から引いているので、住民の飲料水が不足しかねず、あまり使うわけにもいきません。

 貯めるのにも時間がかかりましたが、中学生は小学校のプールを借りてしのいだそうです。さらに、今年の冬には細い配管のためどちらも凍結してしまい、2~3日間給水車に来てもらったことも。

 ここの水源は、飲料水と雑用水の2系統で、雑用水は近くの川のそばに掘った井戸水をポンプアップして使っていますが、どうしたわけか今年になって枯渇するようになったとか。

 

  9月に開いた小中学校合同の臨時PTA総会では、「災害時の避難所にもなる学校が水不足では、“緊急事態”ではないか」との声が保護者から上がったそうです。

 いつまでも「綱渡り」のような事態を放置できません。実は、郡山市の水道の本管は、小学校のすぐそばまできているのです。これを学校に早く使えるようにすべきです。

 教育環境を整備するのは行政の仕事です。教育に「地域格差」を生まないよう、来週はじめに市教育委員会へ要望することにしました。

2006年10月16日

小松祝正さんの絵画展

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小松祝正さん、左が「冬の裏磐梯」、右が「新緑の平伏沼」

 田村市大越町にお住まいの画家、小松祝正(のりまさ)さんの絵画展(12回)を観てきました。
10/14~10/23まで、大越町民体育館で開かれています。

 小松さんとは、だいぶ前の国政選挙のときに党地区委員会が出したアンケートにわざわざお返事を頂き、私がご自宅を訪ねたのが縁です。

 お会いしてみると、柔和な笑顔を絶やさずやさしい人柄なのに、150号もの大きさに大胆な風景画をたくさん描かれているのが印象的でした。
 
 絵画展の時はいつもご案内を頂きますが、ちょうど、県議会も演説会も終わったばかり。天気もいいし、ドライブがてらぶらりと行ってきました。久しぶりのゆったり気分です。

2006年10月15日

共産党演説会に県内から2200人

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「福島談合」の根源、佐藤県政18年の「ムダな大型事業と借金残高」

 15日、福島市の“パルセいいざか”で「日本共産党演説会」が開かれました。県内各地から2,200人が参加。ロビーまであふれていたようです。

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市田書記局長(左)と党員町長の佐藤力国見町長(右)と共に

 きょうは、党中央から市田忠義書記局長を迎え、来年夏の参議院選挙の比例候補紙智子参院議員、現福島市議の宮本しづえ選挙区候補、そして、5人の県議候補が訴えました。合わせて来春の一斉選挙をたたかう市町村議員と候補者が紹介されました。

 加えて、県知事選の候補として、日本共産党が推薦する無所属候補、県労連議長の小川英雄候補が決意を表明。この日午前中開かれた「つくる会」総会で、正式に決定されました。

 県知事選は、今月26日告示、11/12投票で行なわれます。きょうの演説会は、知事選になるなどと全く予想もしない時点で計画されたものでしたが、グッドタイミングでした。

 小川候補は、2年前の知事選も闘っています。現職の佐藤知事との一騎打ちでしたが、こちらは、1,500万円を個人カンパを集めてたたかいました。

 ところが、何ときのうのニュースによると相手陣営は、1億円以上ものお金をばらまていたとか。このお金は、談合で受注した建設業者からの謝礼の裏金だったというのですから、とんでもない話です。

2006年10月12日

9月県議会最終日、長谷部県議が反対討論

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 12日は、先月26日から始まった9月県議会の最終日でした。17日間の今議会は、開会2日目(27日)に佐藤前知事辞任という事態となり、その後県庁の家宅捜索まで受け「官製談合問題」に発展。まさに「談合問題」にゆれ続けた議会でした。

 さらに、実弟から5千万円もの裏金が県議に流れていたことが判明し、県議も事情聴取されたと報道。しかし、与党会派を巻き込んだ県政汚職事件は、まだまだ解明されていません。

 長谷部県議が、2つの議案の反対討論にたち、その前段で一連の談合問題について共産党を代表して見解をのべました。

 

 他の与党会派や、注視していたマスコミの記者からも、「談合問題の部分が良かった」との感想がたくさん寄せられています。

 なお、11日には他の議員から「議会解散すべき」と声があがり、マスコミもこの論調に乗る向きもありましたが、議会解散は県議が裏金を受け取ったという疑惑をウヤムヤにしかねず、議会としても無責任です。もし、裏金を受け取っていたなら、自ら辞任するのがスジと思います。

 今議会、私たち共産党県議団の2人は、清潔・公正な県政のため知事、県当局、県議会議長などへ、たびたび「申し入れ」を行うなどして、県政世論をリードできたと思っています。

 とにかく、私たちが何か動くたびに、他の会派も動くのですから。たった2人の議員団ですが、県民のみなさんの応援を受け、最終日まで役割を果たせました。

今月26日告示11/12投票で知事選が行われますが、清潔で公正な県政刷新のため、県政つくる会へ、ぜひお力をお寄せください。

高潮による堤防決壊被害対策を

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県庁で被害状況と浸水対策などを要望。中央が宮本参議員選挙区候補、手前右側が被害者の4人(右端の方が入っていませんが)。

 11日午前10時から、県農水部へ南相馬市鹿島で発生した堤防決壊被害で要望しました。被災住民の4人の方も県庁にこられ、宮本しづえ参院選挙区予定候補、地元の桑折市議が同行しました。

 実は、地元では以前から、県に対し沖合いへ波消しブロックの設置を求めていたそうです。地元では「人災だ」との声があがっているとのことですが、これも県の税金の使い方が逆さまで、後回しにされてきた結果といえます。

 県は、当面の仮工事を急ぎ行っているようですが、災害復旧にとどまらず、抜本的な被害対策をするよう、地元の声を聞きながらすすめるよう求めました。

2006年10月11日

県議は全員潔白だった?

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第1回目“談合問題”特別委員会(長谷部県議は、向かって左から2人目)冒頭に長谷部県議は、「裏金を受け取っていたとされる県議がいないとされたが、そうであれば、間違った情報を流した者とマスコミを訴えるべきではないか」と主張。

11日の採決委員会は予定の11時から大幅に遅れました。
 実は前日、私たちは議長に対し、今回の談合疑惑にからんで『04年の知事選で県議が裏金を受け取っていた』との報道を受け、2点申し入れしています。

  その際議長は、「報道だけでは動けない」などといっていたのに、きょうになって一転して私たちが申し入れた方向で、各会派へ調査を促したのです。

 これは、午後からの第1回目の「談合問題」特別委員会を意識してのことでした。
 議長は、『「そのような事実はなかった」との報告を受けた』という異例ともいえる文書コメントを発表。

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一連の議会の動きについてFTVの取材を受けました(同日放映)

  しかし、一連の報道は、全くウソだったというのでしょうか。自民党はもちろん、県民連合(民主・社民など)、公明、無所属の与党会派は、そろって”火の粉を振り払うのに懸命”としか見えないのですが。

委員会採決、中高一貫校関係条例2つに反対                           JR採用問題の意見書は全会一致で採択

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委員会で、会津学鳳中高一貫校に関する2つの条例案の採決。 反対のため、起立せず(委員長を除く)。

11 日は、商労文教常任委員会の「採決」委員会でした。来年開校予定の県内初の中高一貫校の会津学鳳高校に関する2つの議案、中学入学検定料を徴収する条例と会津学鳳中学校(県立)の設置条例2つに反対。私たちは、中高一貫校そのものに疑問があるからです。

 請願・意見書は、共産党が紹介議員になっている、昨年12月教育3千万署名運動実行委から提出された継続中の請願、これらは全て「継続」とされました。「JR不採用」に関する意見書は全会一致で採択となりました。

 なお、会津学鳳中学校の入学検定は、いわゆる入試ではなく、作文や面接とのこと。全国の中高一貫校20県のうち、秋田県は、いわゆる入試ではないため費用が発生しないので徴収していないとのことです。

2006年10月10日

「県議の裏金授受報道」に関する議長申し入れ

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 10日午後1時20分、議長に対し、04年知事選で県議十数人が裏金を受け取っていたとの報道があったことから、議長へ申し入れを行いました。

 申し入れは2項目。1つは、議長から各会派に対し、自浄能力を発揮し裏金を受け取った議員など全容を明らかにし、出処進退を含め明確にするよう促すこと。もう1つは、裏金を受け取った議員を「公共事業の適正な執行の在り方に関する調査特別委員会」(10/4に設置)の構成員からはずすこと、です。

 議長は、「まだ、報道の段階なのでどうこういえない。今後何らかの進展があれば対応を考える」旨の答弁で、今の段階では議長自ら動くつもりはないようです。

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 だからこそ私たちは、各会派が自ら解明することを求めたわけですが。あまりにも知事選に関わった議員が多いからなのかと、疑いたくなります。

 しかも議長は、なぜかマスコミ関係者が一緒入ることを制限しかねない雰囲気でしたが、同行は認められました。申し入れ後、マスコミから取材を受けました。

2006年10月09日

県政談合事件で、県議数十人が事情聴取される

 7日付けの福島民報は、弟の祐二容疑者が04年知事選で各選対事務所と県議に、合計約5千万円にのぼる選挙資金を渡したと供述し、県議十数人が事情聴取されたと報道。

 これは、政治資金報告書に記載されていない裏金です。元はといえば、私たち県民の血税ではありませんか。

 当時の自民党県連幹事長は、原正夫現郡山市長でした。原市長自身も、今年自らの後援会が開いたパーティー券問題で県警の取調べ中です。

 やはり、自民党支部あげて、知事選挙、国政選挙、地方選まで、建設業界や団体ぐるみ選挙を行い、大量の人とカネも集め選挙を行なっていることは誰もが知っていることですが、ここに「裏金」が渡り選対や県議が受け取っていたとすれば、明らかに選挙違反です。

 県議会では、4日に県政談合事件を審議する特別委員会が設置されたばかりで、共産党からは長谷部議員が委員になり、11日がその第一回目となる予定ですが、これ以前の問題が浮上したといえます。

 まず、選挙資金の裏金を受け取った議員は、自らその事実を明らかにすること。これなしには、入札制度改善等をいくらやっても県民の信用はえられません。

 もちろん、一方の「官製談合」の疑いが濃厚の、県当局の徹底究明も忘れないでもらいたいものです。

2006年10月08日

産廃問題の三穂田町で、カナダの廃棄物行政を聞く講演会

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450人が集まった三穂田町の産廃問題を考える講演会        講演されたレイ・ハルセイ氏(左)とボブ・ケニー氏(右)

 7日は、郡山市三穂田町で、「燃やさず、埋め立てない」廃棄物の資源化と循環型社会実験に取り組んでいるカナダからの報告を聞きました。

 三穂田町で反対運動をすすめている吉川さんの司会で、ゴミ弁連事務局長の広田次男弁護士が主催者挨拶。

 講演されたのは、カナダからやってきた、ノバァスコシア州政府役人のボブ・ケニー氏とハリファックス市役人のレイ・ハルセイ氏。通訳は、青山教授(武蔵工業大学)が主催する(株)環境総合研究所副所長の池田こみちさんでした。

 お二人とも以前は、民間で廃棄物の資源化に取り組んで来た技術者・実践者です。
 ノバァスコシア州は、積極的に民間人を登用するなかで環境労働局を設置。地域経済の活性化や新規雇用の創出を考えたごみ処理を支援しています。

 90年代後半、すさまじい野焼きと不法投棄による汚染にあえいでいたところ、激しい市民運動が起こり、州政府は固形廃棄物の発生を抑制し、資源化政策を徹底して支援することになったとか。

 ぜひ、日本政府や県の職員、もちろん議員にも聞いてほしい内容です。私も多くのヒントを得ました。

 カナダのお2人は、10/7~13日までの日程で、郡山市の講演を皮切りに函館市、軽井沢町、横浜市、東京都、福岡市で講演される予定です。お問い合わせは「ゴミ弁連」へどうぞ。

2006年10月07日

議員提出の「中小企業振興基本条例案」の質疑応答

 

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 今議会最終日12日に、全会派一致で採択される見込みの「中小企業振興基本条例」について、条例案が付託された6日の商労文教常任委員会で質疑応答が行われました。

 私もこの条例検討委員会のメンバーでしたが、付託される商労文教委員なので、逆に私が提案した「子育て支援」がもりこまれた経緯と意義について、説明を求めました。

 検討委員は、3点にわたり根拠を明確に示し、「子育て支援」を盛り込んだのは、全国でも先がけであることや、「中小企業振興条例」との名称で制定しているのは、埼玉県に次ぐ全国2番目だそうです。私も役目を果たせ、本当にうれしく思っています。

県立高校学区一円化問題で質問

 4日の本会議一般質問でもただし、5日の教育庁の委員会審議でもただしました。
  
 教育長は、本会議の答弁で、「交通機関の発達による生活圏の拡大や市町村合併」を理由にあげました。しかし、これだけですすめてしまってよいのでしょうか。

 県立高校の普通科は、現在8学区に分かれています。学区以外からの入学も数%認められています。直接のきっかけは、共通区となっている岩代町が二本松市に合併したことから、同じ市内に2つの学区にまたがる地域をかかえるのはどうかというものでした。しかし、それなら、特例を設定してもよいはずです。

 県が6月に行なった生徒や保護者、教師へのアンケートでは、半々の意見でした。しかし、学校審議会の答申(中間報告)は、一円化を「適当である」とし、県教委はこの方向でまとめる方向です。
 
 他県の実施例をみれば、全県下で高校のランク付けがはっきりするようになり、有名大学進学率が高い高校へ受験生が集中。学習塾が多く下宿ができる都市部が有利で、家族で引っ越す例もあるとか。

 経済力のある家庭はできますが、教育にこんな「格差」を持ち込み、新たな競争を生むようなことを公教育がやってよいのでしょうか。みなさんはどう思われますか。

 

 

2006年10月06日

「こんにちは神山えつこです」№125月号

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表面

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裏面


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2006年10月04日

「県政談合問題」を中心に、9月県議会一般問で登壇

 

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 4日県議会一般質問の2日目、最後の順番でしたが、今度の佐藤知事周辺の「談合問題」を中心に登壇しました。

 すでに、知事が辞任して答弁席にはいないので、知事職代理者の副知事に2つ答弁を求めました。特に、「官製談合」の事件に発展していることから、県の公共事業指名委員会の会長の川手副知事に質問。

 「談合で決められた業者を、実際に選定したことがあったか」との質問には、「一切承知していませんでした」との答弁。

 「落札率が、高いとか低いから悪いとは単純にいえない」との開き直りのような答弁だったので、私が再々質問でこれを批判すると、「神山議員のおっしゃるとおり。感動した次第」などといいながら、「不十分な認識だった」と訂正しました。

 今回は、談合問題のほか、泉崎村での幼児虐待死問題での対応、老朽化している県立聾学校寄宿舎改修問題、県立高校学区一円化問題、後期高齢者医療制度などについて質問しました。

 障がい者の手話通訳者の認証制度についてただしたので、聴覚障がい者の皆さんが傍聴にこられ、保健福祉部長の「障がい者団体と協議して」との答弁には、「信用できない」との感想でした。

2006年10月02日

4日の一般質問を前に当局の「質問とり」

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 私の一般質問は、今週4日です。全部の質問登壇の一番最後で、午後3時半過ぎになりそうです。30日(土)に県庁が家宅捜索を受けたことで、県政談合汚職事件に発展しています。
 
 きょうは、控室で質問項目について当局と「質問取り」(質問取り上げとも)」でした。

 写真は、知事実弟逮捕の発端となった木戸ダムの見直しを求める項目の質問について、土木部、商工労働部、保健福祉部との質問とりのようすです。長谷部県議が撮影してくれました。