22日、県議団と高橋ちづ子室の児玉秘書とで、今回の雪害でパイプハウスに被害があった田村市滝根町と須賀川市の西部地区の農家をたずね、被害調査を行ないました。私は、須賀川市の調査に行きました。田村市では木村高雄市議が、須賀川市では橋本健二市議と丸本市議に被害農家を案内してもらいました。
須加賀市では、西部地区の3つの被害農家を訪問。パイプハウスは、単独ハウスよりも数棟連結式のハウスの被害が大きいようです。須賀川・岩瀬地方はきゅうりの名産地です。5月の連休あたりに出荷できるよう、苗を注文しまもなく植えつける作業の準備をしていたところです。せめて、この苗代の損失分補助が県独自にあってもよいはず。
ハウスは数100万円~1000万円で建てています。ようやく返済も終わってこれから収益をあげられると思った矢先だったという農家。みなさん共に60代初めの方で、これから借金してパイプハウスを建てても、返済に10年かかれば70歳過ぎ。その年まで農家を続けられるかどうかもわからないと。
まずは、倒れたパイプハウスの撤去をしなければ、農作業ができません。その撤去費用(人扶賃、パイプやビニールの廃棄物の処理費など)も当面の課題です。生活費補てんも必要かもしれません。
また、仮にこの際だからと廃業にした場合、国や県の営農補助制度は活用できないかもしれず、苗代や撤去費用はそのまま借金として残りかねません。現行制度で救済や支援するしくみがないとすれば、国や県独自のあらたな支援枠組みが必要です。