21~23日、企画環境常任委員会の県外視察で、福井・滋賀・大阪へ行ってきました。今回は、運転を再開した「もんじゅ」、自然エネルギー、河川水などの未利用エネルギーのとりくみを調査しました。
【美しい敦賀の海。ここに関西電力の敦賀・美浜原発や、日本原燃のもんじゅやふげんなど15基も集中して立地しています】
21日は、福井県のもんじゅへ。日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅは、1995(H7)年にナトリウムもれによる火災事故をおこし、15年間休止していましたが、今年5/6に炉心性能試験運転を再開しました。
向(むかい)和夫センター所長などの説明では、今後3年かけて出力100%まで段階的の試験を実施するとしています。95年の事故のようすやその対応策、ナトリウムの性質や発火点などを実験で見せてくれましたが、媒体に使うナトリウムはわずかな水にも激しく反応するも性質を持っているため、これを扱いこなす技術はかなり難しいと改めて感じました。
もんじゅは原型炉で、本格的な商業炉は2050年になるとしていますが、その実現は未知数です。
世界では取り扱いの難しさや莫大な予算がかかるために撤退しているのに、日本はこれまで1億円近い税金をつぎ込み、今後も莫大な費用をつぎ込む予定です。民主党の「事業仕分け」になぜ入らないのでしょうか。
22日は滋賀県へ。
【琵琶湖のレストランで昼食。なんとブラックバスの天丼です。増え続けて困っているバスを食べてしまおうというわけ?白身魚と同じ味でしたが、ちょっとドキドキ・・・】
琵琶湖周辺のNPO団体2つを視察。水質保全の「びわこ豊穣の郷」と全国的に有名になった愛東町の「菜の花プロジェクト」です。菜の花館では、菜の花を栽培し食用油と農業用機械のBDFバイオディーゼル燃料を精製したり、もみがらの炭化などを製造・販売しています。
元々は全国でいち早く天ぷら油の廃油を回収して粉石けんをつくり、琵琶湖の水質浄化運動をすすめた発祥の地です。私も子どもたちが小さかった頃住んでいた長野県の諏訪湖が、富栄養化現象で大量のあおこ発生で大問題になったことから、ここの琵琶湖の取り組みに刺激を受けて、新婦人で粉石けん使用運動を展開しことを思い出しました。
そのきっかけは、有吉佐和子の「複合汚染」という本でしたし、私の長男がひどいアトピー性皮膚炎だったこともありました。私の環境問題への目覚めでした。
さて、23日は大阪のど真ん中にある、関電子会社の高層ビル内で実施している河川水熱ヒートポンプのしくみを視察。
中ノ島を流れる旧淀川(堂島川)の河川水を汲み上げて、それをビルの地下にある地域冷熱プラントを通して冷熱・温水・蒸気などを供給し、近くのビルの冷暖房をまかなうしくみです。使用後の水は、5度C以下に下げてから川に戻します。
国は、放射能被曝のおそれのある危険な原発やプルサーマル・もんじゅなどに莫大なお金をつぎ込むより、こうした再生可能エネルギーの開発や取り組みを支援する予算をもっと増やすべきです。