12日投票で行われたいっせい地方選挙の前半戦で、共産党は41道府県議選で111議席を獲得。前回当選の80議席から31議席増となりました。99年以来16年ぶりです。
しかも、これまで県議空白だった7県の栃木、神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、福岡のすべてで議席を獲得。非改選の都県も含めて47都道府県すべての議会に議席を確保したのは、史上初の画期的成果です。
2人区で12人当選、3人区で18人当選、12人がトップ当選(栃木、山梨、岐阜、高知の5県は県都)を果たしています。
一方、17の政令市議選でも、前回当選の107議席から29増の136議席へと大きく議席を伸ばしました。
女性議員は第1党となり、道府県議58人、政令市議60人が女性です。若い議員も増えました。
選挙戦では、安倍政権はあらゆる分野で国民の願いと逆行し暴走していますが、この暴走政治を地方から審判を下そうと訴えました。
特に、安倍政権がいっせい地方選挙後に国会に提出をねらっている「海外で戦争する国」をつくるための「戦争立法」が、いっせい選挙の大きな争点に浮かび上がり、共産党の躍進でストップを!の訴えに大きな反響が寄せられました。
また、消費税増税、社会保障、雇用、原発、TPPなどの政策の転換を呼びかけ、ここにも共感の声が寄せられ支持が広がりました。
多くの議会が「オール与党」となっている中で、税金の使い方や共産党議員果たしている役割も浮き彫りになりました。
私たち5人の県議団もそれぞれ支援に行き、私は京都・奈良、阿部県議は兵庫、宮川県議は滋賀と千葉、長谷部県議は福井と佐賀、宮本県議は山形と千葉にかけつけました。前半選の結果は、この秋の県議選を戦う私たちにとっても大きな励ましです。
13日、福島第1原発1号機の格納容器内にロボットを投入しましたが、途中で走行不能となり、初映像が公開されました。内部は、最大で毎時9.7シーベルト(970万㍃シーベルト)という高線量です。
こうした中で、14日福井地裁が高浜原発3、4号機の再稼働差し止め裁判で、再稼働認めない仮処分を決定出す画期的な判決を下しました。
後半戦の戦いは、県内では喜多方市議選があります。その後も続く市町村議選と県議選で、私も気を引き締めて頑張る決意です。原発再稼働をねらう日米両政府と原子力産業業界に、地方選で厳しい審判を下しましょう!