26日投票で行われた福島県知事選挙は、現職の佐藤雄平知事の事実上の「後継者」として立候補した、前副知事内堀雅雄氏(50歳)が当選しました。投票率は前回の最低を上回ったものの45.85%でした。
私たち共産党と「みんなで新しい県政をつくる会」が支援した熊坂義裕氏は、残念ながら当選には至りませんでしたが、18%の得票率は、共産党が支持した県知事の候補としては1976年以来の水準となりました。
「一致点での共同」、県知事選挙を共闘するというの初めての経験でしたが、内堀氏が約49万票に対し、熊坂氏が13万票に近い得票は、他の4人の候補が2万票前後の得票に比べても、そん色のない得票ではないでしょうか。
内堀氏は、自民党、民主党、公明党、社民党が相乗りして、共産党以外の多くの政党の支持を受けましたが、選挙戦の実態は、民主党議員がぼやくほど自民党本部丸抱えでした。
選挙結果を受けて、自民党茂木選対委員長は「連敗は回避したかった」とあけすけに本音を述べていますが、11月の沖縄県知事選挙では、きっぱりノーの審判を下しましょう!
内堀新知事の任期は11月12日にスタートします。原発の再稼働や福島切り捨てをすすめる安倍政権に対し、きっぱりものが言える県政にするため、私たち共産党県議団も全力を尽す決意です。