【20日、全基廃炉の請願が通り喜ぶ新婦人のみなさん~県庁内】
20日、9月県議会最終日、新婦人県本部が提出した「福島県内すべての原発の廃炉を求める請願」が全会一致で採択されました。原発立地県で「全基廃炉」を全会一致で可決したのは全国初です。
お母さんたちの子どもたちを守りたい、その原因をつくった原発はすべて廃炉にとの必死の思いが世論を動かし、県議会を動かした力です。
この請願は、わが党の宮川県議が紹介議員となり6月県議会に提出されていたもので、私が所属する企画環境委員会では「継続」扱いとされていました。しかし、9月県議会で結論をはっきりさせるべきと私は「採択」を主張。
自民・民主などは継続扱いにする動きもあったのですが、結局採決に持ち込み、採決では自民・公明の4人×共産・社民・民主4人の可否同数となって委員長(自民)が不採択と結論づけ、委員会では否決とされたのです。
ところが、自民党が翌日これを翻し、最終本会議では民主の2人(電力出身と双葉郡選出)と無所属系の2人、そして自民党の企画環境委員長の計5人が退席。全会一致で「採択」となりました。
採決に先立ち、紹介議員の宮川えみ子県議が、請願についての賛成討論を行ないました。宮川県議は、請願者の切々たる思いを語り議場を圧倒。
私も避難を余儀なくされた人たちを思い出し涙がこぼれました。「原発事故さえなかったら・・・」この思いは、議場内の共通の思いだったと思います。
藤川県議も2010年度の普通会計決算に反対し、討論に立ちました。藤川県議は、目の病気のため今期で引退します。最後の登壇で、県民や市町村に冷たい県政、行革の名で5年間で1,500人近い職員削減(うち900人弱が教員)してきたことが、大震災・原発事故発生で県民サービスに支障をきたす要因になっていると指摘し、改善を求める意見を述べました。
私もTPP反対決議の賛成討論に立つなど、3人の県議団はオールキャストで最後まで奮闘しました。県議選で何としても5議席以上になり、交渉会派入りとなるよう頑張ります。ご支援のほどよろしくお願い致します。