27日、12月県議会最終本会が開かれ、知事提出議案、議長提出議案、議員提案の意見書等についての採決を行ない、12/9からの県議会がきょう閉会しました。
採決に先立ち、知事提出議案の職員給与引き下げと市町村教職員給与引き下げ、県の建設事業に対する市町村負担を求める議案など5件に反対し、阿部裕美子県議が反対討論に立ちました。
【職員給与関係議案の採決。共産党県議団は引き下げに反対。未来ネットは引き下げ幅が足りないと反対】
県人事委員会の勧告は、国の人事院勧告をそのままあてはめ、月例給を平均△0.23%を引き下げようとするものです。一時金は、昨年同様3.9ヶ月据え置くものの、06年に始まった給与構造改革に伴う激変緩和も廃止しようとするものです。 すでに、この10年間で2割もカットされています。職員定数も行財政改革の名で大幅に減らされています。このような状態の中で今回の大震災・原発事故を受けたのです。
被災県となった本県の職員はこの大震災と原発事故以降、昼夜を分かたず県内各地で活動を続けてきたのです。県職員の給与引き下げは、市町村職員にも連動し、また民間給与にもはねかえります。それが地域全体の景気にも影響を及ぼすことになります。
一方、ふくしま未来ネットワーク会派の今回みんなの党推薦を受けて当選した前民主党県議が「もっと引き下げをすべき」という立場で反対討論を行ないました。私たちとは180度違う立場で議案に反対をしたわけです。
本会議では、2つの特別委員会が設置され採択されました。「子育て・健康・医療対策」特別委員会には長谷部、阿部県議。「産業・雇用・県土再生対策」特別委員会には宮川県議と私が委員になりました。