埼玉県議・加須市議と共に、旧騎西高校の双葉町役場訪問/避難者と懇談

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11日、埼玉県議団長柳下れい子県議、松岡正継県議の2人の県議、加須市の佐伯市議と共に、双葉町役場がある埼玉県加須市旧騎西高校を宮川・阿部県議の3人で訪問しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA双葉町は、井戸川町長が議会から町長不信任を突きつけられて議会を解散し、その町議選が終わったばかりです。その後、井戸川町長が突然辞任を表明し、3月には町長選があります。今回の町長辞任をめぐって、避難者から今後の生活の不安が大きく広がっているとの連絡を加須市議からあり、きょうの訪問となりました。

この日は、井戸川町長も任期最後の日でした。3・11から1年11ヶ月目の月命日とあって、町長は最後の公務として追悼集会に出席のため在庁していて、私たちもお会いできました。

この高校に現在避難している町民の方は約140人、90世帯です。平均年齢は68歳で、2人の高校生から97歳、93歳、92歳の方も。97歳の方は車イスで介護必要となりましたが、あとの2人はお元気とのこと。

約2年間も一時避難所が続いていること自体異常なこととはいえ、これが、原発事故による避難の実態です。国は、仮設や民間アパートへの2次避難の家賃補助について、災害救助法を適用させたくないようで、「賠償で対応を」と県へ回答しているとのことですが、とんでもないことです。原発事故さえなかったら、こんな避難などせずに済んだのです。

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避難者との懇談会では、今後の生活不安が訴えられたほか、財物賠償は再取得できるような賠償・補償をとの要望や、20代の孫娘の放射能による健康が賠償よりも心配だという高齢者の声もありました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 一方、双葉町との懇談では井上副町長らが応対。冒頭に、双葉町からの要望書が党県議団あてに手渡され、私が代表で受けましたが24項目の要望がよせられました。

今後、役場機能はいわき市植田に移転する予定とのことで、すでにいわき市とは協議済みですが、年度末に移転予定は少し先にずれるようです。