21日、福島市のウエディングエルティで開かれた「TPP交渉参加反対と震災・原発事故からの復旧・復興を促す県民集会」は、当初500人の予定が800人もの大集会となりました。
JA福島中央会の庄條徳一会長が主催者を代表してTPPの問題点を指摘し、復興の足かせにもなると反対をよびかけて挨拶。県医師会長の高谷会長も、TPPで混合医療が持ち込まれ国民皆保険が破壊されることをユーモラスに訴え、TPP交渉参加に反対を表明しました。
県議会議員も私たち共産党3人、自民、民主なども来賓として多数参加。前日の県議会最終日、TPP交渉参加反対の決議をめぐって、自民と民主・社民がすったもんだの3時間半の空転劇をしたことがウソのようです。
それだけ、TPP問題は震災・原発事故を受けた本県の復興をめざすこととは相いれないものであること、加えて県議選目前だからでしょう。
ある団体代表は「いくら忙しいといっても玄葉外務大臣(民主党)が現場にこないのはどうしたことか!」との厳しい声もありました。
玄葉大臣は、TPP推進ですから来ないのは不思議ではないのですが、本県の農林水産業が今度の震災・原発事故で大変な危機にあるのに、それを知っているはずの玄葉大臣も民主党もTPP推進とは何事かとの怒りは全くそのとおりです。
県議選でもTPP問題は、大きな争点の1つです。