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2006年05月31日

ジャワ島地震で街頭から救援募金の訴え


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 30日のお昼休み時間、共産党地区委員会として郡山市駅前でインドネシアのジャワ島で起きた地震の被災者救援募金活動を行いました。
 この行動には、宗像農業委員など支部から12人が参加。私もハンドマイクで通行人に訴えました。

 準備している間から募金箱を見つけて入れてくれた若い女性、青年も積極的に応じてくれるなど関心は高く、幼い子どもも母親と一緒に募金箱までやってきたり、主婦や中高年の男性も応じてくれるなど、1時間で18,631円の募金が寄せられました。赤十字を通してさっそく送金しました。
 
 市内ではいち早い取り組みだったようで、マスコミも注目しました。
 

2006年05月30日

原市長のパーティー券問題で真相公表と市長辞任を要求

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 原郡山市長の新春のつどいパーティー券をめぐる問題で、30日党地区委員会と市議団連名で原市長に申し入れを行いました。佐藤克朗地区委員長と私、高橋善治市議の3人に、二瓶総務部長が応対しました。
 
  このパーティー券をめぐって今月25日、郡山市の現職部長12人と退職部長2人の14人と後援会役員2名、合わせて16人が政治資金規制法違反容疑で書類送検されました。郡山市政始まって以来、前代未聞の重大事件です。
 

 ところが、原市長は市長自身が当事者であるにもかかわらず、自ら進んで事態の経過と真相を究明し市民に明らかにするという最低限の責任さえ果たそうとせず、まるで他人事のような振る舞いを続けています。

 今回書類送検された現職部長全員が、簡単な処分のみで今年4月に改めて原市長のもとで任命されています。これは、原市長が事の重大性を認識せず、反省も言葉ばかり、34万市民のリーダーとしての資質に欠けていることを示すものです。

 申し入れでは、①大量のパーティー券の全容を自ら調査し公表すること。②郡山市政始まって以来の重大事態を招いた責任を取って、全容解明の後に市長を辞任すること、の2点です。

 応対した総務部長は、「司法の手で解明されるのを待って判断する」などと答えたため、「自ら」真相を明らかにすべきと強く申し入れました。

 このようすは、FTV(福島テレビ)とNHKテレビ昼の県内ニュースで報道し、NHKは、夕方6時台と9時台にも放映。
 
 しかも、新たに判明したこととして、パーティー券を持ち込んだ人物は鈴木代表監査委員で、「案内チラシ20枚を持ち込んだ」との本人コメントも放映。さらに、昨年の市長選で原市長の選挙参謀を努めていた人物と報じたのです。今後の市長の対応に注目を。

2006年05月28日

憲法9条と教育基本法守れ、医療改悪反対など        中央集会に5万人

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写真・・東京代々木公園の集会で、中央舞台をバックに。

 きのう東京代々木公園に、雨が降りしきるひどい日となりましたが、国民大集会が開かれ約5万人が集い、私も参加してきました。

 今国会では、医療改悪、米軍再編、共謀罪、教育基本法改悪、憲法改悪まで、「アメリカと戦争する国」にしようと、政治の大転換を図ろうとする法案が次々と上程され、かつてない緊迫した情勢を迎えています。

 集会のあと約2時間のデモ行進はさすがに疲れましたが、どれも絶対許してはならない法案です。ご一緒にがんばりましょう。私たちの子どもや孫の世代に平和であたたかい社会を残すために。

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写真・・会場で高橋ちづ子衆議院議員とともに。

2006年05月26日

前代未聞、原郡山市長パーティ券で支部局長ら16人立件

 今朝の各新聞のトップニュースで、原市長の新春の集いパーティ券で市部長ら14人と後援会次長ら2人、計16人が、政治規正法違反の疑いで地裁郡山支部へ書類送検されたと報じました。原市長は「お騒がせして申しわけない」とまるで他人事のようです。
 
 6月市議会は2週目からですが、新任の部局長以外ほとんどひな壇にいないという、前代未聞の異常事態になりそうです。

 原市長は、昨年4月の市長選に県議を辞して、前藤森市長の後継者として当選したばかり。それにしても、たまたま会場収容の2倍超の約1万枚、1,600万円も収益を得ていたので発覚しただけでしょうか。

 党市議団によれば、市の公共工事を受注している建設業界が3,000枚も購入していたとされる問題で、この関係を是正すべきと市長を追及したが、その改善はいまだなし。一方、市を監査すべき立場の代表監査委員が、市の意思決定会議(庁議)に同席していた問題では、市議団の追及でやめました。

 後援会や市の幹部に責任をおしつけ、自らは市長のイスに座り続けるとしたら、市民は納得するでしょうか。あまりにも無責任のそしりは免れないでしょう。もちろん、この問題の真相究明と再発防止については議会でも徹底して行なうべきです。

6月県議会への知事申し入れ

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 きょうは、党県議団として6月定例県議会に向けた知事申し入れを行いました。応対は、今回も副知事です。6月県議会は6/20開会からです。 

 「新型地方交付税」による削減問題、県立病院での産婦人科医師逮捕を受けて、医療事故の原因究明・再発防止策、国保、介護、障がい者支援、農業問題、まちづくり条例、老朽原発問題など、当面する課題10項目を県へ要望しました。

 「三位一体改革」の地方交付税削減問題は、さらに「人口と面積割り」で単純配分しようとしています。福島県のような人口が少ない地方は大変不利です。

 佐藤知事は、「この改革で地方分権が進む」と幻想を抱いているようですが、私たちは、「そんなことはありえない。国の財政赤字を地方にまわすことが本当のねらいだ」と再三指摘してきました。

 とにかく、これを理由に住民サービスが削られ、小規模作業所への県単補助カットのように、弱いところへしわ寄せするのはとんでもないことです。4月からの改定介護保険についてもすでに退所者が出ていますので、まず実態を把握するよう求めました。

 大型店規制のまちづくり条例については、農業振興地域でも容易に農地転用しやすい「農振法27号計画」の廃止を国に求めるよう提案。今晩8時台のNHKテレビは、湯川村へのジャスコ進出問題など、大型店と県の規制条例についての特集番組でした。

 明日は、医療改悪、教育基本法と憲法改悪などに反対する国民大集会で、東京へ行ってきます。

2006年05月24日

東北ブロック選出の党国会議員との懇談

 20日の東北草の根シンポで山形に1泊し、21日は国会議員と県議との交流・懇談会を行いました。高橋ちづ子衆議院議員と紙智子参議院議員の国会報告、東北各県の県議から国政や県政の問題を出し合い交流しました。
  
 写真は、福島県から参加した5人の県議・予定候補。真ん中は紙智子参院議員。

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2006年05月23日

えっ、今度はニートを扶養控除からはずす?

 22日付福島民友・民報、河北新聞の一面に、自民党税制調査会が、ニートの扶養控除をはずすという記事が掲載され、この日の朝、難病の娘さんをかかえるお父さんから県庁控室に問い合わせがありました。

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 この方は、郡山市内の方だったので、夕方おじゃましてお話を伺いました。

 「私の娘は、18歳の時に膠原病という難病の認定を受け働けない状態です。 ニートが対象のようだが、同じように扱われたら私の扶養からはずされるかもしれない」

 「一方で、90歳の両親を介護施設に入所させているが、昨年10月から居住費と食費が自己負担となって、2人分で4万円の負担増です。なぜ、弱者をいじめることばかりするのか」

 私もこれはひどいなと思って読んだばかりでした。ニートやフリーターが増えているのは、政府の雇用政策が原因ではありませんか。自らの雇用破壊を棚に上げ、親の負担を増やすとはとんでもないことです。

 自民・公明の与党は改悪した労働法制を見直し、大企業にもっと正規雇用を増やすよう指導を強化すべきです。そして、こんな扶養控除はずしはとりやめるよう求めていきましょう。

2006年05月22日

就職できないのはあなたのせいじゃない!

 21日、福島市で開かれた青年の「職」生活シンポには約80人が参加。シンポジストは、青年代表、福島労働局労組書記長や首都圏青年ユニオン、大門参院議員ら4人、コーディネーターは県労連小川英雄さんです。

 会場からは青年たちが次々と発言。やはり責任は青年にあるのでなく、働かせ方や求人の少なさ、非正規雇用の増大など、労働法制の改悪や大企業も設けの犠牲にされている姿が浮き彫りになりました。

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  印象に残った発言を少し紹介しますと、国立大学を卒業後まだ一度も就職したことがない男性は、典型的なニートかひきこもりのようです。でも最初からそうだったのではなく、就職を何年か求め続けても面接で落とされてばかり、すっかり自信も自分の誇りも失っている状態と告白。

 もう一人は、学校現場で非常勤で働く女性です。この方は、教員ではなく市採用の専門職で、学校の夏休み中の一ヶ月間はいったん首切りされ、2学期からまた採用という不安定な身分にいるとのこと。

 郡山の派遣で医療事務をしている女性は、診療報酬単価切り下げのせいか、コスト縮減のため薬剤師は高いからとして派遣の事務職に「やり方はこの資料を読めばわかるから」などといわれて薬剤師がやる仕事までやらされている。この女性は、短大卒業後一度も正社員で採用されたことがないという。

 大門参院議員は、小泉「構造改革」による大企業に都合の良い雇用政策が原因、とズバリ指摘しました。「就職できないのはあなたのせいじゃない」は大門さんが国会で広めたことばとか。
 
 ところで、もし、働き方や働かせ方がおかしいと感じたら、すぐ相談を。
県労連(024-522-3097)か、お近くのハローワークや労働基準監督署、または、共産党福島県委員会(024-555-0550)など、いろんな機関へ気軽に。

2006年05月21日

「格差社会と医療・福祉問題」東北草の根シンポ(山形)

 20日、山形で開かれた「草の根シンポジウム」は今年で6回目となり、ちょうど東北を一巡しました。
 高橋ちづ子衆院議員、紙とも子、大門みきし両参院議員の3人の国会議員がそろって参加するこのシンポは、これまで大型店出店問題、農業・漁業問題、市町村合併などのテーマで開かれました。

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 今回は、表題のとおり小泉政権のもとではっきりしてきた「格差社会」問題や医療改悪・医師不足問題、改悪された介護保険・障がい者自立支援法問題などをテーマに、紙さんの国会報告と高橋ちづ子さんがシンポジストとして登壇しました。

 大門参院議員は、格差社会と貧困の広がりを解明。『各分野に現れているひどい政治の根っこは1つ。すべては小泉内閣の「構造改革」路線のもとですすんでいる』とズバリ指摘。なるほどそうです。

 では「構造改革」とは何か。それは、「日本の大企業が、世界市場で頑張れるよう国際競争をつけてあげること」。そのために、大企業の負担軽減(税、社会保険料、人件費等)と規制緩和(もうけの場を増やす。「官から民」へも)をすすめた結果が、「格差社会」の広がりです。

 とりわけその犠牲になっているのは、大企業の下請けである中小企業、若者、中高年、高齢者。
 南米やイギリス、ポルトガル、ノルウエーなどヨーロッパではすでに「反構造改革」路線。やっぱりおかしいのは、アメリカとそのポチとなっている日本の政治です。

2006年05月19日

6月県議会に向けた政調会で質問

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 毎定例県議会の約一ヶ月前に、議会側から各部局へ質問するのが政調会です。私たち共産党県議団は、公明党や無所属の議員とともに「諸派」というくくりで行われます。

 今回私は、主に県立大野病院の医師逮捕に関して、保健福祉部と県警本部に質問。また、障がい者小規模作業所への県単補助カット問題などについても質問しました。

 それにしても県警は、逮捕した富岡署を表彰したというので、その理由をただしたところ、「社会的な影響度や重大性からみて決めた」いう主旨の説明でした。それにしてもやりすぎではないでしょうか。まだ、逮捕の理由について決着したわけでないのですから。

 新年度から小規模作業所へカット分は、1,700万円でした。県の予算からすれば本当にわずかな金額。でも作業所にしてみれば大変な削減であることを指摘しました。

 なお、2月県議会で説明しなかったことについては、県が冒頭で陳謝しました。おそらく自民党からも批判があったせいでしょう。あとで自民党幹部に会ったら「あれはとんでもない。6月県議会で復活をさせたい」といっていました。

2006年05月18日

労働委員の任命に関する県交渉

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 2年にごとに県労働委員のメンバーの改選が行われていますが、今年も労働者側の委員に県労連から推薦しましたが、これまで1度も選ばれたことはありません。

 かつては、産業別に入っていた時代もあったようですが、いまだに連合独占という形になっているのはおかしいと、その度に県労連は申し入れ、今回も部長と交渉しました。

 県の労働委員会が、なかなか労働者の立場で相談になってもらえないという声もでていますが、これでは、委員会の存続そのものが問われかねません。

 お隣の宮城県では県労連から委員に入って活発に行われていますし、昨年は、国の労働審判員制度がスタートし、県労連の小川さんが委員に選任されました。

 県も相談事件の扱いを質的に充実させるためにも、委員の選任について改善すべき時期にきていると思いますが。

衆院厚労委の福島県公聴会後、与党が強行採決

 5/8、福島市で衆院厚労委の公聴会が開かれました。県立大野病院の産婦人科医逮捕事件があったからという理由で全国2県のうちの1つに選ばれたようです。

 しかし、昨日(17日)の厚労委で、与党だけの賛成で医療改悪案を強行採決してしまったのです。充分審議をつくさないままに。

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写真説明:5/14の二本松演説会で国会報告する高橋千鶴子衆院議員 (左から神山、宮本参院候補)

 
  

 亡くなられた女性の方には心よりお悔やみを申し上げます。同時に、こうした事故を起こした背景には、慢性的な医師不足があり、産婦人科も不足していたのに一人医師体制を放置していたこと。

 行政である県が医大まかせにし、民間を含めて医療圏ごとの医療供給体制に責任を持って配置してこなかったこと、などの問題と課題をよくみる必要があります。

 この日の公聴会では、県医師会の高谷副会長や県産婦人科医師会の幡会長からも実態が述べられ、「集約化」についても地方や僻地では困難と指摘しています。

 国見町の佐藤町長も患者負担増を批判し、公立藤田病院が県内の女性医師へのアンケート結果から、女性医師が働きやすい環境を求めていることなどを紹介しました。

  高橋千鶴子衆院議員は、二本松の演説会で、民主党の委員がそれまで「早く集約化を」と主張していたのを、この日の公聴会後、集約化の主張がトーンダウンしたそうです。

 その意味では地方の実情は伝わったはずですが、与党国会議員は、これらを無視し、高齢者医療の創設による高齢者いじめや、混合医療の導入でお金のあるなしで医療に格差をもちこむことまで決め、医療改悪案を通過させました。

 この罪は本当に重いと思います。抗議の声を国会と与党に集中させましょう。

2006年05月16日

「花かつみ」の花

 先日、春の園遊会が行なわれた緑水園で「花かつみ」の花を見つけました。久しぶりです。花かつみは、私の母校郡山女子高校(現在の郡山東高校)の校章がこの花をデザインしたものでした。

 なつかしさを覚えたのは、初めてこの校章をつけた入学当初を思い出したからでしょうか。郡山市の“市の花”でもあります。

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 でも、なぜか、一般の家庭であまり見かけないのは、私が気がつかないだけかも知れません。正式には「姫シャガ」というのだそうですが、アヤメをずっと小さくしたような感じです。
 
 芭蕉の「おくのほそ道」に花かつみとあさか山が登場します。
 旧4号国道を北に進むと、ところどころに松並木があり奥州街道の風情を残していますが、その日和田町商店街のはずれに、安積山(あさかやま)公園にこの碑が建っています。

 市内の南の方には安積町という町内がありますが、北のはずれに安積山があるのを知ったのは、実は候補者になって選挙で歩くようになってから。今から15年くらい前です。

2006年05月15日

「県政つくる会」で県政報告

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 きょうの午後は、「みんなで新しい県政をつくる会」の総会でした。私が県政報告し、この1年間の県政での前進面と問題点を報告。それぞれの団体からも報告されました。

 「小泉構造改革」によって、県内でも働く労働環境や雇用の悪化、障がい者・介護・医療費の負担増で「格差」が広がるばかり。農業も商業も矛盾が広がっています。しかし、いずれにも県政はつめたい。

通学路調査

 きょうは、五月晴れの少し汗ばむほどの暑さでした。
 午前中は、須賀川市の丸本市議から依頼があり、通学路に歩道がない県道の現地調査を行いました。
 
 須賀川市の防犯連絡責任者で、子どもたちの通学路の見回りをしている向陽町の小田さんも参加。
大谷地地域から仁井田中学校まで、県道安積長沼線を丸本市議らと実際に歩いてみました。

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 車とすれ違うと本当にこわい。特にカーブや高速道路のガード下は逃げ場がありません。日陰で薄暗い場所はカーブで坂道、冬場はよく車のスリップ事故があるそうです。

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 みんなで感想をいいながら約50分ぐらいかかって中学校に到着。小学校は、さらに先です。きょうの現地調査もふまえ、関係町内会に働きかけて署名運動を展開し、県へ要望するとのことです。

2006年05月14日

東部ニュータウンの朝市

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朝市:長芋一本を求めました。150円と安い!

 早朝5時45分から今年の朝市の開所式にお招きいただきました。今年で13年目を迎えます。

 ニュータウンは、私の地元中田町のすぐそばにあります。朝とれたての新鮮な野菜や花、果物、加工食品など好評で、きょうは、掘りたての竹の子、わらびなど初ものが並んで季節感いっぱいでした。

雨の中「春の園遊会」開かれる

 きのうは一日中雨降り、気温も12度と少し肌寒い日でしたが、地元小学校の運動会と、お昼をはさみ郡山文化協会などの主催で「春の園遊会」が開催されました。

 会場は、郡山緑水園(万葉植物園)で、造園業主が個人で収集したものだそうです。今泉会長は、ここを郡山の花見山としてもっとPRしていきたいと挨拶されました。

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園遊会:左から萩姫、私、采女、静御前(郡山に伝わる3大美女伝説)に囲まれて

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園遊会:会場では山菜のてんぷら、お餅いりのあたたかいお汁には、なんとイノシシのお肉が(本当?)。でもよく煮込んであっておいしかった。


2006年05月13日

「障がい者自立支援法」施行一ヶ月の実態

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 障がい者共同作業所県連絡会(きょうされん)が13日、郡山で「障がい者自立支援法施行一ヶ月、いったい何がおこっているのか!!」と題して集会を開きました。

 4月から利用料1割負担が始まり、国は小規模作業所へ80~110万円の補助金を全廃。県も加算部分補助単価を半減。郡山市内では、3つの作業所が閉鎖に追い込まれました。


 

 私も、急きょ指名に預かり挨拶させていただきました。県は2月県議会で新年度から県単補助を一部半額させることを一切語らず、それどころか、3/16の私の総括質問に「継続する」とまで答弁していたこと。

 県に対し撤回を申し入れたことを報告し、6月県議会に向けて力をあわせたいと挨拶。ただ、加算部分の切り下げの数字的なことにはふれなかったので、ここで改めてお知らせします。
 
 加算分の一人当たり単価を半減。これまでの月額25,000円を12,700円に(年額30万円を15万2,400円)。
 
補助対象箇所数は、前年度との比較でAランク57から64、Bランク36同じ、Cランク7から5で、トータル5ヶ所増えたため、予算額はわずかに300万円増え2億6,700万円となりました。「薄く、広く」でしょうか。

 会場フロアからは、作業所を閉鎖せざるを得なかった事業所の担当者も発言。また、国と県の補助金削減で、家賃も人件費も出せず、泣く泣く利用費用を上げざるをえなくなっている事業所側の苦悩も吐露されました。

 障がい者本人も、なくさないでほしいと訴え。さらに、障がい者の親は、きのう施設から届いた4月分の請求書をみたら月4万円以上に上がっていて本当に驚いたこと。このままでは親子共倒れもでてくると悲痛な訴えがありました。

2006年05月12日

県母親連絡会の県交渉

 県母親連絡会は、昨年6月に浪江町で開かれた「県・相双地区母親大会」分科会で出されていた項目をもとに、12日要望書を県に提出。各地域連絡会の代表約20名が参加し県と交渉しました。私と長谷部県議が同席しました。

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 私は母親大会のスローガン、「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることを望みます」が大好きですが、思想・信条の違いを越えて、毎年県内各地持ち回りでいろんな立場の女性が集い、学び、励ましあっています。
 

 きょうの交渉では、妊娠・出産費用への助成や、保育所・学童保育・雇用・労働環境、障がい者医療の窓口無料化、介護・国保の負担軽減、憲法・教育基本法改悪問題まで、母親の要望らしく内容は多岐にわたっています。

 長年、保健師として現場で働いてきたという県の担当者が、「実態はよくわかります」との返答に、期せずして共感の拍手が。それこそ立場が違っても「女性同士」分かり合えたからでしょう。
 

2006年05月11日

お知らせ:ダイJob?青年「職」生活シンポジウム

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県庁控室で

  毎週木曜日は、県議団の打ち合わせです。

  会議の日は、県民のみなさんから寄せられた要望について担当部へ問い合わせたり、必要な資料を求める電話かけが特に多くなります。

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本日の控室でのひとコマをパチリ。

2006年05月10日

前進座女優の横澤さんと地元の柳橋歌舞伎へ

 来月11日に上演される前進座の「佐倉義民伝」郡山公演まであと1ヶ月余となりました。
 9日は、前進座女優の横澤寛美さんが郡山に挨拶訪問に来られたので、1980年に復活させた私の地元中田町柳橋(やなぎはし)歌舞伎へ案内しました。 

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柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)前で横澤さんと共に

 保存会会長さんと懇談しました。ちょうど7日には、県文化センターで御舘中学校の生徒さんが柳橋歌舞伎を上演してきたばかりだったとか。
 
 また、保存会研究部長として長年演技指導にあたってこれらた和夫さんともお会いでき、横澤さんとしばし歌舞伎談議。当日は、楽屋訪問を約束するなど期待を寄せられ、励まされました。

 ところで、私の一期目2000年2月県議会の一般質問で、中田町の農村歌舞伎を紹介し、伝統芸能の継承と伝統文化の振興へ県の支援を求めたことがあります。
 
 余談ですが、この質問の当局の「質問取り」で、どこが答弁するかもめていたことを思い出しました。今年は、県教委も伝統芸能に力を入れるそうで、今回の行事はその取り組みの一環だと思いますが、あの時からみれば180度の変化です。

2006年05月09日

県農業総合センターと郡山市医療介護病院を視察

 先月27日、県議団で郡山市内に新しく建設された2つの施設を視察しました。1つは、日和田町高倉に4月1日にオープンした県の農業総合センター、もう1つは、国立病院跡地に作られた郡山市医療介護病院です。

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写真説明・・・上:県農業総合センター内の展望室で 下:原寿夫病院長との懇談 
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県農業総合センターは、用地面積は55.6ha(ムダな小名浜人工島とほぼ同じ規模)です。副所長から1時間半、説明と館内を案内していただきました。
私は、県内は気象条件もいろいろなのに、風当たりが強い場所とはいえ、こういう優良農地で試験して参考になるのかと聞いたら、なんと田んぼの真ん中に、小さな冷温施設をつくっていたのには驚きました。
残留農薬の検査・評価、特に有機農業の推進とその認証を県自ら行うのを特徴にしています。図書室は無料で、多目的ホールと会議室は有料で一般開放します。

もう一つの郡山市医療介護病院は、郡山市が施設を建設(40億円)し、管理運営は郡山医師会が行ないます。入院120床(医療80床、介護40床)、通所リハビリと外来診療(午前のみ)を行います。こちらは、今年6月1日オープンです。

原 寿夫院長1人で、2時間半に渡って応対いただきました。原院長は、芳賀の個人病院を3月末でたたみ、4月より院長として赴任。20年ぐらい前から訪問診療を続けてこられ、在宅医療、特に食べ物を飲み込む訓練について熱心に研究されてきた方です。食べられれば話せることになり、生きる意欲につながるという視点は新鮮でした。

また、病院からいきなり在宅では無理があり、それを補うための中間施設で、在宅に移っても無理ならいつでも戻れる体制をと考えているようで、いずれも共感できる内容でした。ただ、市が建設しなければとても実現しなかったことも確かです。

診療報酬の改定については常に把握しているようですが、それでも2年先は読めないとも。国の医療・介護改悪の影響が心配されます。

2006年05月08日

「こんにちは神山えつこです」№120 (10周年号)

「こんにちは神山えつこです」2006年5月号を発行しました。

№120・表面・PDF
№120・裏面・PDF


2006年05月07日

きたがわてつさん、石坂啓さん憲法のつどいに450人

 毎年5月3日の憲法記念日にちなんで、けやき法律事務所が中心になって実行委員会がつくられ、「憲法を考えるつどい」が開催されています。今年は、郡山市民文化センターにシンガーソングライターのきたがわてつさんと漫画家の石坂啓さんを迎え、450人が集いました。

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 きょうの集いのようすは、夜7時台のNHKラジオニュースでも紹介されていましたが、きたがわてつさんといえば「憲法前文」の歌。今年のつどいにぴったりでした。数年前に郡山の母親大会でも歌っていただきましたが、きょうもCDのサインセールで再会でき、握手。写真にも気さくに応じてくれました。この方の憲法を守る思いとやさしさが素敵です。

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 石坂啓さんの講演を聴いたのは初めてでしたが、登場人物やストーリーなどを自ら作り出す漫画家の観察力は鋭い。小泉政権も石原都政も、これまでの言動から、次は何にねらいを定めてくるかまで、ちゃんとみえるらしい。

2006年05月06日

お知らせ:前進座創立七十五周年記念公演「佐倉義民伝」

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○日時  6月11日(日) 午後2時30分開演
○場所  郡山市民文化センター中ホール
○料金  大人5,000円 学生3,000円
○主催  前進座郡山公演を観る会

2006年05月05日

残留婦人、激動の生涯を閉じる

 今月2日、残留婦人として中国から帰国した鈴木サタさんが入院先の病院で亡くなりました。86歳でした。サタさんは、郡山駅近くの生まれで、19歳の時中国満州へ渡っていますが、戦争中も戦後も激動の人生だったと思います。

 

サタさんの帰国は28年ぐらい前、国の帰国事業が始まってから間もなくだったようで、あとから続く帰国者の相談にのって世話をしていたそうです。

 サタさんの息子さんは結婚し、現在中国にいます。その息子さんは数年前にサタさんと音信不通になり、サタさんの友人も心配して何度か市役所へ尋ねましたが、市は個人情報をタテに教えてくれなかったといいます。
 サタさんは、ひとり暮らしでがまんを重ねていたのでしょう。病気で倒れていたところを発見され入院していました。
 
 04年8月危篤状態になりましたが、その時は国の人道的はからいもあり息子さんが一時帰国できたおかげで回復しました。
 
 ところで、來往会が県に中国帰国者通訳派遣事業を要望するきっかけは、こうしたサタさんのことをめぐる県や市など行政側の対応からだったといいます。

 今回、來往会としては初めての葬儀でしたが、ボランティアで事務局をしている川崎さんたちは「年老いた残留婦人の3人が市役所に通って"何とかしてあげて" という思いに応えたい」と奔走し、その熱意に病院側はもちろんのこと、葬祭場の協力も得られ、法蔵寺のお坊さんからは心のこもった読経や供養を頂いて、ささやかながら無事見送ることができました。

 息子さんは一時帰国した際に、市役所や入院先の病院へサタさんの万一の時の依頼文を手渡していったのですが、その中には母親あての追悼文も用意されていました。4日の葬儀の中で読み上げられましたが、母親を誇りに思う心情があふれていて涙がこぼれました。今月半ばには遺骨を引き取りに来日されるそうです。

 「どんな人生を歩んできた人も、最後の時間はとても大切です」と川崎さんがしみじみ述べていますが、問題はこれからです。帰国者への市の対応については、今後の私の課題にしたいと思います。
                               

2006年05月04日

憲法大好きコンサート&トークライブ

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○日時 : 5月7日(日) 13:30~15:30
○会場 : 郡山市民文化センター中ホール


2006年05月03日

憲法記念日に街頭から訴え

 59年目を迎えた憲法記念日。今年は、憲法第9条はずしをねらった改憲の動きが強まり、国会に投票法案が提出されかねない緊迫した情勢です。

 昨晩のNHKのTVニュースで、今度の米軍再編によって日本の米軍基地と自衛隊基地が強化されることを報道していましたが、再編と移転費用の3兆円の負担をすれば、庶民大増税分がそっくりもっていかれることに。私は怒りを込めてこのことを街頭から訴えました。
 

 考えてみれば、私が立候補を決意した1990年は、自衛隊を初めて海外に進出させるPKO法案が審議されていた時。

 当時私の長男は中学生、やがては徴兵制になるかもしれないという危機感から決意し、91年の県議選に出馬しました。立候補を発表した1月17日は、なんと湾岸戦争勃発の日でした。

 あれから15年が過ぎ、ついに憲法改悪に手をつけるところまできたかという思いです。この間、公明党が政権入りし、民主党は財界とマスコミに支えられ共に改憲をすすめる側です。

 午後の駅前署名行動にも参加し、クレープをほおばっている女子高校生に「戦争になるとおいしいものも食べられなくなるよね」と言って署名をお願いしたら、「そうそう。署名します」と応じてくれました。

 帰途、駅前大通りで宣伝カーが信号待ちしていたら、高校生らしい女の子からポップコーンの差し入れがありました。

 この輝く笑顔いつまでも。

2006年05月02日

県議会条例検討会、中小企業2団体と懇談

 県議会内の各会派で構成する「条例検討委員会」が設置され、中小企業の振興を図る条例案づくりが審議されています。
 
 今月2日には、商工団体から実情や意見を聴こうと、県商工会議所と県中小企業同友会の3役らと一同に会し懇談しました。

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左側が商工団体のみなさん、正面右が私

 それぞれの団体の微妙な違いはありますが、共通しているのは、中小企業がおかれている厳しい状況です。決して政府や日銀が発表しているような景気の上向きは、一部を除けば全く感じられず、大企業優先の小泉政権を率直に批判しました。

 そして、7~8千人台の交通事故死に比べて、3万人にものぼる自殺者がでているのは、倒産や連帯保証人の問題もあると述べました。

 資金面については、県の保証協会は敷居が高く、県の制度資金も銀行を窓口にしているので使いにくいなど、改善を求められました。

 ところで、昨年、県が制定した大型店規制条例を高く評価し、今回の議員提出条例制定で、県職員の意識や企業自身が変わるようなものにと要望されました。まったく同感です。

 私は、検討会に対し、今回の条例制定のねらいを「自然との共生、環境との共生、女性にやさしい(男女共同参画)」を視点にすえてはどうかとの意見を提出しています。

 今回の懇談会でも商工団体の役員にこの視点について尋ねましたが、環境との共生には理解を示しても、女性の働きやすい環境についてはこれからのようです。
 
 もちろん一企業だけでできるはずもなく、だからこそ、県の支援を盛り込みたいと思うのです。具体的なことは、今後の審議です。

サイト開設の御挨拶

日本共産党福島県議会議員の神山悦子です。
私のブログを開設しました。
日々の活動で感じたことやお知らせなどをお知らせします。
これを機会にご意見、ご要望、ご感想などお寄せいただければ幸いです。

2006年05月01日

第77回メーデー郡山地区集会開催される

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 きょう5月1日は、世界の労働者に連帯し団結する日。集会で配布されたレジメの中にメーデーの歴史が紹介されていました。

 1890年アメリカの労働者に連帯して集会・デモが世界中によびかけられ、「1日8時間労働」を要求するストライキに立ち上がったのがメーデーの始まり。

 その発端となったのが、1886年5月1日、アメリカの労働者35万人の「8時間労働制」を求めるストライキでした。米政府は弾圧しましたが、労働者は立ち上がりこれに反撃しました。

 県内の第一回メーデーは、1925年(T14)郡山駅前で開催されました。東北初でした。

 きょうは、午前中に野外音楽堂で行なわれた郡山地方労連が中心のメーデー集会に、約200人が参加し集会とデモ行進。夜は県教組郡山支部と国労郡工支部主催の集会・教育講演会が開催されました。

 いずれも橋本、高橋、岩崎市議の3人の市議団とともに参加し、私が党地区委員会を代表し連帯の挨拶。

 小泉政権が誕生して5年目に入りましたが、財界とアメリカの戦略のもとすすめられている小泉「構造改革」路線のもとで、憲法改悪、教育基本法の改悪、米軍再編にともなう3兆円の負担問題、医療改悪などが今国会に上程されかねないという、緊迫した情勢の中で迎えました。

 さわやかな新緑の桜通りを久々にデモ行進に参加し、小泉政治に怒りを込めてシュプレヒコールしました。