9日は、気温も10度以上になり、春らしい晴れやかで暖かい日でした。 まだ、三春の滝桜はつぼみもみえません。
田村市船引町文化センターで開かれている小松祝正さんの絵画展へ行ってきました。会期は、今月7日(土)~15日(日)まで(AM9:00~PM5:00m)開催中です。
小松さんは、田村市大越町にお住まいの方で、現在、日本芸術文化協会副会長、日本芸術家連盟副会長、太平洋美術会会員です。
今年は2年ぶりとのことですが、小松さんは大震災・原発事故があったこの1年も精力的に描き続けていました。今回のテーマは『東日本大震災復興祈願』で、約80点を展示しています。
原発で避難を余儀なくされている大熊町や浪江町など、浜通りの四季折々のなつかしい風景が多数展示されています。 小松さんにうかがったところ、これら故郷の風景をみて涙ぐんでいた方もいたそうです。
船引町へ行く途中に、三春滝桜のそばを通ってきました。先週も行きましたが、今年は寒い日がいつまでも続いているため、ほとんどつぼみもみえません。
三春は梅、桃、桜が一緒に咲くので「三春」というのですが、梅もまだほんの少しつぼみをもった程度です。 駐車場係りの方に伺ったところ、今年の見ごろは例年より遅く、4/17~24日頃かとのことでした。樹齢1000年以上の古木の枝垂れ桜です。私の地元中田町には、滝桜の子孫の枝垂れ桜がたくさんあって、いまや桜めぐり観光コースに入っています。
それにしても、昨年の今頃は大震災後でしたが、桜が咲いていたはずなのにほとんど記憶になく、今思い出しても風景には春らしい色がついていないのです。 原発事故が起きてそれどころではなく、水もガソリンもないので、ほとんど出かけられなかったせいなのでしょうか。