6日、県議会の各会派お代表質問がきょうと明日行われ、きょうはトップバッターでわが党の長谷部県議が登壇。
長谷部県議は、2月県議会に引き続き原発事故を「人災」と認識しているかと再び知事の認識を質しました。今回知事は、「少なくとも、津波に対する備えが不十分であったことにより、原子炉を冷却する機能が失われたことは、「人災」と受け止めるべきもの」との認識を初めて示しました。
また、今後の県政は医療・介護・福祉・子育て支援などの「福祉型県政」をめざすよう求めた点についても、知事は「未曾有の災害を経て、安全・安心の確保の必要性を改めて痛感した」とし、「県の総合計画案においても安全・安心の理念は、県民福祉の基盤として極めて大事なもの」、「県民福祉の基盤が震災前よりもより充実した体制となるよう取り組んでいく」と答弁しました。
その一方で県は、財物賠償基準の見直しを言及せず、県内自主避難者等への支援に新たな線引きを示したことを批判しても、どちらも前向きな答弁はありませんでした。