4/24付けしんぶん赤旗より。国がようやく国民1人当たり10万円の現金給付を表明。しかし、世帯ごとにまとめて支給となれば、DV被害者は受け取れないことになりかねません。
いわぶち友参院議員は、畠山前衆院議員と連携し、DV被害女性が、夫による住民票民閲覧制限ができる措置を求め実現。国も通知しました。
全国への「緊急事態宣言」が4/16夜に初めて発令された週末の18日、郡山市磐梯熱海温泉のホテル「華の湯」を市議団の2人と共に訪ね、菅野豊社長と新型コロナによる影響について懇談しました。
週末を迎えた温泉街に入ると、ひっそりとして人影は全く見えません。どのホテル・旅館も駐車場はガランとして、カーテンも閉まっています。ホテル「華の湯」のロビーも奥の部屋に通じる通路は暗く、通された部屋だけが明るい状態でした。
迎えて頂いた菅野社長も「週末のホテルとは思えないでしょう」と。さっそく懇談に入ると、「東日本大震災以降1日も休まずに来たが、今回のコロナ問題ではとうとう休業せざるをえなくなった。約250人の従業員も休ませたが、雇用調整金の1日8,330円よりも高い給料なので、その分の負担は重く、しかもいつ終息するのかもわからない」と。
資金繰りの対策では、「県も国も融資・貸付をいうが、借りたものは返さなくてはならない。支援してほしいのは「真水」です。つまり純粋の営業損失補償の現金を出してほしい。これをぜひ国会や県に要望してほしい」と強調されました。「この支援がなければ、市内でも倒産する旅館・ホテルが出るのは必至の状況」と述べ、すでに予約は、国の宣言以降全てキャンセルになり、5月までキャンセルが出ている。今後も長期化するとなるが、立ち直るまでにさらに1年以上かかると。
民間の金融機関も貸付を行うとなり、これまでの貸付金の返済分はいったん延長されるとなったが、「ホテルの場合、数千万円の単位というよりも数億円単位の融資を受けられなければ回っていかない。今回、国民政策金融公庫に融資の申し込みに行ったら、支店で決済できる金額はこれくらいと値切られ、最終的にはさらに融資を減らされたが、どうも全国どの支店も同じ手法で融資を減額しているらしい。やはり金融機関なので、政府が言うように簡単には融資をしてくれない」とも。
原発事故の際には、東北や全国からの応援があり、また、避難者を旅館・ホテルで受け入れたこともあり、なんとか営業を続けられた。また、損害賠償も旅館・ホテル衛生同業者組合の理事など役員みんなで知恵を出し合い、自分たちで賠償金の請求を東京電力と何度も交渉しながら見直しもさせて営業を守ってきた。
政府が進める海外からのインバウンドに頼らず、これまでやってきた国内や県内旅行客をこれからも大切にしていきたい。しかし、今回は全国どこでも同じ。国が営業の自粛を求めるなら、原発事故の時のように営業損害賠償を国または県が「真水」を支出して支えるべきとも。
私たちからも、これは当然の要求であり、この現状を国会議員にも伝えるとともに、県にも要望していきたいと応えました。菅野社長は、「ぜひ、みなさんのように、現場を国も県もみてほしい。現場にくれば現状がよくわかるはず」と強調されました。
★4/7、郡山市議の高橋よしはる議員と岡田哲夫議員の2人
と共に、新型コロナ問題で郡山ハローワークと郡山商工会議所を訪問し、事業所と労働者への雇用調整金などへの相談受付け状況などをお聞きしました。
◆ハローワーク郡山では、郡山市は昨年の台風19号被災もあり今回の新型コロナ問題と、災害続きで市内の経済界と雇用者が大変ない状況にあると。
雇用調整金の相談件数は、福島労働局全体の累計で1,000件、郡山管内では1日30件の相談があるとのことですが、いずれの窓口も実際の申し込みはまだゼロなので、実態がわからない。ネックは事業所負担があることと申請しても事業所が労働者に支払った実績に対して国が補助するしくみのため、感染者が増え続けている中で、収束の見通しが見えず事業継続ができるかどうか、実際には事実上解雇しているところもあるのではないかと。ところで、3月の臨時休校に伴う相談は、ハローワークではなく「学校等休業助成金・支援金コールセンター」(0120ー60-3999で受付しているとのこと。
◆郡山商工会議所では、雇調金の提出書類が煩雑で申請そのものが大変。8人体制で1日10件程度の相談を受けているが件数が増えているため、4月から社会保険労務士を1人から2人に増員した。それでも対応できない時には、別の相談窓口やハローワークを紹介。せめて、社会保険労務士の相談業務に対する国の手当があってもよいのでないかと要望されました。
6日は、郡山の賀詞交歓会へ。岡田哲夫市議と一緒です(蛇石郁子市議に撮って頂きました)。
滝田商工会議所会頭が主催者挨拶。昨年の台風19号被害で中央工業団地の企業が浸水被害を受け、グループ補助金の活用の話をされました。
内堀知事は赤木小学校に2回訪問した話を。浸水被害前はオリンピックの話で訪問。次は浸水被害を受けたあと。子どもたちが3つに分散して通学していたが、ようやく元に戻れと子どもたちに笑顔がみえたと。
品川市長は、浸水被害のことはあまりふれず、市内の産業団地が14もあるとパネルをかざしアピール。そして、市役所のIT化を進め、ペーパーレス、カウンターレス、今度は会議レスを目指したいなどと挨拶。
名刺交歓会では、品川市長と滝田商工会議所会頭と話をしました。台風被害に関する要望や対応策を伝えたり、議会で取り上げたことなども話ました。
◇夕方、同じホテルで郡山青年会議所OB会の新年会にも参加しました。郡山青年会議所は、市内の中学生に郡山ゆかりの作家久米賞百合子賞の文学賞を毎年実施しています。