19日、県議団の3人は、市田忠義党参議院議員の秘書らが放射性廃棄物の処理に関する調査のため、浪江町職員の案内で警戒区域内の浪江町請戸地区に入りました。浪江党町議の馬場いさお議員も同行しました。
県庁を朝7時過ぎに出発し、国道115号線から県道へ入り川俣町、飯舘村を通り南相馬市へ。南相馬市小高区から原発から20キロの警戒区域にある浪江町請戸地区へ。
全村避難した飯舘村は、きれいな田園風景が広がる地帯が草で茂り伸び放題でした。各家屋のカーテンは閉められ、人の姿がまったくみえない集落に様変わりしていました。
警察の検問所から警戒区域内の南相馬市小高区、浪江町に入るとその様子はさらに一変します。震災以降初めて入ったのですが、何しろ行き交う車はほとんどなく、たまに工事用の車両やトラックとすれ違うくらいで、道路は段差が多く被災地だと実感させられます。
津波でおし流されてきた車が田んぼに累々と広がっていたり、町が業者に発注してがれきを公共施設などにとりあえず集積していました。
そのがれきの山は原発の放射線を浴びた廃棄物なので、まだ国が処理方法や排出基準を決めていないため、処理もできずどんどんたまり続けています。
請戸地区の線量は0.5マイクロシーベルト。郡山東部にある私の自宅と同じくらいです。
【請戸小学校の子どもたちは、この道路を山に向かって走り全員無事でした】
【1階の昇降口にある地元の地図。1階は津波の被害を受けて】
【2階の音楽室は無事で、ピアノも音がでました】