大震災・原発事故からきょうでちょうど1年9ヶ月です。福島県の復興は、今もほとんどすすんでいません。阿部県議は、除染、賠償、障がい者施設の復興、避難者・被災者支援、健康支援、伊達地方の農業振興、再生可能エネルギーなどについて県を質しました。
特に、賠償問題については、知事へ賠償対策協議会をいて市町村等と一体となって完全賠償を「オール福島」で進めるべきと質しても、知事は会長の私から国と東電へ要望したと述べ、協議会の開催については、9月県議会で阿部県議の代表質問への答弁と同じ答弁を繰り返すだけでした。
財物賠償基準を見直し、再取得可能な金額となるよう基準の見直しを求めても、国に求めているとするだけ。いずれも弁償問題では県の対応がおよび腰の姿勢が改めて浮きぼりになりました。
一方、県内自主避難者等にも18歳以下の子どもと妊婦のみ、しかも現に自主避難している人しか対応せず、新規受け付けは認めないと冷たい答弁に終始いました。
仮設住宅への畳については、1部屋分しか認めていなかったのを改善し、もう1部屋にも認めるよう質問。県は適用されるよう国と協議中であることを明らかにしました。
阿部さんの地元のブランドのあんぽ柿について、放射能の被害を受けて今年も作れない事態に対する県の対応を質問。放射能被害を受けた伊達地方の農業振興策については、前向きの答弁でした。