自衛隊協力本部が、県教委へ総合学習での支援を名目に自衛隊の理解と認識を深める依頼を要請

23日、県教委は、自衛隊福島地方協力本部長からの依頼文書を、県内の市町村教育委員長あてに教育長名で送付していたことが判明しました。

これは、今月17日に自衛隊福島地方協力本部長名で、自衛隊の「南極の氷を使用した総合的な学習の時間の支援を実施し」、「自衛隊に対する理解と認識を深める」ことを目的に体験・学習を募集するチラシを県内の小中学校に配布を依頼したものです。

県教委は、これを無批判に市町村教育委員会に下ろしていたことが判明。昨日の政調会で、県教委に厳しく質しました!

党県議団は、憲法9条に自衛隊を新たに書き加える改憲策動を強める安倍政権に対し、国民世論は2分していること。海外で集団的自衛権を行使を認めた安保法制によって、自衛隊の任務は大きく変化していると指摘。

県商工会連合会と懇談~この1年間に浪江町と小高で100事業所が廃業

24日、党町田県委員長、岩渕友参院議員地元秘書の赤間さんらと、県商工会連合会を訪問し懇談しました。

近々マスコミにも発表するそうですが、帰還困難区域を除き避難が解除された南相馬市小高区と浪江町は、昨年4月との同月比で1年間に会員がなんと約100事業所も減少しました。これは、廃業によるものだそうです!

そして、これが、原発事故による避難区域の商工業の厳しい現実だとも!それなのに、国と東電は2倍相当の賠償にもなかなか応じない、あきらめるのを待っているようだと。

県の損害賠償対策協議会の全体会は、しばらく開かれていません!知事が会長ですから、ぜひ開くよう、25日の政調会で県に求めたい。

福島環境事務所へ、二本松市の「汚染土再利用実証事業」の白紙撤回を求める署名を提出

21日、環境省が二本松市原セ才木地区で計画している汚染土の道路再生実証事業に関し、二本松市民全体に説明会開催を求めるなど3項目を福島地方環境事務所を訪問し申し入れ書を提出。併せて、撤回を求める約5,000人分の署名を提出しました。申し入れをしたのは、二本松市共同センターとみんなの会の2団体です。斉藤広二、平敏子、菅野明3人の共産党市議団と県議の私も同行しました。

福島環境再生事務所は、最初マスコミを拒否しようとしましたが、NHKテレビなど7社がきていることから、私たちも抗議し、ようやく認められました。

福島地方環境事務所からは、赤石沢所長と山田氏、合田氏などが応対。このやり取りの様子と会代表者へのインタビューは、NHK夕方の県内ニュースで報道されました。

県復興公営住宅、二本松市石倉団地の入居者から改善要望

5/14、浪江町の馬場績議員から、県復興公営住宅二本松市石倉団地の入居者から要望があるとの連絡を受け、さっそくこの団地に向かいました。

2点要望がありました。1つは、1階に入居しているAさんからです。84歳の介護度5の父親を介護していますが、5月から介護入浴サービスを週1回受けるようなったが、浴槽を玄関の方から入れようとしたが入らないため、ベランダから入れているとのこと。ベランダの柵を開閉式にしてもらえないかということでした。私も玄関から室内をみせて頂きましたが、通路の部分が狭いようです。同じ1階の別の方からも足が悪く歩行器を使っているが、同様の要望があるとのこと。

もう1つは、屋外の自転車置き場にバイクをおけるようにしてほしいとの要望です。現地をみると自転車専用の設置器具があり、バイクはおけません。この器具が設置されているのは4号棟だけとのこと。Bさんは今、他の棟の駐輪場にバイクを置かせてもらっているそうです。駐輪場が、他の棟のようにフラットになっていればバイクもおけますし、車イスや除雪機も置けます。この日は、管理人の方も一緒に立ち会って頂きました。県には、要望書を提出し、県は現場をみて対応を検討するとなりました。

二本松市議選が目前。共産党演説会で高橋ちづ子衆院議員が国会報告

二本松市で高橋ちづ子衆議院を招いて共産党演説会が開催されまました。二本松市の市議選は、今月27日告示、6/3投票で戦われます。今回は、定数4削減され、22の議席を争います。3人の現職、斉藤広二さん、平敏子さん、菅野明さんが力強く決意を表明しました。

来賓として、旧民進党の大内氏と増子輝彦参院議員からのメッセージを秘書が代読。二本松市では、国政選挙や市長選挙でも野党共闘を頑張ってきています。

高橋ちづ子衆院議員は、昨年秋の衆院選で5期目の再選を果たしました。その衆院解散で野党共闘を貫いたこと、国会ではその野党が一致して追及している森友学園と加計学園の問題は、安倍首相夫妻が大きく関与していること。自衛隊の日報隠し問題、公文書改ざん、隠蔽、憲法9条改憲や外交面でも安倍政権は退陣しかないと述べ、3人の市議予定候補の決意にも関わって支援をよびかけました。女性後援会からは、3人の市議候補それぞれに、ピンクの花びらに書いたたくさんの寄せ書きがプレゼントされました!

中田海老根地区の「秋蛍」イベント会場近くの歩道整備へ

中田町の海老根地区は、かつて手漉き和紙が盛んでした。
今は、毎年秋の田んぼの稲がたわわに実る頃、工房周辺で和紙のページェント「秋蛍」を開催しています。

観光客がたくさん訪れますが、駐車場になるJA中田支店前の県道は歩道が狭いため、実行委員会から整備要望を受け県に要望していました。昨日、通ったら工事が始まっていました。実行委の役員にもさっそく連絡しました。

わが家も夫が田んぼの代掻きを開始

5/4~6日は、自宅で書類やふだんできないている写真の整理などをしています。

きょうは、夫が田んぼの代かきを始め、1枚は終了。私はせめて、3度の食事作りをと、頂いた山菜を天ぷらにしたり、夫が掘ってきたわが家竹の子をゆがいて煮物にしたり。それでも山菜や竹の子などは、放射能がなんとなく気になるので、流水にさらして調理します。

環省が、二本松市東和町に放射能廃棄物の仮設焼却施設を建設

環境省が、二本松市東和町に建設予定の仮設焼却施設です。安達管内で発生した農林系の除染廃棄物を燃やすとしています。地元の菅野明市議の案内で現地を調査。現在、大規模な造成工事の真っ最中でした。

地元では最初の計画が持ち上がった時に住民の反対運動があったにも関わらず、場所をすぐ近くのこの場所に変更し、水面下で地元同意を取り付けたのです。環境省は、約170億円も投入する予定ですが、住民の反対運動は今も続いています。

二本松市原セ地区で、汚染土を道路床材へ再生実証事業の現地調査

二本松市原セ地区で、環境省が除染土壌を道路の路床に入れる実証事業の現場です。写真の農道のあぜ道のように見えるのが市道で、ここで行き止まりです。

環境省は、この近くに仮置きしてある除染除去土壌フレコンバッグ480袋を使って、道路の路床材に再生利用する実証事業を行うとしています。請負うのは地元の3事業者で、そのうちの1つの業者と話ができました。

今年5月に周囲の線量を測り、道路工事を入れても2ヶ月くらいで終了予定とのこと。線量は、約1000ベクレルで、空間線量にすると0.2マイクロシーベルトぐらい。フレコンの仮置き場に建屋をつくり、土壌を水で洗って線量を下げ、これを路床材に使用するとのこと。

問題は、この実証事業の結果、安全だとして全国の公共事業で除染土壌を使用させたい、併せて中間貯蔵施設への減容化が狙いです。それにしても、多額の税金がここにも投入されます。環境省は、約3億5千万円で地元の業者に落札しました。地元住民からも撤回の声があがっています。