22日~24日は、企画環境常任委員会の県外調査でした。今回は九州地方北部へ。
22日は、北九州エコタウン構想を視察。ここは、北九州市の響灘地区の海岸を埋立てた工業団地です。26事業所のうち、自動車のリサイクル工場とOA機器のリサイクルを見学。
全て民間企業なので、見学センター以外は撮影禁止ですが、子どもたちなどの教育見学コースは整備され、公開もされています。
感心したのは、自動車の新車を組み立てる工場で研修もしているそうですが、これちょうど逆の工程で分解・分別を行うことで、99%資源として再利活用するとのこと。実際の作業工場内を視察しましたが、外でエアバッグをはずし、バンパーやミラー、エンジン、オイル、電子部品の配線まで徹底して手作業ではずします。イスをはずすと、機械がある工場内へ。フロントガラスを電気ノコギリでカットし外すと、今度は丸ごと車を大きな圧縮機械でつぶし、小さな鉄の塊にして終了。ここまでで、約45分間、解体作業が終了です。写真は、日産リーフ。
また、OA機器などのリサイクルも同じ。写真は、印刷機。リコーが、分解・リサイクルしやすいような製品にしたら、他のメーカーもそうなったとか。こちらは、1台20分で終了するそうです。女性や障がい者の作業所からなど約40人が働いています。
リユース・リサイクルを徹底するこの姿が素晴らしい!全国には、このようなエコタウンは26箇所あるそうです。