1/24、県議会の避難者支援等復興・再生特別委員会で、東京電力の福島第一原発を視察。この視察には、柳沼純子副議長も同行しました。
敷地内を視察する前に、第一原発磯貝所長から説明を受け質疑応答。私は、敷地内にある基準値越えのトリチウム汚染水が8割もあるが、地上での保管が県民の多くの声であること。北海道の千島南の地震を受けて防潮堤を建設するが、高さを海抜11メートルとした理由、原発構内で発生した作業員の事故や死亡事故への対応について質しました。
まず、社員食堂で作業員やスタッフのみなさんと昼食。定食は、和洋中も選べます。
1号機や3号機の爆発で壊れた建屋がみえる高台から視察。屋上のがれきを無人のクレーンを遠隔操作で取り除いています。3号機の燃料プールからの核燃料の取り出しは東芝の機器に不具合などトラブルが続き、ようやく今年春から開始するとのこと。1、2号機の排気塔の解体も線量が高いため遠隔操作で今年春から解体作業を行う予定とのこと。
汚染水のタンク群をみながら、原発建屋がある敷地に降りて行きます。津波の襲来でひしゃげた構内のタンクと15㍍の津波が襲来し、壁にその海水跡がみえます。
下の写真は、4号機建屋。核燃料は、事故後にこの逆L字型の構造物を建設し、すでに取り出してプールにはありません。
350億円かけた凍土壁の配管の一部です。
2号機の建屋北側です。1号機との間を海側へバスで移動。線量はかなり高い。
これは、構内で移動する作業員用の無人の電気バス。最近配備されたばかりだそうですが、無人とはいえ安全のため社員が同行しているとのこと。