郡山市農始祭./緑ヶ丘新年会/障がい者の成人を祝う会、市成人式

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11日、午前は郡山市の農始祭でした。例年ですと優良農業者が何組か表彰されるのですが、原発事故によって作物が例年よりつくれないなどもあり、今年は表彰式がありせんでした。西田町のかわいい保育園児による太鼓演奏でオープニング。

来賓挨拶などが終わるとすぐに千本杵で餅つきが始まり、私も他の県議のみなさんと一緒に参加しました。

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 また夕方は、磐梯熱海温泉旅館組合や同観光協会の新年会へ。ホテル華の湯の菅野会長が主催者挨拶で、「温泉旅館は、もともと日常から離れて心身ともにゆったりくつろいでいただくところ。その原点にかえってぜひ、たくさんの方においでいただきい」と。舞台では、熱海町出身の花柳先生による祝宴の舞い。

 12日は、緑ヶ丘の新年会へ。童謡の会のみなさんと「花は咲く」をうたいました。今年も緑ヶ丘の仮設住宅に避難している富岡町の自治会長さんら役員の方も招待されていてお話しました。テーブルをまわると安倍政権への不安の声が結構多く、そこをいえるのは共産党だとの激励もいただきました。

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13日は、ホテルハマツで行なわれた手をつなぐ親の会主催の障がい者の成人式と、ビッグパレットで開催された郡山市成人式に出席。第一部の式典のあと、第二部はとなりの会場で行なわれ、母校の中学校の場所では、親戚や知人の娘さんにお会いしました。

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今年の成人は、1992年~93年生まれですが、私が最初に立候補したときが91年なので、まだ1歳くらいだったわけです。東日本大震災、原発事故を体験した方も大勢いるみなさんです。どんな人生をそれぞれ歩んでいくのでしょうか。復興に向けて、私たちと政治をよくするために、共に力をあわせていきましょう。

東電、避難区域の賠償は「時効」を設けず支払うと知事に回答/県議団で知事・副知事・議長へ新年挨拶

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10日、きょうは年明け最初の県議団会議でした。12月県議会報告ニュースの最終確定とその1面に使う5人そろっての写真撮影、日程等の打ち合わせをしました。

午前中には、東京電力の下河辺会長と広瀬社長が来庁し、知事と懇談。お昼のテレビニュースで報道されていましたが、佐藤雄平知事に対し、避難地域の賠償については「時効」を設けないで支払うことを明言しました。

私たちは、昨年12/19、避難地域以外の県民にも8月での賠償打ち切りや線引きせず全県民を対象に今後も支払うよう東電に求めるべきと県へ申し入れたばかりですが、避難区域についても賠償の打ち切りをすべきでないことは当然のことです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 午後には、県議団そろって知事へ新年の挨拶。知事には、県党旗開きへのメッセージをよせていただいたお礼と、きょう東電がきて賠償の継続が明言したこと、また知事が安倍首相へ福島原発10基廃炉を求めたことを評価。

安倍首相は、復興財源の確保などには前向きな答弁だったのに、肝心な廃炉については沈黙したそうです。まさか、知事へ原発推進とはいえなかったのでしょう。

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内堀副知事は、自ら県議団控室に出向いてくれました。内堀副知事は、「風化と風評の2つの風がある」と述べ、原発問題の他県との温度差を感じていること。この他、除染、賠償問題などでも意見交換しました。

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村田副知事とは、県内の医療問題などで懇談。村田副知事からは、「医師不足の問題を超えて『医療崩壊』だ」との声が医師会からあがっていることが紹介されました。

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このあと議長室を訪問し、斉藤議長・副議長にも挨拶。

県の三役と議長らとも、原発廃炉問題、賠償問題などについては、国と東電の責任を「オール福島」で求めていくことで一致しました。

 

党三役でマスコミ訪問/県党旗開き、知事からもメッセージ

7日は、党県委員会の三役と参院選挙区予定候補のいわぶち友さんと共にマスコミへ新年の挨拶。

福島民友、福島民報社では、総選挙の結果と今年の抱負などについてインタビューを受け、久保田県委員長、いわぶち候補が抱負を述べました。

また、巨大な自民党とどうたたかっていこうとしているのか、選挙で共産党と書いてもらえるとりくみは? などの質問も出され、副委員長・県議の私と宮本県議、町田書記長もそれぞれ意見を交わしました。訪問した写真は、本日付の地元紙に掲載されています。

IMG_0002 夜は、党県委員会と福島相馬地区委員会の県党旗開きで、司会は宮本県議が行ないました。

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今回の総選挙で4選を果した高橋ちづ子衆院議員が来県。志位委員長の党旗開きでの挨拶を紹介しながら、「得票を前回の国政選挙、2010年参院選挙比1.2倍に伸ばした東北の戦いがトップに評価されたこと。この議席は、私のというよりも東北被災3県の願いがこもったみなさんの議席です」と挨拶。

安倍政権に対峙していく新たなたたかいと、夏の参院選挙でも紙智子参院議員の再選(参院選は候補者名でもOK)と、いわぶち友選挙区候補の支援を呼びかけ、「智・友を共によろしく!」と参加者によびかけ会場をわかせました。

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久保田県委員長の挨拶、私からも簡単な県政報告。

そしていわぶち友候補が、「総選挙で比例候補で県内をめぐって大きな支援や期待が寄せられたこと。今度は、夏の参院選挙は定数1になったが、被災県民の思いを代表する議席をえるため全力を尽くす」と決意表明。

また、佐藤雄平知事からのメッセージも紹介されましたが、一瞬、会場内がどよめきました。

郡山市・郡山商工会議所の賀詞交歓会・のOB新年会/中田消防出初め

IMG_0003 4日は、官公庁などの仕事はじめ。郡山市と郡山商工会議所共催の賀詞交歓会に参加しましたが、会場になったホテルハマツは駐車場が満杯。会場内も入り口付近までびっしりと人でいっぱいで、ようやく立つ場所をみつけたほどでした。

総選挙で地元選出の自民党根本匠氏が再選を果し、安倍内閣の下で福島復興大臣に就任。加えて、森まさ子参院議員も少子化・消費者大臣に就任したことから、この2人から挨拶。

2人に先立ち原正夫郡山市長、佐藤雄平知事が挨拶。知事は、12月県議会で決めた新しい県の総合計画の内容を紹介しました。

昨年に比べ多数の参加者になったのは、昨年末の総選挙で自民党が圧勝(とはいえ、民主党への批判と小選挙区制マジックの結果ですが)したからでしょう。さらに、今年4月には郡山市長選も控えています。どちらも自民党ですが、地元政財界が多い中で盛り上がるのも当然かもしれません。

しかし、今後問われてくるのは、安倍政権が掲げた公約です。憲法改悪、TPP交渉参加、原発の推進など、進めればすすめるほど、国民との矛盾を広げるのは必至です。

前佐藤栄佐久知事にもお会いしたので、新年の挨拶を述べつつ彼は道州制について、私は憲法問題で意見を交わしました。7月の参院選挙へ向け、こちらも新たなたたかいを!

このあと、郡山青年会議所OBの特別会委員の新年会にも参加しました。IMG_0005

6日は、中田地区隊の消防出初めでした。中田地区には120名の団員がいますが、中田町は昨年1年間無火災を記録。日頃の火災予防活動のたまものです。私は来賓挨拶でこのことにもふれながら、地震が頻発に発生していること、原発避難者は2年目を迎える今も16万人いること、郡山にも避難者が今も多数いることから、今年も引き続き住民の生命、財産を守る支援をお願いしました。

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巳年の今年、年男の息子/一歳をすぎた孫が歩き始め

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青森にいる息子夫婦が31日にきてくれましたが、看護師の嫁さんが仕事があるので元旦のお昼前に帰途へ。31日は一緒に紅白歌合戦を見て、元旦の朝は夫と長男は家の回りの神様にお札を置いて回りました。実は、息子は今年こそやりたいと帰ってきたそうです。あとで嫁さんが教えてくれました。

写真は、嫁さんのお母さんの手づくりの干支。かわいい蛇さんです。ちょうど息子は年男で36歳。記念の置物になりそうです。

年末には、末娘が孫を連れて会いにきてくれました。1昨年の私の県議選のさ中に生まれた初孫は、11月に1歳の誕生を迎え、ようやくヨチヨチと歩き始めたばかりです。

IMG_0005         【電話の向きがひっくりかえっていますよ、結花ちゃん!】

IMG_0007           【ケータイをもって、ごきげんにたっち】

数ヶ月ぶりの再会のせいか、私や夫などをじっと見て誰なのか考えている風・・・。歩き始めて顔つきも少し大人になったようです。本物のケータイが好きで、私のケータイをみつけて電話かけのマネも。

2泊していきましたが、ご飯も食べるようになって私も子育て時代を思い出しながら食事づくりの手伝いをしたり、結構バアバぶりを発揮してみました。

さて、元旦の午後はじっくり新聞を眺めてなどと考えていたら、親戚のおばさんの危篤の知らせを受けて、息子たちの見送りもそこそこに、おじやおばたちを乗せて病院にかけつけると30分もしないうちに息を引き取りました。

図らずも臨終に立ち会ったわけですが、入院先の星総合病院はこの日新築オープンしたばかり。入院患者は、全員がこの日新しい病院へ移送されました。年末から具合が思わしくなかったおばは、新しい病院で、しかも新年を迎えられたことは幸いだったのかもしれません。

98歳で亡くなったおばは、先の戦争によって大きく変えられた人生でした。若い頃は大変な苦労があったようです。そのせいでしょうか、私が県議選に最初に立候補したときからずっと応援してくれていました。

年末と年始にかけて、嬉しいことや悲しいことが一辺にありましたが、これも人生、これも家族だからこそ。

みなさまにとって、今年がよい1年でありますように・・・・。

2013年がスタート/いわぶち友参院選福島選挙区予定候補と新春街宣/安倍自公政権の原発推進、TPP参加、消費税増税、憲法改悪は許しません

新年明けましておめでとうございます! 昨年は大変お世話になりました。今年は7月に参院選挙がありますが、引き続きのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

IMG_0011 きょう2日、参院福島選挙区予定候補のいわぶち友さんを迎えて、岩崎市議の司会で郡山駅西口と方八町の商店街で新春街宣を行ない、市民に新年にあたっての決意を街頭から行ないました。

IMG_0014いわぶち友さんは、昨年末の総選挙で、高橋ちづ子衆議院議員と共に、2人目の東北比例候補として奮闘しました。30代前半のいわぶちさんには、特に若い層からの反応がよく、車の中からも手を振ってくれる人がたくさんありました。

参院福島選挙区は、2人区から1人区に定数が減らされたばかりです。自民、民主とも現職の女性議員ですが、彼女たちの所属政党の政策をみれば、国民の立場に立つというよりも「財界」と「アメリカ」にばかり顔を向けた政治です。

しかも、安倍首相が昨年暮れに本県の原発を視察したり、避難指示解除された川内村を訪問した際に、原発事故があったこの福島で、なんと「原発ゼロを見直す」と明言したのです。つまり、原発を推進するということです。こんなことは決して認められません。

福島の原発はもちろん、停止している全国の原発をそのまま廃炉にする「原発即時ゼロ」こそ福島県民の党派を超えた思いです。

さらに、消費税増税と社会保障の一体改悪、TPP参加も、被災地の復興の妨げになるだけです。そのうえ、憲法9条を変え国防軍という軍隊を持つ「美しい日本」を取り戻すというのですから、安倍政権は危険きまわりない内閣といえます。

ぜひ、この夏の参院選挙で紙智子参院議員の再選といわぶち友選挙区候補を押し上げていただけますよう、共産党へのご支援をどうぞよろしくお願いします。私も国政にモノがいえる県政になるよう、今年もみなさんのお力をお借りして全力で頑張る決意です。

 

避難区域以外の県民への賠償打ち切りについて国・東電へ見直すよう求め、県へ申し入れ

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22日、県議団は、東電の避難区域外の県民に対する賠償打ち切りを見直しを国と東電へ求めるよう県へ申し入れました。

東電は、今月5日、空間線量が低下したこと、県外避難者の減少したからとして避難区域以外の中通りと浜通りの23市町の県民に対し、今年1月~8月分までの賠償を追加支給すると表明しています。

しかし、県民の実態は今も変わっていません。金額は前回の半分で大人4万円、子ども・妊婦は12万円とし、会津地方は今回も除かれました。賠償も1月~8月分までと限定したうえ、今回の請求で賠償は打ち切りとの方針です。とんでもないことです。

東電は、今週対象地域の県民へ請求書を発送しましたが、届いた請求書には、「本請求の内容をもって合意することを了承」すれば、事実上の打ち切りとみなされるものです。

私たちは、国と東電に対し①今年8月までという打ち切りを撤回し全県民を賠償の対象とすること、 ②賠償請求書をもって賠償打ちきり合意とみなさないように求めることの2点を県へ申し入れました。

県は、損害賠償担当の関根次長らが応対。東電にも指的した内容について確認したところ、東電は合意は最終請求という意味ではない、この金額を超える部分の個別請求には応じるといっているなどと述べました。

しかし、これまでもそうだったように、東電が個人の請求に対しすんなり賠償を認めるなど期待できません。県が、県民の防波堤になり、国・東電に行政として対峙していく立場に立つべきと強く要請しました。

 

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12月県議会最終日/4議案に反対し、宮川県議が討論、2011年度決算は全会派が不認定、神山が討論

20日は、12月県議会の最終日で、議案に対する採決が行なわれ、宮川県議が県の新総合計画など4議案に反対する討論を、私が2011年度決算審査で普通会計と県立病院事業会計の2つを不認定とする討論に立ちました。

昨年の大震災・原発事故を受けて全面的見直しとなった「県新総合計画」については、原発全10基を廃炉としたことを評価しつつも、県の医療・福祉・教育が全国に比べて遅れていることへの対策は弱く、その一方で企業誘致や大型公共事業推進の県の姿勢が変わっていないことを批判し、新総合計画には反対しました。

また、これ以外の条例など議案3件に反対を表明。看護師不足の中で県立の看護師養成施設を廃止する条例や、県旧蚕糸試験場梁川支場の土地を伊達市へ売却する不動産処分の議案は、伊達市が買取ってこの場所に梁川小学校を移転新築しようとするものですが、86年8・5大水害があった阿武隈川の合流地点にあり、子どもたちの安全上問題があるため反対しました。

一方、私と宮本県議が委員に入り審査してきた2011年度普通会計決算については、審査過程で県中教育事務所の非常勤職員にかかる社会保険料請求の不適正な事務処理により550万円の延滞金を県費で充当していたこと、さらに、県土木部下水道事業で6,900万円にのぼる国庫補助金の請求漏れ・過小請求の穴埋めに県費で充当していたことが発覚し大問題になり、普通会計決算は全会派で不認定としました。不認定は14年ぶり2回目です。

あわせて、県政のあり方と予算配分についても意見をのべ反対しました。昨年は、3月11日の震災・津波・原発事故、7月と9月の豪雨災害対応など、前年度比1.5倍となる決算収支となり、多額の基金造成もされました。

ところが、大災害を受けても本県の大型事業優先の姿勢は変わらず、不要不急の小名浜東港建設には、前年度比2倍もの約68.5億円(うち県費約28億円)を投入したことは県民の理解は得られないと批判。また、雇用拡大のためとして企業誘致をしても、5億円の補助金に対し雇用はわずか600人台の増にとどまったことを明かにし、県内の経済と雇用を支えている中小企業にこそ予算を増やすべきだったと指摘。

また、県立病院会計の赤字は、旧自民党政権による国の医療改悪と医師不足対策の遅れによるものが主な理由で、県立病院の統廃合計画を中止し、7つの圏域ごとに公的医療機関が必要と県の役割を果すべき述べ、県立病院事業会計決算は不認定としました。

 

 

「東北の命綱」高橋ちづ子さん当選、東北比例の1議席守り抜く!

16日投票で行われた衆議院議員選挙。結果は、民主党が惨敗し、自民党圧勝。日本維新の会は公明党を上回る50議席以上を獲得しました。しかし、自民党が圧勝したのは、民主党への批判が動いたので、必ずしも自民党の政策を支持して投票したとはいえないのではないでしょうか。

日本共産党は、比例東北(定数14)で、「東北の命綱」として頑張ってきた高橋ちづ子衆院議員の4期目の議席を、前回よりも1つあげ13位で勝ち取ることができました。

県内で共産党は、いわぶち友比例候補と5つの小選挙区に候補者を擁立してたたかい、09年の衆院選や10年の参院選よりも得票率を伸ばしました。県内5つの小選挙区のうち3つ選挙区で9%台を、他の2つの選挙区も5%台を獲得。これは、被災地多くのみなさんの思いや期待がこめられた1票1票が、今回の結果を生み出したものです。

今回の選挙で大きな争点になった憲法9条問題、TPP参加や消費税増税と社会保障改悪を許さないたたかいを、多くのみなさんと力を合わせてすすめていく決意です。今後ともよろしくお願いいたします。

工業団地へ企業誘致、再生可能エネルギー100%をめざす県の計画案/商工労働部関係の常任委員会審査

きょう13日とあすの2日間は、県議会の委員会審査です。また、昨年の大震災・原発事故を受けて県の総合計画の全面見直しがこの間審議されてきましたが、今議会で議決案件になっています。この総合計画特別委員会が設置され、全員で県から概要版の説明を受けました。

商労文教常任委員会の審査は、きょうは企業局と商工労働部の審査でした。企業局は、県が整備を検討していく工業団地としていわき四倉中核工業団地第2期とすることを決定したことが報告されました。第1期分は06年から分譲し、分譲面積の半分程度進出。2期分について、今回用地を取得し、これから造成すると説明。

これにかかわって、県内の工業団地の企業の立地状況についても質問。県内には田村・西部工業団地、工業の森・新白河B・C工区などに24社が立地。企業局が管理しているこれらの工業団地94.8haのうち、72.3haで分譲率は76.2%となっていることがわかりました。

本県は、復興めざして企業誘致を次々とすすめていますが、今は復興による需要があっても、これがいつまで続くのかはわかりません。しかも、思ったよりも雇用人数は見込めないのです。ここに多額の税金を使うよりも、中小企業への予算を増やし雇用にもつなげるべきです。

一方、県は、総合計画を全面的に見直し今議会にその議案も提案されていますが、各部門別計画は来年3月までの年度末までに示されることになっており、きょうは、商工労働部で再生可能エネルギーの推進計画の素案がようやく示されました。

この素案によれば、2040年までに原発に変わり県内エネルギー需要目標量を100%めざすとし、総合計画の8年後の2020年までには40%としました。

また、県が把握している官民の事業計画の約50%が実現するのを前提にすれば、2015年の導入見込み量は24%=約80万kW(大規模水力発電を除く発電設備容量)であると説明。なお、本県の大規模水力発電はすでに20数%稼働しています。

県庁内に部局横断的な組織をつくり、産学官民で協働で再生可能エネルギー推進センターを設置し、地域主導で導入を推進するとすることも明らかになりました。

県など公共施設の屋根貸しや場所貸しで、太陽光発電、小水力発電を率先導入するとしています。県がめざす再生可能エネルギーの「さきがけの地」としてのアクションプランも策定中ですが、ドイツのように原発をやめて安全な自然エネルギーを促進させ、中小企業の仕事興しと雇用につなげるようにと求めました。