5日、郡山市内在住のグラフィックデザイナーの奈良博四さんの作品展が、奈良さんのふるさと矢吹町で、今月22日まで開催中(ただし、月曜日は休館)です。
奈良さんは、中田町の海老根和紙を使った「秋蛍」の考案者でもあります。作品1点1点をさまざまな技法を工夫を凝らしたて生み出したことを、ご本人にお聞きしながら鑑賞。
今回も海老和紙を使った作品が多数あり、しかもススを混ぜて黒い色やグレーの色を出すなど、さまざまな技法を生かした作品が多数展示されています。中でも、写真の3枚は今回渾身の作品。先日この作品をみていた女性が涙を浮かべながらみていたそうですが、何かその方の心に響くものがあったのでしょう。
奈良さんの作品は、「風」をテーマにしているのが特徴。色合いがとてもモダンで素敵です。
頂いた案内状には、グラフィックデザイナーをめざしたキッカケは、中学校時代に画用紙に書いたポスターに“それ、いいね”と言われた美術の先生の言葉だったと。今回人生の転機を与えてくれたその恩師や同級生たちが訪ねて来てくれたそうです。