吉田英策県議が一般質問/会計年度任用職員の処遇改善・ケア労働者の賃金引き上げ、再エネ廃棄処理ルールを、高齢者の補聴器県補助を!

2/28、吉田英策県議が、一般質問で登壇しました。
「物価高騰から暮らしを守る」ことを求め、公契約条例の制定、保育・介護・医療従事者などケア労働者の賃上げするため、県は遇改善補助を、県の会計年度任用職員の正規化を。県農林部と土木職員が相次ぎ県公共工事で収賄容疑で逮捕されたことから再発防止対策などを求めました。同時に、県職員の増員も必要と指摘。

原発事故対応については、県外避難者を支援する団体への補助に対し、補助条件をつけて補助金を減らしていることからこれまでどおり助成を継続すべきと求めました。これは、国の原発回帰を進める中で、被災者を切り捨てようとするものです。さらに、原発や石炭火発ではなく、再エネこそ推進すべきと求め、そのための固定買い取り価格制度の買取り制度の期間延長、太陽光や風力の廃棄処理を事業者に求めるルールや住民合意を盛りこんだ県条例制定を求めました。

一方、国・県は、福島の復興を名目に先端産業のイノベ構想の司令塔と位置付ける福島国際研究教育機構F-REI(エフ・レイ)は、浪江町に建設することが決まったが、周辺整備や今後維持管理経費などが地元負担にならないようにすること。また、ロボテスでは自衛隊の装備品の訓練が実施されているが、軍事転用は認められないと国に求めよと質しました。

0~2才までの保育の無料化、高齢難聴者の補聴器補助は高額であり、うつや認知症予防のためにも、県が補助すべきと求めました。

宮本しづえ県議が追加代表質問/新型コロナ・物価高騰対策、原発事故対応、蓄電設備の補助拡充、学費軽減、医大理事長選考など

 2/27、宮本しづえ県議が、県議団を代表し30分間の追加代表質問で登壇しました。防衛費増額に反対を、新型コロナ対策、県立医大の理事長選考について、物価高騰から県民の暮らし・生業支援、原発事故対応、農業・食料、蓄電設備の普及・拡大、教育行政など。

「新型コロナ感染症対策」では、岸田政権が今年5/8から5類に変更するとしたことを批判し、外来・入院受入れ体制の拡充、県衛生研究所にゲノム解析ができる人員増を含め人員体制の強化、5類に変更された後も無症状の県民が無料で検査を受けられる一般検査事業と検査キット配布センターの継続を求めました。

コロナ禍第8波では県内でも多くの高齢者が死亡したが、その分析と今後の対策が必要と質した。県は把握にずれがあったと再調査したが、昨年12月までの死亡者は138人増の645人に訂正。1月分の差46人を加えると691人。そのうち、高齢者施設内での死亡者数は、宮本県議に12月県議会で7人と答弁していたが、実態は71人と10倍だったと指摘。高齢者施設に抗原定性検査キットを更に配布すること、介護施設で医師が診察した際のコロナ費用を全て診療報酬の対象とする特例を国に求めよと、質しました。

 知事に対し、県立医大の理事長選考について質問。昨年12月、任期満了に伴う理事長選出で法人化後初めての意向投票が行われた。対立候補がダブルスコアで現職に大差をつけたが、医大の選考会議は現職を適当とする判断を下したことについて、医大関係者の多くの意思を反映していないと指摘。県は設置であり、知事は任命権者であると再々質問し追及しましたが、知事は「関係法令や大学の規定に基づき大学において対応されるもの」との答弁を繰り返すのみでした。

県民の暮らしを守るため、国保税の軽減、介護保険の2割負担中止、県立高校生のタブレット端末を公費で、私学高校の受験時の入学金納付不要となる私学への支援拡充、生活保費の引き上げ、生保世帯の車の保有を認めるよう求めました。車の保有を県が認めた件数(21年度まで過去5年間)は、17件、23件、21件、23件、28件と答弁。また、今年度、公営住宅の家賃減免をした市町村は16市町村と答弁。

原発事故対応では、60年以上運転期間延長問題や帰還困難の除染、家屋の解体支援。教育行政では、小中学校の病休代替不足を解消するため県独自に正規教員増を、不登校児童生徒への支援、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの増員配置を求めました。

女性で初の県議会の24年永年勤続功労賞を受賞!油絵の肖像画も!/多くのみなさまに感謝!

 13日、2月県議会が開会されました。3月17日まで33日間の予算議会です。
 開会冒頭、議場で6期24年の「福島県議会の永年勤続功労者表彰」を受けました。このあと、議長室で渡辺議長から、私の油絵の肖像画を受け取りました。同じものが議会運営委員会室に歴代永年勤続受賞者と共に飾られ、私も「掲額議員」となりました。県議会史上、女性では初めてだそうです。
 6期24年間、私を支えて下さった県議団や事務局のみなさん始め、議会事務局や職員のみなさん、また後援会や地元の皆さんなど、これまでご支援頂いた全てのみなさまに心より感謝申し上げます。今後も、県民の声を県政に届け、また、自公政権の大軍拡・大増税をやめさせ、平和・いのち・暮らしを守り、原発ゼロを実現するため、今年秋の県議選で7期目めざし全力を尽くす決意です。どうぞ、よろしくお願いいたします。

県中児童相談所/ようやく、一時保護所と一体に整備され県旧農業試験場跡地に移転・新築オープン!

  2/1、移転・新設した県中児童相談所の開所式に参加しました!
私が何度も県議会で取り上げてきた児童施設の整備。大変感慨深く嬉しさで一杯です。入所児童・生徒は16人まで。職員白河は、分室を含め46人とのこと。
 私が候補者時代の20数年前は、郡山市内の民間事務所の 2階にあり、福島市の中央児相の分室(1995年~)扱いでした。当選後、一貫して独立した児童相談所の設置を求め、2期目の2002年4月に郡山相談センターに格上げされ、9月に郡山合庁南分庁舎に移転。
 そして、2006年の県南地方の泉崎村での乳児虐待死事件を受け、2007年4月に県中児童相談所として独立しました。ところが、手狭なため一時保護所が設置(08年4月)されましたが、車で15~20分も離れた市内西部の県障害児学校の一部に間借りする状態が長く続いていました。
 ようやく、2019年から県旧農業試験場跡地内に建設が進められ、今年1/30に移転・新設されたのです。きょうの開所式は、内堀知事が式辞、こども未来局長が施設の概要説明。県中児相所長からは、職員の意見を反映して整備したと聞きホッとしました。私も幼児から高校生まで入所することから、男女別や個室などを提案していました。県議会議長、郡山市長が来賓祝辞を述べ、開所式は短時間で終了し内覧会へ。
 廊下も室内も県産材杉がふんだんに使用され、淡いピンクがかった優しい木目。南側の屋根には、太陽光発電が設置されています。今、入所しているのは中学生と高校生とのこと。最近はこの年代の子どもが多いそうです。

2月県議会に向け「命・暮らし・平和を守る県政に」と知事へ申し入れ

1/23、2月県議会に向けて知事申し入れを行いました。2月県議会は、2/13~3/17の会期予定です。
   岸田政権は、国民の声も聞かず昨年12/16に大軍拡・大増税方針を閣議決定したこと。また、本県は福島原発事故から間もなく丸12年に迎える中、岸田政権は12/22、GX(グリーントランスフォーメーション)で「原発回帰」の方針を示したことから、県政の在り方が改めて問われています。
    内堀知事に対し、県民の命・暮らし・平和を守るため、岸田政権としっかり対峙し、今年春から夏にかけて予定している原発汚染水の海洋放出の撤回と原発ゼロ、避難者支援の継続。
   新型コロナ感染症対策や物価高騰対策を行い、県民と廃業の危機にある県内の農業・中小企業者支援、県が学校給食費無料を。
   パートナーシップ制度の県条例制定など、ジェンダー平等の推進を求めました。
   また、県立医大理事長・学長選挙をめぐり疑義の声が上がっていることから、設置者の県として県民の信頼を得る対応が必要と求めました。

県立南会津高校と田島高校の統廃合は、いったん見直し凍結を!県政つくる会が県教委交渉

 
 29日、みんなで新しい県政をつくる会は、10月の県知事選で草野候補を先頭に公約に掲げた県立南会津高校と田島高校との統廃合について、今も住民合意が得られていないとして、いったん凍結し見直すよう要望書を提出し、県教委と交渉しました。
 県教委からは、県立高校改革室長らが応対しました。県政つくる会は、井上裕子代表らと共に、県知事選を戦った草野よしあきさんも参加し県教委に要請。県議団5人も同席しました。
 県交渉は短時間でしたが、県立高教組からは、昨年12月の地元説明会でのやり取りのあと、今年2月県議会でこの高校の統廃合する条例案が提案され、多数で可決され決定したものの、今も住民の合意が得られず反対運動が続いていること。しかも、来年4月に開校するというのに、通学バスの運行もバス代補助も未だに決まっていないことも明らかに。県教委は、地元の町に通学バスの運行や費用負担をさせようとしています。
 地元自治体や生徒・保護者に新たな負担を負わせる南会津と田島高校の統廃合は、見直すべきです。12月県議会で、わが党の宮川県議がこの問題を再度取り上げます。
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高齢者の補聴器補助を求め、県高齢期運動連絡会が県交渉

 21日、県高齢期運動連絡会(伊藤洋代表)は、高齢者の補聴器購入費用の助成を求める要望書を県に提出し県交渉。県保健福祉部の総務課と高齢福祉課、健康づくり推進課などが応対しました。

県の担当部からは、国が認知症と高齢者難聴との関わりがあるとの研究が進んでいることを注視していると回答。しかし、参加者は、年金は下がり続け、10月から医療費窓口負担も2倍になった。補聴器は高額で20~30万円もする。13万7000円助成している東京都港区や他県の事例を示し、県として国の動向を注視しているだけでなく、全国に先駆けて補助の実施をと強く要望。

県議の私からも、原発事故後に「全国に誇れる健康長寿の県」を県が掲げている。11年、12年が経過した今、高齢者が増えている本県としては、県内の高齢者が健康で社会参加できるようにするためにも、補聴器費用の助成を実施すべき時期に来ていると強調しました。

12月県議会と2023年度県予算編成(第一次)に関する2つ要望書を知事に申し入れ

17日、党県議団は、「12月県議会に関する要望書」と、「20203年度県予算編成に関する申し入れ(第一次)」を内堀知事に提出しました(詳しくは県議団のホームページを)。

10月の県知事選挙で3期目再選を果たした内堀知事の任期が、12日からスタートしました。知事選で、最大の争点となった汚染水の海洋放出の賛否をはじめ、原発再稼働や国政問題について、内堀知事は地元紙のアンケートにいずれも「その他」と回答政策論争を避けたことを指摘。

したがって、まず最初に3期目の内堀県政運営は、①原発被災県の知事として、岸田政権にはっきりものを言う姿勢を打ち出すこと。②原発事故直後に県が掲げた「日本一子育てしやすい県」、「全国に誇れる健康長寿の県」、「再生可能円エネルギー先駆けの地」の3つをあらためて県政の基本にすえ、実現めざすこと。③漁業者との約束を守り、来春以降の原発汚染水の海洋放出方針の撤回を。④原発の再稼働や新増設、新型原子炉の開発、老朽原発を原則40年を60年以上に運転延長する岸田政権の「原発回帰」を原発被災県から撤回を。原発避難区域外の避難者を国家公務員宿舎や民間借上げ住宅から退去を求める訴訟や調停の申し立てをやめ、今後も支援継続を。

⑤全国に比べて低い医師数や看護師数、介護職員の充足率、県民の健康悪化をふまえ、医療・介護、障がい者、子育て支援、教育の充実を図る福祉型県政へ転換すること。⑥世界的な命題となっている気候危機打開とジェンダー平等に本気で取り組み、未来をの若者を支援する県政にすること。⑦教育行政では、住民合意が得られていない県立南会津高校と田島高校と統廃合は、いったん凍結し見直すこと。学校給食費の無料化を県として実施し、高校生のタブレットの無償配布を求めました。

2)岸田政権と対峙し、第8波に入った「新型コロナ感染症対策」では、検査や医療機関・福祉施設への支援継続を。「物価高騰対策」では、最低賃金を時給1,500円へ、非正規を含め県職員の賃金引き上げ、年金の引上げと生活保護基準の引上げ、消費税5%に減税しインボイスは中止、肥料・飼料、資材高騰にあえぐ中小・小規模事業者や酪農・畜産など農家への支援を求めました。また、統一協会と自民党との深い癒着を解明し、霊感商法や集団結婚など多くの被害を生み出してきた被害者への救済と統一協会の解散を国に求めること。

一方、来年度県の予算編成については、以上の観点からイノベなど大型事業から県民のいのち・暮らしを守る福祉型県政転換する観点から要望しました。

なお、今回は、2人の県議が新型コロナに感染したため、3人の県議と事務局で2つの要望書を作成し知事に申し入れました。

12月県議会に向け政調会/原油・物価高騰、新コロナ対策など補正予算は約190億円規模。原発避難者に退去・家賃支払いの民事調定議案も

 11/10、党県議団は、12月県議会に向けた政調会を開催(宮川県議は欠席)しました。

県は、12月の補正予算規模は、約190億円の予定と説明。今年度は、すでに原油・物価高騰等の影響や新型コロナ感染症への対応、今年3月の福島県沖地震からの復旧などに6度の増額補正が計上され、12月県議会もこれらの対策への経費を増額補正するとしています。

一方、原発避難者に対し、新たに12月県議会に「国家公務員宿舎セーフティネット使用貸付」を受けている未退去24世帯のうち5世帯と、退済みだが家賃未納40世帯のうち新たに1世帯について、いずれも「民事調定」にかける議案を提出予定。さらに、民間借上げ住宅の家賃未納1世帯に対しても「民事調定」にかける議案を提出予定と説明。

国がいわゆる自主避難者に対し住宅支援を打切ったのは2017年。県は、その後「国家公務員宿舎セーフティネットによる使用貸付」を実施したものの2019年までの2年間で打ち切り、退去できないでいる世帯に対し2倍の家賃を請求。それでも退去できないでいる世帯に対し、今度は退去と未払い家賃の支払いを求める民事調定や裁判に提訴する措置をとっているのです。被災県がやるべき態度でしょうか。原発事故さえなかったら、避難など必要なかったのです。

国連人権委員のヒメネス・ダマリー氏も、これら原発事故や被災者に対し区域内外の区別なく国内避難者に対し住宅等の支援継続が必要だと国と自治体に求めています。避難区域内であろうと区域外であろうと、避難する権利を政府が認めるべきであり、県も当然支援を継続すべきです。

この他、郡山市富田地区内にある県旧農業試験場跡地の用地を処分するため、公募したところ南東北病院が約70億円強で落札したこと。県立総合衛生学院を廃止するための関係条例を廃止する議案等が提案されます。

県知事選で県政つくる会の草野候補、前回比2倍以上伸ばし11.8%の得票率/汚染水海洋放出ストップ、学校給食費無料化などの公約は引き続き県民運動で!

10/30投票の福島県知事選挙結果は、現職内堀雅雄が三選し57万6221票、県政つくる会の草野芳明さんは7万7196票(得票率11.8%)でした。投票率は過去2番目に低い42.58%でした。
期待に応えることはできませんでしたが、草野さんの得票数・率は前回から2倍以上に伸ばす結果となりました。
一方、現職は得票数・率ともに前回から後退させ▲74,000票、▲3%でした。
今回は、私たちの政策が届いた地域で草野さんの支持が広がったことは、得票率にもはっきり表れました。
地元須賀川市は最多の得票率15.2%、高校統廃合の反対運動がある南会津町は13.73%、漁業者が多いいわき市は13.7%、草野さん出身の郡山市は13.67%、福島市が13.5%でした。
ご支援いただいたみなさまに、心から感謝申し上げます。そして、汚染水の海洋放出ストップ、学校給食費無料化などの公約実現のために力を合わせます。
そして、一年後の県議選で6人以上の共産党県議団をつくるため、さらに奮闘する決意です!