7日、トンネル工事でじん肺にかかった労働者が国とゼネコンに対する裁判を起こし、多くが勝利和解となっていますが、まだ裁判で闘っているところも残っています。
この秋も東北の青森県でキャラバンの出発式が行なわれましたが、今年は竜飛岬にじん肺根絶を願うモニュメントが完成したことから除幕式も行なわれました。地元選出国会議員として高橋ちづ子党衆議院議員も参加し、テープカットしたそうです。
さて、県庁では、土木部を中心に生活環境部などが応対し要望書への回答を行ないました。福島県実行委員長が知事あての要望書を手渡しました。
建交労は、対策を義務付ける法律ができ解決の方向に進んでいるものの、狭い範囲での救済で十分とはいえないこと。土木工事の積算基準の変更や8時間労働規制も義務付けになったが実態はどうかと質問。
県は、国の積算基準をそのまま県工事に当てはめることはできないと回答。ただし、法改正後の昨年は県のトンネル工事は1件もなかったうえ、今年は9月県議会で承認されたばかりで、これから発注とのこと。その意味では、グッドタイミングで、どう具体化するのか注目です。
私からは、電動ファンをつけたマスクを使用することなどの粉じん対策をきちんとやっているかどうかは、定期的に現場に入るというだけでなく、抜き打ち検査が必要なことを改めて提案しました。
県議会議長あての要望は、議長不在のため議会事務局長が応対しました。