郡山市内にある県立施設には原発立地市町村から多数の人が避難しています。きょうは、髙橋善治市議と一緒に、ビッグパレットや県農業総合センター、県立あぶくま養護学校、県立郡山北工業高校を訪問し、避難者や職員から状況をうかがいました。
避難された方たちは毎日出入りがあるため、人数に変化がありますが、きょう現在で、ビッグパレットには約2,000人、農業センターには約150人、あぶくま養護には約100人、北工業高には約250人とのことでした。
富岡町や浪江町、南相馬市、双葉町などいろいろです。食事はおにぎりが多いようですが、近所の町内会で炊き出しをしてくれているところもありますが、夜は冷たいおにぎりしか配られていない避難所もあるので、明日、私たちの事務所で温かいとん汁の炊き出しをして届けることにしました。
【双相地域から約2000人が避難しているビッグパレットで、話を聞く私と高橋市議】
また、別の高齢の父親と兄との3人で避難してきた女性は、「父親の紙オムツもあと4枚だけ。自分で買い物にも行けないし救援物資にもないので大事に使っている。お風呂に入りたいが、近くの温泉(300円)へバスで送迎してくれるといわれても、体の弱い父を連れていけないので自分たちも我慢するしかない。せめて下着と靴下を取り換えたい。もう一週間も着替えていないので」と訴えられました。
ぜひ、新しい下着類(女性用・男性用、子ども用)と靴下、そして赤ちゃん用と大人用の紙おむつなどの救援物資をお願いできればありがたく思います。(神山事務所℡024-943-7351) 【約150人が避難者している県農業総合センター。ここはシャワーが使えます】
うれしいニュースもありました。あぶくま養護に避難された方が17日に男児を出産され入院中で、まもなく退院してくるそうです。大変な時に生まれた新しい命、母子ともに健康でと願わずにいられません。
幸い、あぶくま養護学校は、3日に一度ですがお風呂に入れるそうですし、洗濯もできます。調理実習室で料理もできるようになっています。近所からの食材などの差し入れや職員から提供された衣類などもたくさんあり、あたたかい雰囲気でした。
【あぶくま養護学校では、避難者へあいさつの機会をいただきました】
神山さん、宮川さん、藤川さんのブログを開き、頭が下がる思いで涙が出てきます。本当にご苦労様です。と同時に当然のことながら3人の活躍が被災者のために親身になっていることに被災者がどれほど助けられ、勇気付けられているかよく分かります。お三方とも被災者であるにもかかわらず、みんなのために身を粉にして頑張っている。さすが共産党だと誇りを感じます。 マスコミの報道も被災者を駆け回り、被災の詳細がかなり分かってきました。しかし、被災者の状況も原発に関してもまだまだ隠されていることがあるのではないかという疑念がぬぐえません。特に原発に関しては何故30㎞以上に避難させないのか、20㎞屋内で本当によいのか怒りを感じますが、神山さんはじめお三方の足で稼いだ事実が真実を語ってくれていると思いブログを読ませていただきました。少ないガソリンを気にしながら守備範囲を一周してきて、午後からの地元での山内さん県政報告会の準備をしているところ。私は気持ちばかりが焦って何をしたら良いいか分からないまま昨日は2回目の街頭カンパで44,178円。明日は県労連で支援物資を集めるというのでその為に手伝おうかと思っているところです。頑張りましょう。しかし無理は禁物。それでも頑張りましょう。
大震災被害の大部分は人災といっても過言ではない。
第1は、ナゼぼう大な尊い人命が失われたのか?
津波通報から襲来まで「30分」の余裕があった。
気象庁は津波の高さ12~15メートルを3~5メートルと過小誤報した。
気象庁の測定器が壊れていたり、設置場所が遠かったり、いちばんは、
的確に測定できる機器を持っていなかった。大学の研究所にしかなかった。また予報がなんどもはずれ信頼されず通報は「狼少年化」していた。
第2は、ナゼ原発の廃炉を即時断行しなかったのか?廃炉すれば、放射能による社会不安は回避できた。原発技術水準の高い米国がいち早く廃炉を提言し、専門要員を即時派遣準備をしたが、政府は断った。危険な原発温存して2次災害が発生、窮乏の避難民が多発、全国民を窮乏に陥れた。
米国は放射能スペシャリスト450名を日本に派遣し、原発内部を解析する行動に入った。米軍はすでに、無人偵察機「グローバルホーク」に加え、U2偵察機も投入して得たより優れたデータを保有し、日本政府に提案する。
第3は、政府は電力供給の無策により生活や経済活動を混乱させている。
一体、東電の原子力による発電は全体の30%だが、福島原発は全国に
17箇所ある1つにすぎない。福島原発廃炉に伴う打開策を優先すべき。
識者は3つ挙げている。ひとつは、休眠中の柏崎刈羽を強引にフル回転させれば、最大300万キロワットを増やせる。
次に、東電の横須賀火力発電所を再稼動させれば220万キロワットが確保できる。さらに、関西電力、九州電力から100万キロワットを融通してもらう。
ほかに、自家発電気を買い上げる方法もあり国内には世界に冠たる自家発電機メーカー「デンヨー」の在庫を活用できる。無から有を生じるアタマを働かせ、国民の生活を防衛するこそ、為政者の本領である。それらを敢行するには艱難は覚悟の前、いまは一企業の命運より国民生活第一の理想に燃える情熱こそ政治に必要。不足電力1000万キロの内容を精査の要があるが、不足量は200万キロとの声も聞かれる。もっと前向きな考えと剛毅果断が大切な時です。
政府の地震対策が鈍い。焦眉の急は大型補正予算の策定執行が必要です。
被害総額の概算は30兆円と見込まれるなら30兆位の手当てが欠かせない。
来年度予算成立より緊急地震対策補正予算を優先させるのが当然の責務。
地震対策は多岐にわたる。
①被災者の生活支援②ガレキ処理③2・3次災害防止対策④港湾機能回復
⑤住宅対策⑥市街地整備⑦文教施設の本格復旧⑧経済復興⑨原子力損害賠
償(原賠法をはみ出す10兆規模が必要←政府の失策が主因なのだから)etc.
財源はいくらでも出る(無能政権ではムリだが)、埋蔵金200兆円郵貯銀行か
ら第二の予算として350兆円、大企業が溜め込んだ内部留保300兆円の10%
30兆円徴税すれば充分見込める。その前提に強力な政権の早期樹立が肝要。
被害額の算定として、阪神淡路大震災9・6兆円を参照、キャピタル証券は15兆円と試算、某シンタンクは30兆円と試算した。それは東北6県と北関東(茨城、栃木、群馬)をあわせた域内GDP60兆円超だが新潟長野も含み算出。
因みに政府の災害対策は、当面予備費2000億円対応、302億円はその一環。
原賠法1兆円の補償は一戸300万の補助見込だがその10倍とすれば10兆です。
しかも復興税の増税や赤字国債の発行で窮乏のうえインフレ必至の趨勢です。
(以下略)
為政者は被災者の心を分かっていない!と避難者が知事に詰め寄った。
福島市佐原の避難所視察の佐藤雄平知事に21日、食ってかかった。
これは上にゆくほどヒドイ。菅首相は21日「やっと光明が見えてきた」と。
言語道断、ピントハズレの最大級だ。
いまや被災者はこの先どうやって生きて行くかお先真っ暗、途方に暮れている。
南相馬市から佐原避難所生活の女性が知事に飛びかかるのもまさにうなづける。
住む場所もない、仕事のあてもない、のに原発はひと安心だ、とはピンボケだ。
菅や枝野も原発ひと安心でほっとした風だが、すみやかに補正30兆を組み、しっ
かり被災者再建の道筋をつけるのが目下最大の責務であろう。被災難民はこれから
が超苦難の道を歩み出すが、まだ第一歩も踏み出してはいない。何が原発か!
何が光明が見えてきたか、喝!というところだ。菅は本日、本県楢葉町のサッカー
練習場「Jヴィレッジ」を視察の予定を急遽中止した。なにを考えているのか?
視察名目は原発状況調査として石巻市訪問とあわせた「視察」旅行だ。同地は
自衛隊員などの派遣根拠地で隊員激励のため、とは緊急非常にお門違いもはな
はだしい、ずばりいうなら慰安旅行のたぐいとしか見えない。地震直前までは連夜
夫人とともに芸者を侍らせ高級料亭通いに1夜50万円を消費したがそのたぐいでは?
最高司令官の気概のかけらもなく、大型補正予算策定など痴人の夢にひとしい。