私が2階のベランダで洗濯物を干していたら、力強い草刈機の音。みると夫がわが家の回りの田んぼの草刈りをしていました。86歳の私の父も草刈が趣味のようなところがあり、腰が痛いといいながら自宅の庭の周辺や土手の草刈をしています。でもさすがに今年から田んぼは夫にまかせたようです。
夫は、今年3月に定年を迎えました。引き続き同じ職場に勤めています。サラリーマンの家庭に育った夫は、私の実家に引っ越してきてから、機械でやる農作業を手伝うようになり、すでに20年以上たちます。
今年は、原発放射能汚染が県内に広がり、田植えも全体に遅れました。わが家あたりは、市内よりも放射線量の数値は低いのですが、伸びてくる雑草を刈らないわけにはいきません。しかも収穫しても食べられるのか心配です。
夫は、定年後は自分で野菜をつくったりする予定でいたようですが、私が今年は作付けを控えるように言いました。私はちっとも手伝えないですし、収穫を30代の娘にさせるのも心配なので。
3月は誕生日と定年をお祝いする予定が、すっかり震災と原発事故のためにお祝いは簡単にすませてしまったので、懸命に草刈をしている夫にお詫びと感謝の気持ちを込めて、せめて写真に納めてみました。
悦ちゃん、先日は忙しいなかを上京してくださってありがとう。
「おいどん」とも久しぶりに会えて嬉しかったです。
悦ちゃんのパンフレット、とても感心しました。読ませたい人がたくさんいます。
事務局の方にお願いして、あと10冊ほど送って頂けないでしょうか?お忙しいところを申し訳ないのですが・・・。
おいどんが一生懸命にお米を作っているのに、そのお米が食べられるかどうか?・・・なんて、あまりにも酷い話です。
牛肉問題も、農家の悔しさは言葉では言い尽くせないことでしょう。
収束に向かっては、まだまだ先が見えませんね。くれぐれも健康には気を付けてください。
守谷千津子 E-mail : thizuko.m@s5.dion.ne.jp
千津子さん、お誘い頂いて本当にありがとうございました。そして、思い切って夫と行って良かった。私の冊子10冊、来週中にお送りします。
田んぼの風景を見ると、心がとても落ち着きます。
その風景をぶち壊す廃墟化した建物が現在、世界で社会問題のひとつになっています。
坪野鉱泉(1982年に倒産、1996年5月5日には、探検に来ていた19歳の少女2人が消息不明になる事件が起きている)や平和観音寺(2006年2月26日に閉館)
が、日本国内の廃墟の一つとして挙げられます。
福島県内では、郡山市でトポスや丸井(しぶとく残っていた呉服店も後年に撤退)、太田記念病院、中央工業団地のローソンの近くにある建物(板が貼り付けられている入り口を遠くから見ると、自転車置き場と勘違いとしてしまった事がありました)が、猪苗代では、
一部の宿泊施設が廃業になったために廃墟と化した所が、車で行き来する際に、何度か目にされるなど問題となっています。
建物の壁にキャラクターや下品な言葉が描かれたり、建物に水がたまってしまい蝿や蚊などの害虫のすみかになったり、更には貼り付けた板や立ち入り禁止と記されたフェンスが、長年にわたり古くなったために破損してしまい、そこへ不審人物が無断で進入し、場合によっては、前述にあるような凶悪事件が起こりかねません。
このため、将来的に建築基準法や都市計画法、建設業法、各都道府県の生活環境条例などでそれぞれ厳格な基準を更に設けるべきです。