【挨拶する尾村島根県議】
26日、島根県議団が来庁し大震災・原発事故について懇談しました。前日には南相馬市の現地調査に入っています。
島根県議団は、昨年4月の県議選で2人に増えました。県庁所在地の松江市議団と出雲市議団、中林県委員長ら9人で視察にこられました。
島根県は、全国で唯一県庁所在地に原発があります。しかも、県庁から原発との距離はわずか9キロとは。2基あり、3基目が建設中で9割がた出来上がっているそうです。
そのせいか、福島原発事故を教訓に廃炉にするのではなく、防波堤をしっかりつくることや社会的弱者の避難をどうするのかなどの避難計画づくりを充実させて、原発を稼動させていく方針とのこと。
福島原発事故を本当に教訓にするのであれば、「原発ゼロ」以外にはないと思うのですが。いったん爆発したら人間の手には終えないものであり、その放出された放射能汚染は、時間的にも空間的にどこまでも広がり続け、長期にわたって害を及ぼし続けるものであり、人間とは共存できないものです。それを、私たち福島県民は身を持って体験させられているのです。
ぜひ、全国の原発もゼロにするたたかいを、ご一緒に広げてほしいと思います。