いよいよ明日は参院選挙の投票日です。19日付け赤旗で報道していますが、参院選挙最終盤になって、自民党安倍首相は憲法9条第2項を改定し、「国防軍を創設する」と明言。
一方、石破茂自民党幹事長は、今年4月のBS番組で「国防軍の出動命令に従わない場合は、最高刑が死刑なら死刑に。懲役が300年なら300年」と発言しています。身震いするよう危険な方向です。
石破幹事長は、「自衛隊と国防軍との違いのは、軍法会議があるかないかだ」とまで言っています。これまで自衛隊は、現憲法9条第二項の「武力は持たない、武力行使はしない」があることから、これまで海外で人を殺したり、殺されたりすることはありませんでした。
しかし、国防軍を創設し、「集団的自衛権」を行使し、海外で軍隊として戦争に米軍とともに加わることになれば、人を殺し殺されることになるのです。それがイヤだと出動命令を拒否すれば、軍時法定にかけ「死刑」にするというのが、自民党の改憲案です。最高刑は、時の政府によっていくらでも引き上げらることができるのは、過去の歴史が証明しています。
むき出しの憲法9条の改定論が明かになっています。実はこれは自民党だけではありません。公明党、民主党、日本維新の会、みんなの党も、自民党の9条改憲に明確に反対していません。これにきっぱり9条改定の反対をしている「のは日本共産党だけです。
6月には、自民党高市政調会長の「原発事故で死んだ人はいない」の発言があったばかり。県民の怒りは今も収まっていません。一貫して国民の立場でブレずに頑張る日本共産党を国会で大きく伸ばしていただくことが、自民党への決定的な痛打になります。自民党の暴走を許さない!その思いを、今度はぜひ日本共産党に託して下さい!
最終盤、共産党への期待が強まっていることに、みんなの党など他党が「何でも反対の共産党」などと、各地で事実に反する共産党攻撃が行なわれています。しかし、国会で日本共産党は法案の60%に賛成しています。消費税増税や年金の切り下げや派遣労働などに反対するのは当然のことです。むしろ、「悪法に何でも賛成」している他の野党が、安倍政権の補完勢力になっていることこそ問題ではありませんか。