いよいよ、14日~31日まで県知事選挙!                                                                                                                        現職知事と共産党佐藤かつろう氏との一騎うちに

 

 いよいよ明日14日~31日の日程で県知事選が闘われます。今回は、民主・社民、連合福島に加え、自民・公明も支持を表明している現職の佐藤雄平知事と、共産党公認の佐藤かつろう氏との一騎うちのたたかいになる見込みです。

 6月県議会で雄平知事が立候補を表明して以降、県議会は、すでに共産党対オール与党という構図となっています。

 4年前、前知事の県政汚職事件に伴う辞任で突然の知事選でしたが、今回は一期4年間の佐藤雄平知事の県政運営が問われます。

 厳しい県民のくらしや市町村からみても、全国に先駆けて何か進んだ事業というものはほとんどなく、それどころか財政が厳しいと言いながら不要不急の大型公共事業にメスが入らず、小名浜港の人工島(東港)は総事業費730億円としていますが、知事は聖域扱いにして94年からの13年間の事業費合計に近い税金を投入し、この4年間で一気に促進してきたのです。

 大きな港をつくるよりも、子どもの医療費を中学校卒業まで無料にするのを優先すべきではないでしょうか。あと10億円程度あれば実現できるのです。すでに、県内の7割以上の市町村が中学校卒業まで無料となっています。群馬県は全国初で、今年10月からスタートさせました。

 地場産業を支援し、基幹産業の米をはじめとした農産物価格の下支えを行なうとともに、今年度秋田県でスタートし好評の経済波及効果も大きい住宅リフォーム支援事業の創設など、雇用と地場産業の育成で地域経済を活性化させ、税収増にもつながるようにします。

 一方、前知事時代に国や東京電力によるトラブル隠し・データ改ざん事件などからプルサーマルは「白紙撤回」としていたものを、雄平知事になってこれを180度転換させたことも大きな特徴です。

 雄平知事は今年8/6、福島第一原発3号機で危険なプルサーマル計画、しかも34年も経つ老朽原発なのに、東電も国も安全だとしたので正式に受け入れると表明。これで県民の命・安全・安心を守れるのでしょうか。

 実は、MOX燃料装荷した8月半ば以降、東電のヒューマンエラー続出です。今からでも遅くありません。知事は受け入れを撤回し、中止すべきです。

 医療・福祉・教育は全国最下位クラスの福島県。でも財政力は全国25位ですから、決してお金がない県ではありません。問題は県民優先かどうかです。赤字を理由に県立病院を次々と統廃合し市町村や民間に委譲。残るのは3病院だけ。県立の看護師養成所も廃止の方向です。

 知事選は県政を変えるチャンスです! 県民の命・くらし優先のあたたかい県政へ転換させるため、佐藤かつろう候補と共に共産党県議団も頑張ります。どうぞ、多くのみなさんの切実な願いや思いをお寄せ下さい。

じん肺キャラバン~建交労が県と議長へ要望

 7日、トンネル工事でじん肺にかかった労働者が国とゼネコンに対する裁判を起こし、多くが勝利和解となっていますが、まだ裁判で闘っているところも残っています。

 この秋も東北の青森県でキャラバンの出発式が行なわれましたが、今年は竜飛岬にじん肺根絶を願うモニュメントが完成したことから除幕式も行なわれました。地元選出国会議員として高橋ちづ子党衆議院議員も参加し、テープカットしたそうです。

 さて、県庁では、土木部を中心に生活環境部などが応対し要望書への回答を行ないました。福島県実行委員長が知事あての要望書を手渡しました。

 建交労は、対策を義務付ける法律ができ解決の方向に進んでいるものの、狭い範囲での救済で十分とはいえないこと。土木工事の積算基準の変更や8時間労働規制も義務付けになったが実態はどうかと質問。

 県は、国の積算基準をそのまま県工事に当てはめることはできないと回答。ただし、法改正後の昨年は県のトンネル工事は1件もなかったうえ、今年は9月県議会で承認されたばかりで、これから発注とのこと。その意味では、グッドタイミングで、どう具体化するのか注目です。

 私からは、電動ファンをつけたマスクを使用することなどの粉じん対策をきちんとやっているかどうかは、定期的に現場に入るというだけでなく、抜き打ち検査が必要なことを改めて提案しました。

県議会議長あての要望は、議長不在のため議会事務局長が応対しました。