このところ、県内の避難所の実態をあらためてつかもうと、避難所訪問を続けています。
24日は、福島市のあづま総合体育館と郡山市内の県林業研究センター、26日には市内の県立郡山養護学校の避難所を訪ねました。
あづま総合体育館では、秋元理事長に浪江の馬場町議とともに実状をうかがいました。避難住民は2次避難所などへの移動もあって浜通りから現在700名とのこと。それでも多数です。洗濯機もちょうどこの日から10台設置されたそうです。
アリーナや体育館で住民の方に話を伺うと、困っているのはペットのこと。敷地内でペットのスペースをつくってほしい。20km圏内に残してきているペットもなんとか保護してほしい。子どもの夜勉強するスペースも要望され、さっそく秋元理事長に伝えて対応をお願いしました。喘息をもっている浪江町の高校生については、馬場町議が相談にのりました。
入り口で、私も初めてスクリーニングを受けてみました。応援にきているのは、北電(北海道電力)社員でした。
【靴の裏までみます。通常の数値でした】【馬場議員もOKでした】
郡山市内の林業研究センターには、私の親戚が富岡町から避難していました。彼の紹介で双民商の会員さんとも話ができましたが、県や町からの最新の情報がもっとほしいと要望されました。
副所長さんから話を伺うと、浜通りから34名ほどの避難者がいること。食事は最初からあたたかいものを提供できているが、洗濯機は1台しかないこと。電源容量が小さいため台数を増やしたくともできない状態です。
お風呂は近くのバーデンホテルやなりた温泉に入れるが、料金が無料だったり200円~300円とかかったりでまちまちであること。
いずれにしても、義援金や見舞金の仮払いが避難している住民に未だ支払われていないため、手持ちのお金がないのは切実だと訴えられました。
郡山養護学校では、校長先生から話を伺いました。養護学校では250人とのこと。ちょうど夕飯時で、ここは自衛隊のご飯と味噌汁の炊き出しがあるのであたたかい食事が提供されていました。この日は、竹の子ご飯。おかずは、自分たちで調理したキャベツなど野菜のあえものが添えられておいそうでした。ここも食事は、最初からあたたかいものが提供されていました。
いわきの海岸沿いから避難した小学2年生の女の子がいる若いお母さんは、家は無事だったけれど周辺はみな津波被害を受けたので、自宅へ行くには大変な状態。小学校もダメになったので郡山市内の学校へ転校させた。でも、最初は学用品など何もないので困り、学校にお願いして用意してもらったそうです。葛尾村の方は20才の障害者抱えている方から話をうかがいました。