【かわいいうさぎたち~郡山市西田町高柴デコ屋敷の郷土玩具「玉兎」】
昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年のお正月は、昨年夏に母が亡くなったので、1日と2日は家事をしたりして家族だけの静かなお正月を過ごしました。
年末の31日に、私の毎月のニュース「こんにちは神山えつこです」の取材も兼ねて、娘と一緒に西田町にある高柴デコ屋敷の本家恵比寿屋橋本魔正衛さん・恵一さんを訪ねました。今年の干支はうさぎですが、亡き母と還暦を迎える夫の干支でもあり、記念に郷土玩具の「玉兎」を買い求めてきました。
【本家恵比寿屋の橋本恵一さんと張子の玉兎】
デコ屋敷のデコは和紙でつくる張子人形のことです。背中は亀をあらわし、ふさのついたつるる模様は鶴をあらわし、玉のようにふくよかに円満をつくり、長寿延命を願うものです。また、黒目は日本に住む越後兎を表しているそうです。
「玉兎」の制作は5月頃から始め、うさぎの木型に何枚も和紙を貼り付けて乾かし、2つに割って木型からはずし兎の張子をつくります。11月から年末までの2ヶ月間で絵付けを仕上げるそうです。大変な手間と暇をかけてようやく完成するのですね。
うさぎは木型からはずすのは簡単な方ですが、トラの干支は尻尾や足があるのでとても難しいとのこと。伝統を引き継ぐその大変さを改めて思いました。
【こちらは恵比寿屋橋本広司さんの仕事場です】