29日、この日から各常任委員会の審査が始まりましたが、報道で明らかになった福島第一原発での保安規定違反問題について、議長に対し議会としてエネルギー政策議員協議会を開いて東電から説明を求めるよう緊急申し入れを行いました。
冷却系のタービンの6号機にとりつけねばならかった信号ケーブルを作業ミスで5号機に取り付けてしまったたことが9/2に判明。
しかも、2週間も自動停止していたことが判明したことから、今月27日、国の保安院から「保安規定違反」と指摘され行政処分を受け、県も厳重注意となったものです。
この日の生活環境部の常任委員会審査でも、さすがにプルサーマルに賛成した議員からも、「保安規定違反」を受けたことに厳しい意見が続出。
そして、委員会として東電を参考人としてよんでトラブルの事実経過を聞くべきという意見も出たのに、自民・公明県議が反対し、結局、エネ協でやってもらうことで一致。この日、委員長から議長へエネ協開催を求める委員会総意の意見が伝えられました。
ところで、MOX燃料装荷を始めた8月16日以降だけでも、東電では3件のトラブルがあいつで発生しています。それも簡単な作業ミスのヒューマンエラーです。しかし、もしこれが放置されたら大きな事故につながりかねない重大な問題でもあります。
一方、県の対応についても、私は本会議質問で厳しく指摘しましたが、委員会でも事実経過と県の対応についてただしました。
東電にも県にも共通していえることは、技術的に問題ないとしただけで、県民目線の観点がなくなっていることです。これでは、体質改善がされているどころか、以前の東電の体質に逆戻りです。県民の「安全」だけでなく、「安心」にこそ力点をおくことを強く求めました。
また、きょう30日は、東電から改めてトラブルの説明を受けた際にも、このことを強調しました。