28日、「山宣」を語るつどいが開かれました。国民救援会郡山支部と共産党地区委員会の主催です。「武器なき斗い」の上映会、大阪山宣の会事務局長浜田紀男さんと同志社山宣の会事務局長小田切明徳さんお二人の講演会が行われました。
山本薩薩夫監督の「武器なき斗い」は、山本宣治を描いた作品です。「山宣」こと山本宣治は、戦前の時代、京都同志社大学の生物学教授で、性科学者として講義し生徒たちにも人気でした。
ところが、日本が中国への侵略戦争に向かう中で産めよ増やせよという時代に、労働者の立場に立って産児制限の講演を行い大学を追われます。その後、労農党の国会議員となりますが、治安維持法にただ1人反対を貫こうとする中で、神田の旅館で右翼の凶刃に命を奪われたのです。
彼の残した有名な言葉「山宣ひとり孤塁を守る。だが私は淋しくはない、背後には大衆が支持しているから」は、私が初めて当選し、議場や1人委員会室に向かう時、この言葉を思い出して自らを奮い立たせたものでした。