こおりやま文学の森資料館で、6/12まで宮本百合子の未発表原稿を初公開中です。
百合子は郡山の安積開拓にかかわった中条政恒の孫。郡山開成にあった祖母の家に東京からよく遊びに来ていた百合子は、その開拓のようすを書いた処女作「貧しき人々の群」(中央公論1916年)を執筆。
百合子が革命後のソビエトに渡航し、帰国後プロレタリア文学運動に参加するのですが、今回、渡航直前に書いた「蓮花図」(アサヒグラフ1927年9月7日号に掲載された作品)と、ドイツの版画家「ケーテ・コルヴィッツの生涯」(アトリエ1941年3月号に掲載)が展示されています。