16日県議団は、今年度中に避難指示を解除予定している飯館村の菅野典雄村長と南相馬市の桜井勝延市長を訪問し、懇談しました。
飯館村は、来年3月で解除予定、南相馬市は7月に解除予定とのことですが、まだどちらも住民との最終合意の決定がされたわけではありません。こうした中で首長として考えている課題や、県・国への要望などについて懇談しました。
菅野村長は、放射能による災害は、他の災害とは異質の災害である。元に戻してほしいという声がたくさん寄せられるが、ゼロに向かって戦はなくてはならない状態。放射能被害の感じ方は百人百様であるから、ベストではなくベターで答えを出していくしかない。国は、若い人と子どもが戻れない状態をつくったという重さをしっかり感じてもらいたい。
南相馬の桜井市長は、まだ仮設住宅で住まいなどを決められないでいる人が200人近くいるので対応していきたい。災害復興住宅などで対応できるよう考えていると話されました。南相馬市の渡部市議と荒木市議も同席しました。このあと、両市議とも懇談しました。