28日は、役所の御用納めですが、今年は25日~26日にかけて降り積もった会津地方の大雪による被害が発生し、全国ニュースにもなった国道49号線での大渋滞で知事が自衛隊を要請する事態にまでなっています。
今回の大雪は、会津若松市では通常50cm程度のところへ94cmと観測史上2番目となり、また金山町、西会津町、猪苗代町では観測史上最高値を記録しました。
きょうは、党県議団として5項目にわたる緊急対策を県へ申し入れました。生活環境部の佐藤部長と災害対策課の小松課長が部長室で応対しました。
まず、生活に影響を及ぼしている停電の復旧を急ぐこと。国道・県道の迅速な除排雪と市町村道への支援、歩道や生活道路の除雪。
1人暮らしや高齢者世帯の屋根の雪下ろしや健康支援、救急医療や人工透析患者への対応。
さらに、ぶどうやイチゴなどのパイプハウスの倒壊被害も相当数にのぼると伝えられており、果樹の枝折れ被害など、農林業の被害調査と救済対策も急ぐよう求めました。
今回は、知事をはじめ3役はじめ災害対策課が中心になって対応に追われています。30日以降も再び低気圧が県内を襲うと予想されていることから、県は年末年始返上で対応するとしています。
夕方のニュースでは、停電は午後3時半ごろまでに残っていた市町村で復旧が完了。農業被害額は、県のまとめで現段階ですでに9千億円に上っているとのこと。