当選後初、5人そろって挨拶へ / 知事が、私たちの公約「18歳までの医療費無料化」を国に要望~野田首相も検討を指示

24日、当選後初めて5人の県議が勢ぞろいし、会議で選挙戦と今後の抱負、県議団の役割分担などを決めました。

 団長は引き続き私、副団長は宮川えみ子、阿部裕美子両県議、幹事長は宮本しづえ県議、政調会長は長谷部淳(あつし)県議です。

 このあと、地元新聞社の福島民報、福島民友へ5人そろって挨拶のため訪問。久保田県委長と町田書記長が同行しました。私は団長として5人の交渉会派になった抱負を聞かれました。

久保田県委員長が、5人当選で交渉会派となることができたのは、原発問題への党への信頼と期待がよせられたこと。TPP問題でも国へ反対をとの民主党政権に対する批判もよせられた結果と思うと述べると、各新聞者からも「どの選挙区へ行っても震災でも水害現場でも共産党候補の姿があった」といわれ、「放射能の線量測定に感謝している」とか「除染対策、検査機器をもっと早くそろえて」などの要望も逆に出されるなど、懇談も弾みました。

来週28日から、県議会の代表者会に参加することからスタート。12月県議会に向けた政調会もあります。翌29日は、知事申し入れです。その文書も準備しなければなりません。

その中で、選挙戦で私たちが公約に掲げた「18才までの医療費無料化」について、知事が投票日前日の19日に行なわれた平野大臣との懇談の中でこれを国へ要望したのです。

そして本日24日、佐藤雄平知事は、首相官邸で野田首相にも要望。野田首相も「関係閣僚に検討を指示したい」と健康不安の解消に努める考えを表明したと報道されました。

さらに、原発損害賠償の精神的苦痛についても半年後に半額と減額するとしていたものを撤回する方針も表明しました。

今回の選挙戦は、県民の思いと響きあって5人全員上位当選し交渉会派入りを果せましたが、知事や県当局とも響きあって早速県民要求が実現しつつあるということでしょうか。実質的に来週から始まる県や県議会が、非常に楽しみになってきました。

初孫が生まれました!

     【おっぱいを飲んでゲップもして。小さな手と初めての握手】

 県議選の真っ最中の今月16日、末娘が出産しました。私たちにとっては、初孫です。娘は帝王切開でしたが無事出産。3,000グラムちょうどで、女の子でした。

 娘はどこで出産すべきか迷っていましたが、放射能汚染の問題もあって新潟の長岡のご両親にお願いすることに決め、そのうち県議選が正式に11月となったことから、長岡の病院で出産することを決めました。お陰で私としては、安心して選挙をたたかうことができました。

 新潟のみなさんには選挙応援もたくさん頂き、公私ともに大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。みなさんから「二重の喜びだね」とお祝いの言葉をいただいて、あらためて喜びをかみしめているところです。

               【夫(じいじ)の顔をしっかりみつめて】

 そして、きのう23日午後に新潟へ行き、ようやく初孫と対面できました。夫も久々のだっこ。最初はこわごわでしたが、いろんな表情をする赤ちゃんに目を細めていました。

 私もだっこさせてもらいましたが、生後1週間たち意外にしっかり重く感じました。あたたかい「いのちの重み」でした。

 原発事故さえなければ、また違った対応になっていたかもしれません。そういう意味では、娘にすまない気持ちです。でも、それは今年出産された多くの母親たちにとっても同じでしょう。いろいろ悩み、不安も大きかったと思います。原発事故を起こした東電と国は、こうした人々の日常生活の営みを台無しにした責任をどう考えているのか・・・、といいたくなります。