和歌山県議団が視察に、震災救援カンパも/前日には北海道の江刺町議、乙部町議も

きょう4日、控室にわが党の和歌山県議団4人の県議のみなさんがそろって来庁されました。昨日は、南相馬市の被災地を視察されたそうです。原発事故の被害の実態を知りたいと、除染対策や県の取り組みを県から説明も受けられ、そのあと私たち県議団と懇談しました。

そして、和歌山南地区委員会からの多額のカンパも頂きました。私たち福島県民にとって、原発放射能の被害について、実際に来て見ていただくことは何よりも大きな励みです。

昨日は、北海道江刺町と乙部町の町議2人で除染対策などで視察に来庁されました。

「おもかげ復元師」笹原留似子さん、今週号の赤旗日曜版で大きく紹介

私のブログで紹介した復元した納棺師、笹原留似子さんについて、赤旗日曜版が今週号(9/2付)で大きく紹介しています。彼女は、まだ40歳という若さ。でも、豊かな感性で遺体や遺族と向き合い、最後の別れを笑顔で家族が送れるようにと、独学で見に付けた技術で、被災地で300人以上もボランティアで復元されました。

8/17のNHKテレビで放映されたのでご覧になった方も多いと思います。「震災絵日記」のこれらの絵もご本人が描いたものだと知りました。絵に添えられた短い言葉も彼女の手書きです。遺族や遺体に語りかけるあたたかい著者の言葉に、何度読んでも涙が止まらなくなるのは私だけではないでしょう。

また、震災以降、ボランティアを始めた経緯、自分の葛藤や想いをまとめた笹原さんの著書も涙なしには読めません。命の尊さ、東日本大震災がもたらした未曾有悲劇を知る上でもこの2冊はぜひおすすめです。もちろん、赤旗日曜版もこの機会にぜひご購読していただきたいと思います!

原発問題住民運動全国連絡会~福島で開催された全国集会に360人

今年の原住連の全国交流集会は、9/1~2に原発被災地の福島県福島市で開かれ、2日目の全体交流集会には、北海道から九州まで360人が集いました。

        【9/1 夜の交流会で挨拶する元福島大学学長の吉原泰助さん。手前は、新潟県の刈羽村議と柏崎市議】

1日目は、バス3台で全村避難した飯舘村を現地視察。夜は食事をしながら交流会。私はここから参加しました。

2日目は、「『原発事故1年半 鎮魂と希望をめざす』全国交流集会 in福島」のテーマで集会とシンポジウムを開催。ここに全国から360人が集いました。

【9/2 全国交流集会の開会挨拶をする早川篤雄福島原発県連代表】

 来賓としてわが党の吉井英勝衆議院議員も挨拶しました。また、子どもチームの佐藤晃子さんと菅野典雄飯舘村村長が現地からの報告を、原住連全国センター筆頭代表の伊東達也さんが問題提起を行いました。

午後は、4人の学者・専門家による「原発事故1年半 鎮魂と希望をめざすシンポジウム」が行われ、会場からもパネラーへの質問や各地の取組みが報告されました。

最後に、速やかな事故収束を!「原発からの撤退」「核燃料サイクルからの撤退」の国民的対話・議論を広く深く!被災住民の健康・生活の確保と賠償、被災地の住民合意を求め速やかな除染と復旧・復興を!などの中心スローガンとサブスローガンの緊急要求を含め、福島からのアピールを採択しました。

 

この集会には、県議団から阿部県議と宮本県議と3人で参加しました。

                           【3人の県議団と右後方は伊東達也全国筆頭代表と柳町氏】

県議会の民主党が一部分裂し、新会派結成/国会では問責決議をめぐる自民・公明の理解しがたい態度

29日、民主党の石原県議と古市県議の2人の県議が、民主・県民連合の会派を離脱。会派名を「福島・みどりの風」という名称で新会派を結成し、この日議長に会派届出を提出。その報告に、私たちの控室に来ました。

来室したのは、代表の石原県議です。2人とも民主党籍のままの離脱です。理由は、6月県議会でTPPに反対する意見書に共産党とともに賛成したからのようですが、民主党が国会で国民の声を無視し、原発再稼動や消費税増税、TPP参加表明など、次々と公約破りをしていることが、党内でも矛盾を広げ、それが地方にも表れてきていることを端的に示したものでしょう。

なお、石原県議は、元々小沢派。実弟は、民主党の衆議院議員でしたが、このほど離党し国民の生活が第一になりました。

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ところで、国会では民主党が野党退席のまま次々と法案を採決。これに対し自民公明は、問責決議案を提出しようとしましたが、すでに共産党など野党7党が先に提出していたため、それに同意して一緒に採決。

ところが、この文章には民主党が公約に違反して消費税増税を強行したことを批判し、「国会運営では、民主党、自民党、公明党の3党のみで協議をし・・・」という文言が入っていました。自民党は、自らの行動を批判されているものに賛成とは???

一方の公明党は、問責決議は退席しました。民主党政権になって民主党側についたのはこれで二度目とか。今国会では、消費税10%以上への増税に賛成の党であることもはっきりしました。

いずれにしても、この秋にも解散総選挙がある情勢です。国民からの厳しい審判を一緒に下していただき、共産党を伸ばしていただくことが悪政ストップの確かな力です。

9月県議会に向けた政調会

28日、各部局から補正予算など9月県議会に提案予定の議案などについて説明を求める各会派の政調会がありました。

9月県議会には、約200億円規模の補正予算を要求していることが示されました。

 また、職員定数を増員できるようにするため、条例の一部を改正する条例改正は、当然のことですが、県税条例の一部を改正する案には、消費税増税法が国会で通ったばかりだというのに、県は地方消費税の税率を引き上げるための改正条例を提出する予定です。

ところで、本県の被害状況は、8/27現在で人的被害は、死者2,790人、行方不明者5人、重軽傷者182人。家屋被害は、全壊20,796棟、半壊7万370棟であることがわかりました。

一方、国保法の改正により都道府県の調整交付金の割合が、7%から9%に引き上げられその条例改正があります。一方、国は震災地への国保、介護、後期高齢者医療の減免特例を9月末で締め切る動きが出ています。

当面国保税は、県は2%増える分も利用して調整交付金の積み立てを崩し減免を継続する方向のようですが、介護や後期高齢者医療には調整交付金がないため、県としてどうするかを明らかにしていません。

そうなれば、これら保険料の値上げにつながります。国保税を納められずいる人や高齢者に、これ以上新たな負担を求めべきではありません。

【菅野保健福祉部長の説明】

京都府議団が本県を視察、被災カンパも頂いて

27日、京都府議団が本県の視察にこられ、県議団と懇談しました。被災カンパもよせていただきました。

京都府議団は現在11人。この日来県されたのは9人と事務局6人です。南相馬市の小高区に現地視察され、夕方県庁控室にこられました。私たちもこの日はちょうど県議団会議があったので、5人そろって懇談しました。

私たちは、震災・原発事故から1年半になろうとしてしているのに、一向に除染も賠償も健康支援もまだまだこれからという状況であり、原発事故の異質な危険と被害について実態を報告。府議団からは、現地をみてきた感想や、甲状腺がん健診や母乳検査について、除染問題、原発サイト内の現状などの質問が出されました。

夜は、少々お酒も入って、震災・原発事故当時のようすや全国で原発ゼロをめざそうと感想を出し合い、楽しい交流会でした。他県からの視察団のみなさんに話を聞いてもらうだけで、心の重荷が晴れる思いです。

府議団は、翌日岩手県の被災地も視察されていくとのことです。

いわき市議選目前/宣伝カーで政策を訴えて

 いわき市議選は9/2日告示、9/9投票で行なわれます。共産党は現職の4人が立ちます。

25~26日、いわき市へ市議選の支援へ入りました。きょうは宮川県議の地元で伊藤市議の勿来地域へ入り宣伝カーで政策を訴えました。8月も終わりだというのに、連日30度を超える真夏のような猛暑です。暑い中での街頭宣伝でしたが、車の中からも良く手を振ってくれます。さすが、宮川県議・伊藤市議の地元です。

【宮川えみ子県議と選挙事務所で】

宮崎県母親連絡会が郡山に宿泊/浪江馬場町議と原発被災の実態を報告

24日夜、郡山市熱海の温泉の宿泊された宮崎県母親連絡会のみなさんへ原発被害の実態を報告させていただく機会がありました。新潟で開かれる日本母親大会へ向かう途中、被災地応援もかねて郡山へ1泊して頂いたとのこと。

 

 夕食時に、原発事故とその被害の実態について報告する機会をいただきました。浪江町の馬場町議と私が話をさせていだき、また食事をしながら質問も受けました。

 みなさんからは、ねぎらいの言葉とともに、共に国と東電に責任を求めていきましょうと連帯のあいさつもあり、あたたかい交流ができました。全国にまた仲間が増えて心強い限りです。

【私の「東京電力とたたかって15年】の冊子をプレゼント】

商労文教委で長崎県を視察/浮体式洋上風力発電・電気自動車の実証実験地

21~23日、県議会の商労文教委員会で長崎県を視察しました。今回は特に国の補助を受けて五島市で実証実験を行なっている浮体式風力発電(戸田建設)と電気自動者のまちづくりの取り組みを調査。

採算面からはどうなのかはまだ実験段階なのでこれからだと思います。風力発電は、環境面からもいろいろ検討すべき課題があると思います。電気自動車の方は、わが県でこそ実験してみるべきだと思いました。

【模型を使っての説明~棒の下の方におもりがついている。棒は海底に固定した4本の鎖とつないである】

     【海上タクシーで五島市の椛島沖へ】

【海上に浮かぶ実験用の風力~発電はまもなく始まるそうです。実際には、この2倍の大きさの風力に】

【電気充電するスタンド】

 

【左側は急速充電スタンドから充電。右側は家庭用の蓄電池から充電】

五島市では、国と県から100%補助で市内の観光用レンタカーやタクシーの一部で導入され運行中。

試乗させてもらいました。スイスのツェルマットで電気タクシーに乗ったばかりだったので同じでしたが、音がほとんどしないとやはり歩行者にはわかりにくりでのではないかと思います。

また、充電スタンドの設置と家庭用の充電機器の設置を導入するしくみをつくる必要があります。原発廃炉を国が決断し、財政面でも導入しやすい仕組みを早期につくるべきです。福島県内でも国が支援し早く地域で始めてみるべきでしょう。

ところで、長崎市では原爆資料館にもいきました。ファットマン(太っちょ)とよばれる長崎に投下された原子爆弾の模型。広島型よりも確かに太い。広島はウラン爆弾、長崎はプルトニウム爆弾でした。この原爆で死者7万人以上、重症負傷者を含め15万人以上が犠牲になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1945年8月9日午前11時2分に投下された長崎市爆心地の模型】

被災3県の党県議団が厚労省大臣政務官と経産副大臣へ要望書提出

20日、東北の被災3県の県議団は、高橋ちづ子衆議院議員の同席のもとで、厚労大臣政務官と経済産業副大臣に対し、10月以降も被災地の医療の減免の継続と中小企業へのグループ補助金の継続を求める要望書を提出し懇談しました。

これは、9月末に政府の支援打ち切る動きになっているので、この2点に絞って急遽政府交渉したものです。福島県議団からは私と阿部県議、そして渡部チイ子衆議院選1区予定候補の3人が出席。また、宮城県議団と岩手県議団がそろって参加しました。

 衆議員議員の藤田一枝厚労大臣政務官は、私たちの要望に対し「被災地の現状を聞かせてもらってよく実情がわかった」とのべつつも、「国民の税金を使っているのでいつまでもというわけにはいかないが、なるべく要望に応えられるようにしていきたい」と答弁しました。

  また、参議院議員の柳澤光美経済産業副大臣は、福島県の原子力災害現地対策本部も担当していますが、グループ補助金の継続について、こちらも税金なのでどこまでももとというわけにはいかないがと述べたので、私からも「せめて申請しても補助金が足りなくで受け付られなかった分については追加してほしい」と要望しました。

しかし、どちらも政治家としての発言の色合いが濃いもので、9月末で打ち切りさせないよう、働きかけを強める必要があると感じました。被災3県の実態をよくみて判断してほしいものです。