国会議員らと共に、中間貯蔵施設の地権者会代表と懇談

DSC_989430日夕方、「30年中間貯蔵施設地権者会」の代表3人(門馬会長:会員104人)と懇談。市田忠義副委員長、島津幸広衆院議員らと共に県議団5人も同席。県議団は、地権者との懇談は初めてでした。

3人の地権者会の代表から話を聞いて分かったことは、環境省の進め方が、最初から地元住民の思いや意見を無視し、言葉だけは丁寧だが「国のいうことをきけ」といわんばかりの態度が顕わだったこと。

地権者会のみなさんは、「中間貯蔵施設をつくることに反対しているのではない」と述べ、「国の進め方の順序が逆ではないか!」と言っています。地元に何の説明もなく、強制的に避難させていおいて勝手に搬入時期や搬入先を決めていく国・環境省の強引なやり方に怒っているのです!

「沖縄の辺野古の基地建設のやり方と同じだ」と言っていましたが、同感です!市田副委員長は、「みなさんの方に道理がある」と述べ、思いを受け止めました。国会でも、県議会でもあらためて国の姿勢を質していく必要を感じました。

市田・島津国会議員、県議団~大熊・双葉の中間貯蔵施設予定地とストックヤード(保管場)を視察

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DSC_96634/30、環境省の職員の案内で、市田忠義参院議員と島津幸広衆院議員らと共に5人の県議団は、除染で出た土壌やなどを試験的に搬入する大熊町・双葉町の中間貯蔵施設予定地を現地調査しました。
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中間貯蔵施設の保管場・ストックヤードは、大熊町東工業団地内にあります。搬入するダンプカーに積んだ汚染土壌の重量や作業員の線量を図る場所と、近くの保管場(ストックヤード)も視察。
今年3月13日から試験的に搬入が開始されていますが、環境省は、この保管場に焼却して減容化した8000ベクレルを超える汚染土壌を搬入するとしています。
ここの工業団地は、国が無償で借り受けているといいますが、各工場と機械類などは今査定中とのこと。 本格的に運び込む予定地となる大熊町と双葉町の地権者約2,400人のうち、契約を交わしたのはわずか2人にすぎません。「スケジュールありき」ですすめる国の強引なやり方が、ここにも!
DSC_9770また、写真の壊れた屋根は、県の水産種苗研究所だったところ。原発からの温排水を利用してヒラメの養殖をしていました。津波で県職員が犠牲になっています。ここも 事故後初めて入りました。
東電の第1原発敷地境界のすぐ南側にあり、北には第1原発がみえます。中間貯蔵予定地内ですが、線量がまだ高いのには驚きました。爆発後、放射線が海に抜け、第1原発の南側を通り抜けたからといいます。そのため、重機を入れて取り壊し作業にもまだ入れないでいるようです。