15日、双葉町消防団へ党中央委員会からの義援金を届けるため、久保田県委員長とともに役場機能を移転している埼玉県加須市の旧騎西高校へ行ってきました。
双葉町の井戸川克隆町長へ義援金の目録を直接手渡し懇談。大震災・原発事故発生後は初めてです。
井戸川町長によれば、原発が爆発直後に国から避難指示があったとはいうものの、どこへ避難すべきかという指示は一切なく、国道114線を西の方面へ避難するしかないと思い受け入れ先として川俣町へ連絡したとのこと。
10キロ圏内の原発立地町でさえ、こういう国の対応ですから、周辺自治体には何の指示もないのもある意味当然だったのでしょう。しかし、国も東電も人命救助よりも原発優先だったことはまちがいないでしょう。
国も東電も「安全神話」をふりまいてきた責任と、重大事故に対応する対策を全くとってこなかった責任は大変重大な過失だと思いました。
井戸川町長の思いは1つ。住民の命を最優先に考えての県外避難だったというものです。県には、県民健康調査をするというのであれば、原発に近いところにいた特に子どもたちの内部被曝検査を一刻も早くやってほしいと要望されました。
ところで、私の地元中田町在住の方が、匿名で県の復興を願って富士山の浅間神社で祈願してきたというお札が、私の自宅に届けられました。
知事は多忙とのことなので、県災害対策本部の小野生活環境部政策監へ手渡しました。大変りっぱなもので、この方の復興への深い想いが伝わってきます。