17日、午後は三春町の斎藤里内仮設住宅で、葛尾村の避難者と懇談しました。今回初めてです。
高橋ちづ子衆院議員が、翌日から衆院復興特別委員会で川内、葛尾村、広野町の現地視察が予定されており、事前に避難者から実状をお聞きしようとなって、自治会長さんから参加をよびかけていただきました。私たち県議団からは私と阿部県議と吉田県議、三春町の山崎ふじ子町議も同席し懇談しました。
葛尾村は、今年6月にも避難指示を解除する方針です。ただ、避難者の実情はさまざまで、帰りたいけれど、家屋の解体除染を希望しているがいつになるのかわからないという女性。村に診療所はあるが、村の医院も医師が高齢のため閉鎖したため、無医村になったという人。
野菜をつくったり、山に入って山菜も取れない。コメを作っても売れるのかどうか。子どもや孫は、放射線量が高いところもあるし、避難先で仕事もあるので戻らないと思う。年寄りだけでは、生活できない。年金だけで暮らすのは大変。医療費減免はもう少し継続してもらいたいという高齢者たち。元村会議員の方もいて、要望や意見がよせられました。
集会所には、みなさんで作成した2つの布絵が飾られていて、葛尾村の自然豊かな暮らしを思い出させてくれるようです。