14~15日の夜は、私の地元中田町海老根地区で開かれている「秋蛍」でお楽しみ下さい。「秋蛍」とは和紙でつくった行灯。地元の小中学生や大人のみなさんの作品をご覧下さい。
今年は、著名な書道家千葉さんが、「秋蛍」の作品づくりから関わって頂いたそうで、また彼女の知り合いのドイツや静岡の方にもよびかけて頂き、その作品も展示されています。明日、こちらへその海外の方もこられる予定とのことですが、心配なのは天気。
海老根地区は、和紙の原料を切り出しから始まり,それを手漉きで和紙に仕上げる350年前からの技法で、丈夫な障子紙の生産地でした。
その伝統手漉き和紙を漉く方が、たった1人になってしまうというくらい危機的な状態になったのが10数年前でした。
これを地元で復活させようと保存会ができ、市内のグラフィックデザイナーの方も、自然豊かな稲穂が実る田んぼのあぜ道に和紙でつくった灯篭、「秋蛍」を並べてみたいと始まったものです。実行委員会が毎年開催し、今年で11回目。
今年は、オープンニングセレモニーで中学生たちによるハンドベルが演奏され、「ふるさと」、「見上げてごらん夜空の星を」の涼やかな音色が、夕闇迫る田んぼに響き渡りました。
明日、中田町柳橋地区では午後3時から柳橋歌舞伎が上演されます。この2つを見る観光ツアーも組まれています。ただ、台風がちょうど明日あたり近づくかもしれない。何とか晴れてくれますように!