16日、江戸時代から柳橋に伝わる農村歌舞伎、中田町柳橋歌舞伎が上演されました。郡山市指定重要無形民俗文化財に指定されています。
今年は、保存会のみなさんによる「寿三番そう」と「奥州安達ヶ原」を、そして地元の御舘中学生が「義経千本桜・伏見稲荷鳥居の場」を上演しました。
また、今年は文化交流として、県立いわき海星高校チーム「じゃんがら」による『じゃんがら踊り』が披露されました。じゃんがら念仏踊りともいわれ,江戸時代から伝わるものです。
いわき海星高校では、昨年3・11の大震災の津波で2人の生徒さんの命が奪われました。いずれも家族を助けに戻って流され犠牲になったとのこと。この日の踊りは、この2人と震災犠牲者への鎮魂の思いが伝わってくるものでした。
海辺の生徒さんとの交流は初めてです。互いに感想を述べあう場面も設けられました。会場には、東部ニュータウンの緑ヶ丘仮設住宅にいる双葉地区の避難者も招待されていました。